先日、電動工具を使うため、車のシガーライターソケットからカーインバーター経由でジグソーを使っていたら、突然給電がストップ。
インバーター経由の100Vが車内でカメラ充電やパソコン充電で大活躍だっただけに、故障でかなり焦ったが、簡単なヒューズ交換作業だけで復旧することができた。
今回はシガライター以外のヒューズ系トラブルのため、ヒューズ配置図も載せておく。
シガーライターソケットの故障原因
完全なオーバーアンペア。
ガレージを持たぬ48Rにとって、車のDIYで電動工具を使うのは結構ハードルが高い。
マンションの地下駐車場の共用コンセントからコードリールを使う手段もあるのだが、共用電気で個人的な作業をするのは非常識。となると、電源がない!
ハイエースには100Vコンセントがついているものの、消費電力が大きな工具は動かない。
ならば自家発電!
というわけで、カーインバーターを使って電源確保、最初は快調にジグソーが動いていたのだが、作業終了寸前ということで、エヴァンゲリオンのバッテリー切れのように急に沈黙した。
ちーん。
ええ、アホです。
すぐにハッとなったんだけど、シガライターの容量を超えた電力を使ってました。。。とほほ。
まずはヒューズを疑え
電気トラブルならまずはヒューズ点検が定石。
一番簡単な、インバーターのヒューズは無事、となると、次は車側だ。
ハイエースのヒューズは次の4か所にある。
ほかの電気系トラブルにも参考になるように、ヒューズ配置図も載せておく。
ヒューズボックスの蓋は爪で止まっているだけなので、全て工具なしで外すことができる。
①助手席足元
助手席の足元の前方にある。
ヒューズカバーを外すとこんな感じだ。
ヒューズカバー内側にヒューズ配置図。ここにスペアヒューズが三つある。
②グローブボックスの裏(助手席足元から上を見るとある)
①のヒューズボックスから上あたり、グローブボックスの裏にある。下向きにあるので、グローブボックスを外す必要はなく、助手席足元からグローブボックス裏側辺りを見上げるとすぐに見つかる(けっこう辛い体勢だが)。
上の画像のようなヒューズボックスカバーがあるのですぐにわかると思う。
カバーを外す。
配置図。
シガライターソケットの「CIG」があった!
③エンジンルーム、バッテリ付近
助手席足元とセンターコンソール付近のカーペットをめくると、ヒンジがあり、その固定を外すと助手席が大きく後ろに倒れてエンジンルームにアクセスできる。
エンジンルームご開帳。
③のヒューズボックスは上の画像の赤丸部分、バッテリー前方にある。
ヒューズ配置図はこちら。
ヒューズを脱着する工具もカバーの裏側にある。
④エンジンルーム、エンジン前方
エンジンの前辺り、少々見辛いが、少し深い位置にある。
ヒューズ配置図
ハイエースのヒューズは以上の4箇所。
ヒューズの取り出し方
ラジオペンチか、③のヒューズボックスに入っているヒューズ取り出し工具を使う。
今回はシガーライターソケットのトラブルなので、②のヒューズボックスから「CIG」を取り出す。
結構硬いので、勢いよくすっぽ抜けないように、注意しよう。
ヒューズの点検、交換
案の定、ヒューズ切れ。
左が切れたヒューズ。
車にはたいていスペアヒューズが入っている。
①のヒューズボックスにCIGと同じ15Aのスペアヒューズが入っているので、これで応急処置(画像右のヒューズ)。
スペアヒューズをCIGに挿入して、あとは逆の手順でカバーを戻すだけ。カバーを被せて押せば、自動的にツメでロックされる。
慣れている人ならば、10分程度の作業だ。
ちなみに、今回切れたヒューズは低背と呼ばれる形式。
ヒューズ購入するときは、注意。
復活しました。
快調!
今回は深く考えずに、むりくり電動工具を使ったのが敗因。
150Wのインバータに、450Wのジグソーを使用してました。
ま、どうせフルパワー作業はしないしね、という安易な考え。。アホですアホです(アホすぎて2回言いました)。
カーインバーター側のヒューズはシガライターと同じく15A。ヒューズが切れるにしても、インバーター側のヒューズが先に飛ぶように、こちらを15A以下にすべきだった。
いくら車側にヒューズがあるとはいえ、ヒューズが切れるほどの電流を流すと、配線などが心配だ。
そもそも、後からインバータの説明書を読むと、「インバーターでコンプレッサーなどのモーター負荷を使う場合、「定格消費電力の10倍を目安にしてください」との文言が。ぜんぜんアカンやん!!
反省します。
また、スペアヒューズがないのも不安なので、ヒューズはすぐにアマゾンで注文した。めったにヒューズ飛ぶものではないが、スペアがないと心もとない。
皆さまもシガーライターソケットの電力使い過ぎには注意!
他にも「ハイエース」タグで色々と記事書いてます。よろしければ、そちらもどうぞ。