ジムニーのMT/AT比率調査

街中でカッコ良いジムニーを見かけるとついつい室内もどんなカスタムをしているか覗き込んじゃうんだけど、さすがジムニーだけあってMT比率がめっちゃ高い。

そこでジムニーのMT/AT比率が気になってネットで調べてみたのだが、MT:ATが「30:70」とか「2:8」とか「2:1」という記載が出てきてなにがなにやらわからない（口コミっぽくて信憑できるソースもなさそうなデータだったし）

うーむ、販売店やディーラー情報なら信憑性はあるのだが、そいうところは情報を発信していない。

というわけで、48Rがいっちょ調査してみるか！ということで、駐車場で見かけたジムニーのMT/AT比率を調査してみた。

300台くらい調査したので、そこそこ信憑性はあると思います（主に東京と長野県でのデータなので、地域性の影響はあるが）。

これがジムニーのMT/AT比率

調査方法は48Rが駐車場で見かけたジムニーのミッションを集計している。

下のグラフはJB64ジムニー、JB74ジムニーシエラ、JB23ジムニー別のMT/AT比率である。

（円グラフ中の文字は「ミッション形式、集計数、比率」の順番）

ミッション形式は、以前ブログ記事にしたボディカラー集計と違い駐車中のジムニーしかデータとれないので、335台集計するのに、3年かかってます。長かった。。。

MT/AT比率の考察

調査してみたところ、JB23ジムニーとJB64ジムニーはMT比率が高く、逆にJB74ジムニーシエラはMT率が低かった。

MTが多いというのは、ジムニーという車を考えると、MTの操作を楽しみたい層や、ちまたの「ジムニーのATはダサい」という謎の風潮の影響だと思われる。

もう一つの要因として、ジムニーのATは燃費が悪いというのもあるだろう。

JB64とJB74のカタログ燃費を比べると下表の通り。

燃費表をみると、ジムニーの場合はATの燃費がMTに対して9割程度しかない。

これはジムニーに搭載されるATが現在主流の6速以上の多段ATではなく4速しかないためエンジンの効率の良い回転領域から外れてしまったり、現代のATでは積極的にロックアップ制御が入るのに対し、ジムニーのATの場合は3速/4速でしかロックアップしないなどが要因と思われる（それでもJB23のロックアップなし4ATからは進化しているが）

仮に10万キロをカタログ燃費で走行したとしたら、JB64のATはMTより17.5万円も燃料費が高くなる計算である（ガソリン価格180円で試算）。

また、調査していて意外だったのはJB74ジムニーシエラのAT率の高さ。

ジムニーというとMTが好まれそうなのだが、シエラの場合は実に3/4がATだった。これについてはあまりパッと思いつく要因はないのだが、JB74のほうはコアなジムニーファンというより、乗用車の延長でデザインなどで選んでいる層も多いのかもしれない。

ほかにも色々要因はあるのだろうが、あんまりコレだ！というのは思いつかなったので、なにか良い考察があれば、コメント欄で教えて頂ければ幸いです。

（考察に自信がないので、ご意見お待ちしております）

他にもJB64/JB74ジムニーのカラー調査やJB64 vs. JB74の販売台数調査は別記事でまとめてます。

よろしければ、コチラもどうぞ。

他にも「JB74ジムニーシエラ」タグで色々ジムニー 記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。