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ブレーキが効く!27.5DHバイクに220mmローター導入【ダウンヒル制動力アップ】

毎年毎年新しい規格が増えてくるMTB業界であるが、ブレーキで言えば注目は220mmの大径ローターでしょう!

ヘッドチューブが寝てホイールベースが伸びて29erになって、DHバイクのスピードは伸びるばかりで、強力なストッピングパワーが求められるようになってきた。そこで登場したのが従来の200mm/203mmより大径の220mmローター。

本来は高速DHのための新規格だが、48Rはストッピングパワーアップによる握力節約のため、自分の27.5inchダウンヒルバイクに組んでみた。

今回はそのレビュー記事です。

 

220mmローターの実力

従来のローターの最大径は200mm(SRAM系)/203mm(シマノ系)だったが、そこから10%大きくなったのが220mmローター。

ブレーキ径とタイヤ径はてこの原理の関係にあるので、ローターが 10%大きくなると、制動力も10%アップだ。

さらにブレーキディスクが大きい方がディスク自体の熱容量が大きくなるので、ローターの温度が下がってフェード(ブレーキ温度が高くなって効かなく現象)にも強くなる。

重量が重くなる以外、止めることに関しては全てにおいて200mm/203mmを上回るし、重量が重くなるのもゲレンデメインなら気にしなくて良いし、導入しない手はないよね。

 

220mmローターを組んでみる

今回はmaguraのMDR-P 220mmローターを選択。

重量級E-BIKEにも対応した制動力の高いローターだ。

2ピース構造でローター部がステンレス、その他部分がアルミのセミフローティング構造。ローター部の熱膨張をステンレスとアルミの連結部で吸収するので、熱に対する歪みに強いブレーキローターだ。

 

ダウンヒルフォークはROCKSHOXが200mm径ローター対応、FOXが203mm系ローター対応なので、ブレーキキャリパーにアダプターを噛ませる必要がある。

48RはFOXユーザーなので、203mm→220mm のアダプターをQM46購入。

 

SRAMのダウンヒルフォークなら、200mm→220mmのQM40アダプターになる。

(160mm→180mm用のアダプターが200mm→220mmに使えます。要は20mmUPアダプター)

 

220mmローターの実力

フロントは220mmローター、リアもついでにMagura MDR-P 200mmローターに変更した我がSUMMUM君。

さて、その性能は!

 

とにかくブレーキが効く

外径アップの効果は大きく、また、MDR-Pローター自体、穴が少なくパッドとの接触面積が大きので、前につけていたシマノの203mmローターよりバイクが止まる止まる。

軽い力でフロントロックまで持ち込るほどの制動力は、ダウンヒルにおいてかなり握力を節約できるので、特にコース後半の疲れの軽減に効果的だ(腕が上がってくると、ブレーキ握り続けるのも辛いものね)。

また、ブレーキが効きすぎて握りごけしないか不安もあったのだが、むしろ軽い力でブレーキが効くほうが繊細なコントロールがしやすく、以前よりフロントブレーキかけすぎでフロントが抜けそうな感覚もない。。

 

 

重量増はダウンヒルでは気にならない

今回装着したMaguraのローターは245g。

シマノの203mmローターより60g重くなったのだが、そんな違いトーシロの48Rには感じられるはずもなく、ブレーキが効くメリットの享受しかないです。

ブレーキしんどいな〜って思ってたら、220mmローター待ったなし。

 

 

まとめ

新規格の220mmローター。

今回装着したMagura意外にも、シマノやSRAMからも220mmローターが登場したし、性能良くて今後主流になりそうにも思えるほど。

200mmクラスのローターでブレーキしんどいって思っているひとは導入する価値ありかと思います。

 

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