今年もハードコアダウンヒル道場、ヒルズにやってきた。
気持ち良さを求める昨今のコース作りとは対極の、ワールドを意識して作成されたという肉体的にも精神的にもとてもハードなコース設定である。
さらに今年からは新上級コースがオープンされ、国内では圧倒的最難度のコースとなっている。
富士見などでは、初心者がノリと勢いで上級者コースに迷い込んでもなんとかなるが、ウィングでは乗って下るのは不可能、自転車を投げ捨てて帰りたくなるくらいだ。
育児のあいまの参戦なので、基本家から近い富士見以外は参戦しにくいのだが、ハードなコースにチャレンジしてこそネクストレベルに行けるというもの、ヒルズはチャレンジせねばなるまい。
行くしかない。
ウイングヒルズは遠い!
前日は早めに家を出たものの、ナビは片道420km、移動時間は5時間半と告げている。
後半は眠気との戦いで、ヨロヨロと午前2時に現地着。
土曜日の試走前に、既に長時間ドライブで疲労困憊である。
試走編、いきないクラッシュ!!
一本目からフロントつんのめって側転気味に大ゴケ。
ロックセクションに叩き付けられて、いきなりiPhoneが死亡!
ドカーン!
まるで銃弾でも当たったかのようなマイiPhoneちゃん。
普段から画面が割れないように、ポッケには液晶が身体側に向くようにしまっているのだが、強烈な衝撃がiPhone本体を凹ませて画面を貫いた。
皆さん、ダウンヒルの時のケータイの携帯は注意しましょう。
10mm厚のハガネの鉄板ケースでも用意しようかな。ブツブツ。
自分はこのクラッシュ以降、ロックセクションを通ることはなかった。。。。
つか、非常に写真の少ないブログになってしまった。
コースの感想は激ムズ!
コース図はこんな感じ。なんだか楽しそうなアスレチック調のマップだが、中身はハードコア。
スタートしてから、ゲレンデを抜けて林に飛び込むと、コースの中でも最難関のエリア。難しいアトラクションが満載!
特にロックドロップ、ロックセクション辺りの斜度はとんでもない。最初見たとき、おもわず「なんじゃこりゃ~!」と声をもらしてしまった。写真では伝わらない斜度がそこにある。
arsw兄から写真を拝借。
それに続くV3ジャンプもけっこう大きい。
結局48Rは一本目のロックセクションのクラッシュのあとは斜度の一番キツイところを避けるラインどり。ロックセクションもその横を迂回するラインにした(迂回路ではなく、本コースの難易度が簡単なライン)。
距離走るのでタイムはロスするが、こけたらもっとタイムロスするし、そもそも翌日曜日は雨予報でさらに難易度が上がるので、土曜のうちから迂回路一本に絞って攻略したほうが良いというアンパイ判断。
ええ、ジャンプも、もちろん迂回ですとも!
その他はゆっくり走れば難しくないけど、プッシュするとヒルズ独特の激荒れの路面がコースを難しくする。
途中で雨が降ってきたので、マキシスのウェットスクリームに交換した。
が、交換中に雨が上がり、結局コースは林の中がちょっと湿ったくらいで、ほかはドライのまま。。。
練習後半はマッドタイヤでドライを走ることになってしまった。
高いブロックが大きな間隔で配置されているウェットスクリームではなんというグリップ感のなさか。
タイヤがコーナー外に逃げる感覚が強く、コーナーで全くバイクを倒せなくなってしまった。
特に硬い路面ではグリップ薄く、なんでもないコーナーでリアが大きく流れてバイクが横向いて転んでしまった。
乗りにくいが、ま、これも勉強。どれくらいの路面ならウェットタイヤが有効か、一つ経験値が増えた(ポジテブシンキン)。
最後はINUEさんにアドバイスもらったりで、感触が良く試走を終えることができた。
そんなこんなで一日目終了。
本日もおつかれ山でした。
セッティングメモ
タイヤ
前:マジックマリー(チューブレス) 後:マジックマリー(チューブド)
空気圧 前1.6 後1,8
フォーク:2017 Float 40 Factory
エアボリュームスペーサー2個
エア圧48psi(サグ40mm)→ボトムするので53psiに変更
リバウンド 18クリック戻し
ハイスピードコンプ 18クリック戻し
ロースピードコンプ 14クリック戻し
リアサス:2017 FOX FLOAT X2
エア圧130psi(サグ21mm)→ボトムするので140psiに変更
ハイスピードリバウンド 17クリック戻し
ロースピードリバウンド 20クリック戻し
ハイスピードコンプ 22クリック戻し
ロースピードコンプ 20クリック戻し
*減衰は全て全閉(右回り一杯に回した状態)から、何クリック戻しで表記
富士見に比べると、ハードなコースでストロークを使い切るので少しエア圧をアップした。