最近ヤフオクでPUSHのリアサスを手に入れたのだが、サグを測るOリングがない!
2人いたら乗車している時にもう1人にリアサスの軸間距離を測ってもらったらサグは測れるのだが、1人だとOリングがないとやりようがない。
頭を悩ませていたところ、リンクボルトに目印をつけてみる方法を閃いた!
これで簡単にサグを測れる上、メジャーなど測定器具もいらないようになって超便利。
元からついていたFox X2(これはOリングはついていた)の時からやっておけば良かったと後悔するくらい便利なので、ブログで共有します(48Rはスペシャライズド エンデューロなんだけど、他の車種でも応用できると思います)。
自分のバイクの適正サグの把握
サスペンションメーカーから、リアサスペンションの場合は25%〜30%が適正サグとアナウンスされている場合が多い。
また、フレームメーカーからサグが指定されている場合は、そちらの値に従うのがセオリーだ。
48Rが所有するSpecialized Enduroの推奨サグはマニュアルによると25%〜30%。
ちなみにサグはちゃんと推奨値を取りましょう。
フルボトムしたりストロークが余り過ぎるなら、サグで調整するのではなくエアサスならエアボリュームスペーサー、コイルサスならバネを交換して調整する。
サグが適正な状態だと、縮方向にも伸び方向にもストロークに余裕があるので、安定した接地が得られます。
サグを測るインジケーターを追加する
1人でサグを測るのに目をつけたのが、リンクサスの機構。
リンクサスはストロークするとリンクやリンクボルトの位置関係が変化するので、そこに任意のストロークした位置に印を付けておけば簡単にサグを測れるという寸法だ。
他のバイクでもストロークさせると色々リンクの位置関係が動くので、同じ手法がとれると思います。
手順①適正サグになるストロークを把握する
適正サグになるには何mmストロークすれば良いのか、メーカー情報から計算する。
Specialized Enduro の場合、リアサスのストロークは60mmなので、
- 25%サグなら60 x 0.25 = 15mm
- 30%サグなら60 x 0.30 = 18mm
ということになる。
手順②適正サグになる位置でリンクに印をつける
まずはストロークしていな状態のリアサスの軸間距離を測る。
ストローク0mmでは軸間距離は242mm。
次にリアサスのプリロードアジャスターを緩めて18mmストローク(サグ25%)になる軸間距離242mm-15mm=224mmになるように調整する(エアサスならエアを抜く)
224mmになったところでリンクボルトとアッパーリンクに印をつける。
同様にプリロードを調整して、サグが25%になる位置でも印をつける。
これでサグメーター完成。
縦の印が合えば25%のサグだし、斜めの印が合えばサグ30%と、メジャーを使わなくても一目瞭然!めちゃくちゃ便利です。
ちなみに48Rはインジケーターはビニールテープをカッターで切って使ったが、ゲージなどに貼る専用品も売られてます↓
装備をつけて適正サグになるように調整する
プロテクターなどフル装備の状態で壁に手を添えながら倒れないように自転車に跨って、サグを確認する(この時、減衰も全抜きにしておく)。
上の状態でサグ25%。ばっちりです。
ちなみにフル装備するのが面倒な場合、普段着に2kg~3kg背負えば大体OKです。
サグメーターまとめ
やってみてわかるんだけど、サグを測るためにメジャー持ち出す必要ないからめちゃくちゃ便利なんですよね。一部のメーカーの自転車は同様なマーキングがあるんだけど、有用なので全ての自転車に採用してほしいところです。
(↓はEVILのサグメーターです)
そういえば、数年前までRockshoxのフォークにはサグを測る目印がついていて、Oリングと目印を見るだけでサグを測れたんだけど、2022年頃からサグ目印がなくなって残念。。。
こういうユーザーフレンドリーな機構はコストかかっても残して欲しかったなぁ。