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MTBダウンヒルブレーキ対決!Shimano SAINT vs SRAM GUIDE

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購入当初はSram GUIDE Rがついていたdavinci wilsonくん。

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7月まで遡る話だが、転倒によるブレーキトラブルでGUIDEが使えなくなり、レース前で修理する時間も取れなかったことから、前のDHバイクからSAINTを移植した。

同じバイクでブレーキのみを変えたので、ブレーキシステムのみの純粋な比較ができた。

いろいろ差ががあって面白かったので、今回はそのインプレッションを書こうと思う。

 

ではでは、SHIMANO vs SRAMのブレーキ決戦をば!

 

両者スペック比較

インプレッションの前に両者の陣立を比較しよう。

Shimano Saint

 

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・重量312g(レバー+キャリパー、ディスクは除く)

・異径4podキャリパー

・サーボウェーブ・アクション機構

・工具なしでレバー位置のセッティング可能

 

異径4podのメリットは知っている?

ブレーキパッドは通常ディスクの回転方向の上流側の面圧が高いんだけど(2podだとブレーキパッドの上流側のほうが減るよね?ほらパッドって少し斜めに減るでしょ)、異径4podとすることで、上流より下流側のパッドを強く押すことで(押す力は面積x圧力なので、デカイピストンの下流側は強い力で押せる)プレーキパッドに均一に面圧を加え制動力を上げる仕組み。

見た目だけで部品数が増える異径4podじゃないんだぜ!

 

サーボウェーブはシマノお得意のブレーキレバーのレバー比を最適化させるレバーのピボットを変化させる機能。

パッドが当たるまでの空走ストロークを小さくして、パッドが当たってからのストロークを長くとることで操作性を向上させる仕組みになっている。

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シマノで最もパワフルなブレーキシステムだ。

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Sram Guide R

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・重量274g(レバー+キャリパー、ディスクは除く)

・異径4podキャリパー

・ダイレクトリンク(可変ピボットではない。上位モデルはスイングリングという可変ピボットになる)

・工具なしでレバー位置のセッティング可能

 

こちらは、DH、エンデューロモデル用ブレーキだが、Shimano Saintのように最高峰ってわけではない(最高峰はGuide Ultimate)。shimanoで言うとZEEくらいのポジションかな。

できれば最高峰対決!!としたかったんだけど、完成車についてたのがGuide Rだったのでしかたなし(^^:

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ちなみに交換した理由なんだけど、転倒でフォークとフレームの間にホースが挟まってダメージを受けてしまった。

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レース前でホースの注文が間に合わなかったので、Pivot PhoenixからSaintを移植した。

 

 

 

 

 

制動力

これはSAINTに軍配があがる。

富士見のAコースなど、ハイスピードからの減速でも、SAINTは少ない力で確実にバイクを止めるパワフルなブレーキだ。

もちろんGUIDEも制動力としては十分なのだが、人差し指一本で強力なストッピングパワーを発生させるSAINTはブレーキングが楽しい。

少ない力でブレーキをかけれることは、疲労の激しいゲレンデダウンヒルではアドバンテージとなる。1日ゲレンデを走ると手の握力が低下してくるが、そのような状況でもSAINTなら少し楽ができる。

とはいえ、繰り替えしになるけど、Guideでもストッピングパワーとしては十分。こちらも十分にダウンヒルで使えるだけの制動力である。

 

 

 

コントロール性

こちらはGUIDEに軍配があがる。ただ、これは各人の好みの影響も大きい。

ざっくりブレーキングフィールの感想を書くと、SAINTはレバーを引くとガツんとパッドがディスクに当たって、そこからはレバーの入力の強弱でストッピングパワーをコントロールするイメージ(もちろんパッドが当たってもストロークはするが)。

対してGUIDEはレバーを引いてパッドがディスクを捉えても、まだレバーが奥までスッとストロークし、レバーのストロークで(もちろん力の強弱も加わるが)ストッピングパワーをコントロールする。

どちらが優れているというわけではなく、単純にフィーリングの好みの問題だが、自分はオートバイレース出身で、ラジアルポンプマスターに近い感覚のGUIDEが好きだ。

 

余談になるけど、自分は高橋大喜プロの講習を受けてから、ブレーキレバーはできるだけハンドル内側にセットして人差し指がハンドルに対して斜めになるようなセッティングにしている。こうすると、自然と肘が曲がってハンドルに変な力が入らずコーナー曲がりやすくなる。肘突っ張ってハンドルにしがみつくと、バイク倒れないし、曲がらないから!

EWS #6 2016. Whistler, Canada. Photo by Matt Wragg.

EWS #6 2016. Whistler, Canada. Photo by Matt Wragg.

↑こんな感じ。EWSで拾った画像だけど、同じセッティングだった。

 

 

安定性

ブレーキ効力の安定感は両者とも十分。フェードすることは一度もなかった。

ただ、Saintはレバーを引いたとき、ブレーキパッドが当たる位置が走行中に変化することがある。走行前にレバーをベスト位置に調整しても、走行中にアレ?レバーが遠い!って思うことが何度かあった。

Guideはその点は安定している。

 

 

 

メンテナンス性

大きな差はないが、フルード交換の作業性は少しだけSaintが楽だ。

シマノは注射器でキャリパー側からフルードを入れるだけだが、Guideは上下に注射器を装着するのが少し手間。

あと、スペアパーツの入手の容易さを考えると、圧倒的にシマノに軍配があがる。

今回も、近所のワイズロードでSram Guideのホースが在庫してたらSaintに付け替える必要もなかったわけで。。。
(Saintもブレーキ移植に際してホース長足りなかったが、Shimanoホースは店頭在庫あったので問題なかった)

 

 

まとめ

同じバイクでブレーキだけ交換したので、ブレーキだけの違いを純粋に体験できて非常に面白かった。

自分の印象を端的にまとめると、ガツんとパワフルなSaint、ストローク奥までコントローラブルなGuideといった感じだ。

異なる製品なのでフィーリングの差こそあれ、どちらもワールドカップなどでバリバリ使われているブレーキシステム、両者とも、非常に良いブレーキシステムだった!

 

最後に対決なので自分のなかで勝敗をつけると、ややSaintに軍配があがる。何と言っても国産だし、自分のホーム、大阪の会社ですから!

 

 

 

 

 

 

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