一度食べたら忘れないインパクトのはんごろしキムチ。
身体中の血管が目覚めるような鮮烈な辛さと唐辛子と発酵食品の旨味が凝縮されたキムチは、仲間界隈では中毒者続出である。
例に漏れず48Rもはんごろしキムチ中毒なのなのだが、今回は「はんごろしキムチ」を愛してやまない48Rのオススメする食べ方を紹介する。
はんごろしキムチについて
そもそもはんごろしって何?と、皆様最初に思われるのだが、野沢菜の水分を半分絞り込んだ状態をはんごろしと言うそうである。
通年製造している通常タイプと冬期限定品(12月~3月末)の生タイプの2種類があって、48Rが好きなのは生タイプ。
生は加熱殺菌を一切しない作りたての漬物だ。辛さが鮮烈で野沢菜も水々しく、若々しくてフレッシュな激辛フードだ。
一方、通常タイプも激辛なのだが、こちらはすこし辛さや味わいがこなれて角が取れた感じの味わい。
48Rにとって、スノボーのお土産に欠かすことのできない存在だ。
(白馬なら駅前の藤屋土産物店で購入可能)
お勧めの食べ方について
はい、本題。では、そろそろオススメの食べ方を紹介しよう!(記事書いてるだけでヨダレが)
①そのまま食べる!
辛いものが得意なら、ぜひそのままで食べて頂きたい
いわゆる野沢菜キムチなのだが、ただの辛いお漬物と侮るなかれ!!
魅力はなんといっても、シャッキリした旨味の濃い野沢菜漬けに、唐辛子の甘みのコラボ!そして、そのあとから来る全身の血管が広がるような鮮烈な辛さはヤミツキ系!
唐辛子に甘み?そう、おいしい唐辛子って辛さの向こうにフルーツのような甘い香りと味が感じられるのだ(美味しくない唐辛子はただ辛いだけだが)。
その甘みと野沢菜漬けの塩味の効いた旨味がとても華やかでベストマッチング。後から来る辛さは強烈なのだが、ファーストバイトがとても華やかな味なので、お箸が止まらない止められない(結果滝汗がでるまで止まらない)。
激辛好き以外にはいささか強烈な辛さだが、その前に立体感のある野沢菜が発酵した旨味と唐辛子の甘みのハーモニーが感じられるはずだ。
②白ご飯にのせる
ご飯って偉大。漬物がご飯と合わさると相乗効果で1+1が2以上、3とか4に化けるよね。
はんごろしキムチとご飯の相性もいわずもがな。
③納豆はんごろしキムチ
納豆の粘りが辛さをマイルドにするので、辛いものが得意でなくても食べやすいのが納豆はんごろしキムチ。
コツは納豆のタレを投入するまえに納豆をよくこねること。糸が良く引くので、さらに辛さをマイルドにすることができるのだ(ついでに納豆の香りもよく立つ)。
はんごろしキムチが納豆の臭みを抑え、かつ納豆の旨味、漬物の旨味をお互いに引き立てあう。食感も納豆のねっとり感に野沢菜のシャキシャキ感が良いアクセントで相性抜群。
ごはんも止まらないが、ビールも止まらなくなる最高のおつまみにもなる。
④マヨネーズ和え
これも辛さがマイルドになるので食べやすい。
マヨネーズの酸味と風味がはんごろしキムチの辛さを抑え、旨味を引き出す。おいしい唐辛子は最初の一口目には甘みを感じるが、マヨネーズが加わるとさらに甘く、まるで果実を思わせるくらいだから不思議だ。
あ、48Rはマヨラーなので、マヨ比率が多め。
高コレステロールがなんぼのもんじゃい!
⑤ポテサラのはんごろしキムチ和え
辛さが苦手な人にオススメなのが、ポテサラはんごろしキムチ和え。
ポテサラで辛さがマイルドになるだけでなく、ジャガイモと一緒に食べることでキムチの旨味、ジャガイモの甘みがお互いに引き立て合うゴールデンコンビ。
オカズ、酒のアテどちらでもオッケーの万能メニューだ。
⑥オンザ・カップ焼きそば
甘辛ソースのソース焼きそばには、旨味と塩味と辛味が備わったはんごろしキムチが相性抜群
これからは焼きそばには紅ショウガなぞ入れず、はんごろしキムチですよ。
また、ジャンクな食べ方はウマいと相場決まっている。さらにマヨネーズドボドボに入れても最高だ。
ちなにみ、はんごろしキムチ自体塩味が強いので、塩だれ系のカップ焼きそばとは相性が良くない。甘辛ソース系と合わせるのがポイント。これ大事。
⑦チャーハン
ご飯と相性抜群なので、ごはん系の料理と合わないわけない。
卵と半殺しキムチだけで簡単おいしいチャーハンに。
フレッシュさが売りの半殺しキムチなので、キムチは焼き終わる直前に投入して軽く熱を入れるだけにするのがポイント(ちなみに、チャーハンは数少ない48Rが作れる料理のひとつ)
想像するだけでビールが飲みたくなる。
⑧オンザ・豚の生姜焼き
豚のしょうが焼きといえば、豚肉の定番料理法でとてもおいしいが、ちょっと味が濃くて、くどさもあるよね。
はんごろしキムチを乗せることで、さっぱりと食べれるだけでなく、辛さと漬物の旨味が豚の味を引き立ててくれるので、生姜焼きがさらに美味しくなる。
初めて試したときはその抜群の相性の良さにビックリポンですよ。ロースの脂身の甘いこと甘いこと。
豚肉とキムチの料理法といえば豚キムチ炒めが代表的だが、はんごろしキムチの場合は熱をいれないほうが断然おいしい!豚キムチみたいに一緒に炒めると、せっかくの野沢菜のシャッキリ感や風味を弱めてしまうのだ。
というわけで、一緒に炒めずに上に乗せるのがポイント。
米がススム(太る)。
⑨ホルモンのはんごろしキムチ炒め
ビールが悪魔的に進むシマチョウのはんごろしキムチ炒め。ホルモン好きならコレ!
フライパンで塩降ったシマチョウを炒めて、余分な脂をキッチンペーパーで吸い取りながら焼き上げる。そして最後にはんごろしキムチを入れて1分炒めれば完成。
シマチョウの脂を吸ったはんごろしキムチはシマチョウのクドさをスッキリさせてくれるし、なによりキムチの辛さ旨味がシマチョウを美味しくする最高の調味料だ。
美味しすぎて、ビールが止まらない。
あっさり系なら、砂肝炒めにはんごろしキムチも悪くない。
ビールにもご飯にも合うすごいのできたよ。
⑩カレーの付け合わせに
カレーにキムチ?いえいえ、これが抜群なのですよ。
騙されたと思ってやってみて。意外や意外、福神漬けやらっきょうに負けず劣らず。これで安いレトルトカレーも辛旨カレーに!
ええい、長野の野沢菜キムチは化け物か!
あとがき
はんごろしキムチが冷蔵庫にあるだけで食事や酒のアテの幅がぐんっと広がってとても重宝する。
冬は冷蔵庫に欠かさないように、ぜひスキースノボのお土産に買って帰ろう。(目標は大ヒット商品になり、大増産されて、東京のスーパーでも買えるようになることだ!)
また、ほかにもオススメの食べ方があったらコメント欄でぜひ教えてください♪
最近はたこ焼きにも入れてしまいました(笑)