春の定番、栂池ロープウェイからの白馬沢右股に行ってきた。
この日はオープン日の立山とも迷ったんだけど、最近の自分の山行スタイルはずばりアフターのビール重視。うまいビールを飲む為に登っているといっても過言ではない。
立山に行くとすると、みくり泊での温泉ビールはそれはそれはタマラナイ魅力なんだけど、翌日曜日の大荒れは避けたい。となると日帰り立山になるけど、乗り物で下山してからのビールは色々とめんどうくさい。
いかに旨いビールを飲むか熟慮した結果、定番の白馬ナイト満喫プランの白馬BCとした。
最近流行の二股から歩くハード山行はせずに、ロープウェイでスマートに高度を稼ぐ。さらには朝一便争いにも参戦せず、ゆるりと入山。
どーせザラメ狙いで雪が腐る心配もなし。朝はギリギリまでお布団で寝て、のんびり行きましょう。
今回のクルーは皆スプリットボードを持ってるけど、ソリッドボードで出動。
最近はあまり歩かない山行なら、シンプルなソリッドボードが楽ちんちん。
板は担ぐとしんどいので、引っ張りスタイルが楽。稜線出るまではこのスタイルで登った。
とぼとぼ。
いやはや暑い。自然園から船越の頭の手前は風があまり当たらないので、気をつけないと汗でかなりの水分が失われる。
最近のワタクシメの研究だと、ウェアのベンチレーションはの解放もちろんのこと、社会の窓も全開にするとスコブル調子良い。
ほら、アレって熱に弱いっていうじゃない。
おまけに血流も集中しちゃったりするので、アレを空冷することによって熱によるパワーダウン防止と血流を冷やすことで効果的に体温を下げられるとか、下げられないとか。
なのでワタクシの社会の窓が開いてても、決して閉め忘れているのではなく、スマートで効果的な身体の冷却を行っている知恵者なのだと生暖かく見守ってほしい。
皆々様もお試しあれ。
稜線着。風があるので、ちょっと寒い。おまけにどピーカンかと思ってたけど、ちょい薄曇りで写真映えしないことよ。とほほ。
やっぱ、空は青くないとねー
ま、もうちょい歩きますか。
逆Y字ルンゼは先週の八方尾根スキー場からの観察で賞味期限切れているのは確認済み。よって、予定通りスルー。
今日は右股なので、さらに10分ほど稜線を歩く。
稜線の雪も適度に緩んでいて、スノーシューのまま快適歩行。結局アイゼンを使う必要もなくドロップポイント着。
ではではお楽しみの滑走タイム。
その先もノドの手前までは快適だったけど、ノドからはガタガタデブリ&雪崩溝&落石で修業系。。
数日前に降った雪が落ちた感じで、タイミング悪かった。この時期の降雪はむしろめんどくさーい。
それでも白馬沢ボトムのパーテーランは快適滑走。ちゅるちゅるのザラメで気持ち良かった!(一気に滑ったので画像略)
全国の白馬ファンが気になる下山の積雪状況だけど、白馬尻から猿倉までは積雪少なく林道は一部沢が出ている。
通常、ここが割れるのはGW後のはずなんだけどねぇ。雨上がりは危険か?!
除雪も猿倉まで済んでいるのはいるのは事前に確認済みなんだけど、それにしても周りの雪が少なく、猿倉駐車場の雪の壁も超低く残念きわまりない。。今年は残雪少なく残念ねぇ。
楽しんだ後はこの時期恒例の残業タイム。
しんどければ、しんどいほど、アフターのビールが上手くなると言い聞かせ、我慢の行軍。スキーヤーの友人はブーツまで背負って超重そう。。
二股まで約一時間。
おつかれ山ー!
(ツイッター的板並べ画像略)
で、お楽しみの白馬ナイト。
白馬の超ローカル居酒屋で外人はおろか、スキー客、観光客もほとんどいない。いかにもな村の居酒屋さんだ。
かんぱーい。ぐびぐびぐびぐびー!ぷはー!うまー!
普通の居酒屋だけど、どの料理もちゃんと作ってあって、どもれおいしかった。
ワインが進むくん。
とくに、翌日は滑らないと決めているので、お酒が捗る(笑)
5時間ぐらい飲んだところで淡水化物が切れたので、23時過ぎにも関わらずスパゲッティを作り出す。
ゆうくん作の脂とこごみでおいしいスパゲッティ絶品でした。
(生ハムカットで指切って、ばんそうこうとりに行って転倒して右手をすりむいて怪我だらけだけど、料理の腕は流石だ)
飲んで食って飲んで食っての危険な夜は更けていく、、、
翌4/17は大荒れの天気。
滑らない日と決めたくせに、八方が爆風運休と聞いてなぜか安堵感のクルーたち。
皆、雪山にいると滑らなアカンという強迫観念じみた潜在意識があるのだろうか(笑)
サウンズライクカフェでのんびりしてから帰宅。
滑りも夜も楽しく充実の週末でした。
おつかれ山でした。