最近のMacBook系は「USB-C」しか搭載されていない。
馴染みの深い「USB-A」、「HDMI」、「SDカードスロット」などの端子はおろか、MacBook独自の充電規格である「MagSafe」さえも過去の遺物としてしまったのだ。
USB-Cは万能規格で一番優れているのはわかる。そしてMacBookの外観はUSB-Cポートで統一され、非常にスッキリと美しくなった。
が、時代をリードするのが大好きなアップル社、「USB-Cを追加」ではなく、「全てをUSB-Cに切り替え」である。
ユーザビリティを無視して時代の口火を切るこの英断、シビレるぜ(信者目線)。
おかげさまで我々は、MacBookを買うと、USB-Cアクセサリーを急遽揃えなければいけないというわけである。。。
今回の記事は、MacBook Proをはじめ、USB-C搭載PCを使ううえで、是非とも持っておきたい便利アクセサリーを紹介する。
周辺機器が充実すると、MacBookの作業効率は大幅にアップする。
USB-C規格とは
規格に関する専門的な話はこの記事には関係ないので、超簡単にザクっと特徴を言おう。
USB-Cはパソコンの端子を統一しうる「万能規格」である。
マウス、キーボードなどの周辺機器だけでなく、ディスプレイ、電源、さらにネット接続までもが、一つの端子で可能になる。
しかも、情報の転送量も増え、最大100Wもの電源供給にも対応、しかも小型でモバイルに向いていて、裏表関係なく挿せるときたもんだ。
これを使わない手はない。
ただ、Appleは先走り過ぎてUSB-C以外の端子は全て捨ててしまった(あ、イヤホンジャックはなぜか残ってる。iPhoneからは排したというのに…)。
ちなみに、会社で使っているDELLは従来の「USB-A」、「HDMI」、「カードリーダー」に加え、「USB-C」が追加されている。
Appleが口火を切ったUSB-Cの流れだが、他社もゆっくりだが追随している。
オススメUSB-Cアクセサリー
1. USB-C多機能ハブ
MacBook ProからはSDカードスロット、USB-Aが捨てられたので、従来規格を使えるマルチハブは是非とも持ちたい。
48Rが買ったTUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CM1というUSB-Cハブは、USB3.0とSDカードスロットに絞った仕様で、44gしかない超軽量ハブだ。
ケースのポッケに入れてもかさばらないので、とても重宝している。
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ちなみに、Apple純正のUSB-C to USB-Aアクセサリーも持っていたのだが、コイツは無用のアイテムだ。多機能ハブを買うと全く使わなくなってしまった。
2. USB-C対応モバイルバッテリーRAVPower 26800mAh
USB-Cポートが搭載されて一番ありがたいことは、通常のUSB-C対応モバイルバッテリーからMacBook Proの充電が可能になったことである。
従来はMagSafeが使える専用モバイルバッテリーが必要だったが、USB-C化で通常のモバイルバッテリーから充電が可能になったので、大幅に便利になった。
26800mAhの超巨大バッテリはMacBook Pro 13 のフル充電3.7回に相当する容量。
iPhoneやデジカメも充電できるので、一つ持っておくと非常に心強い。
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RAVPower 26800mAh超大容量モバイルバッテリーをMacBook Proで使ってみた【USB-C対応】
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3. Anker PowerLine+ USB-C to USB-Cケーブル
MacBook Proにも「純正の白いUSB-C to USB-Cケーブル」がついてくるのだが、1.5mもあって非常に硬い。
モバイル性を高めるなら、柔らかくて取り回しの良いUSB-Cケーブルも揃えよう。
スタバでドヤするとき、長くて硬い純正ケーブルはテーブルの上でのたうち回り、非常に邪魔。スタイリッシュにドヤるなら、TPOにあったケーブルを。
4. USB-C to microUSB & Lighting ケーブル LOE TypeC USB3.1 高耐久ナイロン 2in1 ライトニング USBケーブル
片側が「USB-C」で、もう一方が「microUSB」と「Lightning」が付け替えられるようになっている。
このケーブルのメリットは、microUSBが主流のデジカメと、lighteningなiPhoneを繋ぐケーブルを一本で済むこと。
5. AUKEY USB USB Type-C充電器
MacBook Pro純正のACアダプタは大きくて重いので、小型軽量のUSB-C充電器があるとモバイル性が上がる。
二つあると、持ち出しの手間もなくなる(純正は家の壁コンセントに挿しっぱなしにできる)。
ただ一つ欠点があって、ACアダプターの容量不足で、MacBook Pro13をつないだ場合、充電速度が非常に遅い(iPhone程度なら問題なく充電できるが)。
MacBook Proを使いながら素早く充電したい人には不向きだ。
ACアダプタの容量と、小型モバイル性は背反するので、用途にあったものを選ぼう。
自分は外ではバッテリー延命のための給電ができれば十分なので、モバイル性重視で小型軽量なものを購入した。
充電器というよりは、給電器というポジション。
6. USB-CをMagSafe化するsnapnator
従来のMacBook系に搭載されていたMagSafeは、絶妙な磁力で電源ケーブルが保持されており、簡単に挿すことができるのに、いざケーブルを足で引っ掛けても、パソコン本体が引っ張られることがなく、ケーブルがいい具合に外れてくれた。
とても便利な上、リスクマネジメントにもなる素晴らしい電源ケーブルだった。
USB-Cになって充電の利便性は上がったのだが、引っ掛けてPC落下のリスクは怖かった。
そんなときは「snapnator」のMagSafeアダプターを使えば、USB-Cをマグネット接続できる。
控えめに言って、素晴らしいです。感謝感激のアイテム。
7. WiMax モバイルルータ
USB-Cアクセサリーというわけではないが、MacBook Proを持つならモバイルルーターは必須。
どこでもネットが繋がると、隙間時間にネット作業ができるし、調べ物や暇つぶしのネタに困ることはない。
いまなら「キャッシュバック」で安く手に入るので、狙い目。
普段のスマホの通信制限からも解放される。
ちなみに、今時のモバイルルータの端子は「USB-C」だ。
8.MacBook Proを車内急速充電できる39WのUSB-C Power Deliveryシガーライターソケット
めちゃくちゃコンパクトなのに、39Wもの出力があるUSBコンセント。
シガーライターソケットからほんの少しはみ出る程度の大きさなのに、MacBook Proを使用しながら充電できるくらいパワフル。
USB-C Power Delivery搭載搭載なので、対応機種はかなり早く充電できる。
車内MacBookが超快適になった!
安いし高性能だし、持っていて損なし。
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アマゾンの激安品だが、耐久性、品質とも問題なく愛用している。
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こちらもUSB-Cアクセサリー厳選7つ外だが、便利すぎるので、ついでに紹介する。
このキーボードカバーは、ホコリがキーボードの隙間に混入するのを防ぐだけでなく、うるさいMacBook Proのバタフライキーボードの打刻音を小さくしてくれる。
MacBook Proをすでにお持ちの方なら重々ご承知の内容だが、本当にキー打刻オンがうるさく、夜中、子供が寝ている横でキーボードを叩く時など、気を使ってしょうがないのだ。メリケン人は、日本の狭い家庭事情を考慮してないのか!(激オコ)
このキーボードカバーを使うと、打刻音はほぼ気にならないレベルにまで下がります。
JISキーボード、USキーボード用、どちらも販売されている。
これからは無双なUSB-Cが主流になる
MacBook Pro(MacBook)を買うと、USB-C関連のアクセサリーが多く必要になるが、時代は確実に利便性に優れるUSB-C化の流れ。
早めにUSB-Cの流れに乗って、損はない!
USB-Cは全ての周辺機器で使えて(ネット、ディスプレイも含めて)、転送速度が速く、裏表がなく挿しやすい、と素晴らしい規格。
1日でも早く世の中がUSB-Cの天下になって、「何種類ケーブル持たなアカンねん!」なケーブル規格地獄から、オサラバしたいです(たくさんのケーブルを見つめながら)。