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PR ハイエース雑学

ハイエース200系4型 初回ディーラー車検の費用と内訳


ハイエースも新車購入からあっという間に2年たち、初回車検に出してきた。

車検は安全に運行するためには必須とは認識するも、出て行く費用の額からちょっと憂鬱なイベントよね。

今回はワタクシメのケースを例に、ディーラーで車検を出すと、なにがどの程度かかったかを晒します。

 

ディーラー車検は高いけど、見積もりの内容そのまま、営業マンの言われるがまま車検を受けるのではなく、余計と思われる項目はガンガン削って車検を受けました。

特にディーラーは車検商法でガンガン不要な整備を見積もりに入れてくるので。。。

 

48Rの毎年、車検での整備内容と費用をまとめている記事はコチラ。

ハイエースの車検費用まとめ 〜新車購入から4年目までのディーラー車検費用を公開します〜

ハイエースを新車購入して4年が経過し、1年目点検と2年目以降3回の車検を受けてきたので、その費用と整備内容を公開します。 全てディーラーで車検を受けてます。 ハイエースの維持費の参考になれば幸いです。 ...

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参考になれば幸いです。

 

 

車検は新車購入したディーラーです

車検を受ける上でディーラーが一番費用が高いことには間違いない。

ただ、費用が高くとも、一番車検整備のクオリティが高いのもディーラーだ。

ま、多少はディーラーの養分となることも自覚しつつ、やっぱりトヨタ車のことはトヨタディーラーが一番よく知っているし、一年点検でも見てもらっており、ずっと同じところで見てもらえると不具合の早期発見に繋がるなど、安心感も買う意味も込めて自分はディーラー車検を選択している。

 

 

ところで、商用車の車検周期は乗用車より短く、財布が痛い。

乗用車なら初回3年、以後2年ごとだが、商用車であるハイエースは初回が2年、以後1年ごとの車検を受けなければならない。

ハードな使い方の商用用途に使っている商用車なら納得できるが、乗用車として商用車をつかっているユーザーに対しては、多くのユーザーが過剰整備になるはずだ。商用車は乗用車に比べ、頑丈に作ってあるし、乗用車として使うハイエースバンは2年ごと車検になると嬉しいのだが。。。(乗用車用途と嘘つくハイエースバンが続出するから無理だどうけど)

 

初回車検の見積もり内容

最初に出された見積もりはこんな感じ。ちなみに、走行距離は2年で35111km。

IMG_8705 (1)

総額は101,113円。さすがディーラー様である。

 

さて、順番に精査していきますか。

まずは、簡単なものからやっつけていきましょう。

 

法定・諸費用

34,770円。

ここはどこで車検受けようが同額だし、法で決められた金額なので、なにも言うまい。

 

検査代行料

8,640円。

平均で10,000円弱なので、これもなにも問うまい。

気持ち安いようだが、ディーラーは整備費用が高いのであえて代行料を低く書いているような。気もしなくないけど。

 

整備代金

いよいよ本丸。

整備代金しめて57,703円でございます。た、高い!

では、整備の内容の内訳について、ねっとりと精査していきますか。さすがに6万円弱もなにも考えずにポンと払えないので、いらんもんはバッサリ切らんとね。

IMG_8708

12ヶ月法期点検

23,544円。

ディーラーの整備点検なので、多少お高いが、トヨタ車を一番たくさん扱っているノウハウ料と考えて、まあ納得。

お値段は事前の基本料金見積もりで調べているしね。

スクリーンショット 2016-08-07 8.54.32

定期点検での整備項目は法律できまっており、詳しい整備内容はリンク先のサイトが詳しい。

 

ちなみに、ワタクシメは街で良く見かける60分スピード車検が大嫌い。

60分の急ぎ作業でちゃちゃっと終わらせるより、むしろ600分くらいかけてねっとりと点検して不具合箇所見つけてもらったほうが、全然良いに決まってるやん!

 

 

 検査機器による測定検査料

10,800円。

いわゆる車検場ではなく、民間工場で車検を取るための測定の費用。

普通は7,000円〜10,000円かな。ちょっと高い。

 

ヘッドライト調整

1,944円。

基本整備料に含まれてないの?って思ったけど、48R号は自動光軸調整の調子が悪いのか、ヘッドライトが上向き気味。いままで何度か対向車にハイビームと勘違いされてパッシングされたので、ちゃんと調整してもらいたかった。

 

トーイン調整

2,376円。

これは見積もりから除外。

新車から2年でトーインが狂うなんて、天下のトヨタ車じゃありえんでしょう。

こんなのは、どこかぶつけた、ハンドルが左右に取られる気がする、タイヤが偏摩耗するなんてときにだけ受ければ良いと思う。

 

ブレーキフルード交換

フルード代1,814円、工賃4,320円、合計5,134円。

ブレーキは安全に運行するための車の重要な機能だ。そこが新車から2年で交換が必要なほど劣化するわけないでしょう。

ということで、見積もりから除外。

まして、乗用車ならば初回車検は新車購入から3年後、つまり最初の3年は無交換なのに、2年で交換の必要性があるなんて到底思えない。

ディーラーの利益構造の一つに、工賃商法があると思うのだが、ここのディーラーは先代ハイエースの頃からやたらと1年ごとのフルード交換を見積もりに入れてきて困ってしまう。。

48Rの場合、走行距離の80%くらいは高速道路か信号のない田舎道なので、ブレーキに対しては相当なマイルド条件なんだけどね。

 

とはいえ、ブレーキは命を預ける重要なパーツ。

今回のような過剰頻度な場合は見積もりから抜くけど、前のハイエースは3年に一度(車検3回に一回)交換するようにしていた。フルードはブレーキの熱による劣化だけでなく、大気中の水分を吸収して劣化するので、自分のようなブレーキをあまり使わない走行メインでも、ある程度の期間で交換したほうが良い。

 

ブレーキメンテナンス&クリーニング

部品代1,512円、工賃2,160円。合計3,672円。

これも基本整備に含まれてほしいところだけど、ブレーキのクリーニングは実はかなり重要。

パッドのダストで汚れるだけでなく、ブレーキキャリパーのピストンが汚れるとブレーキの作動性が悪くなるので、これはお願いした。

 

オートバイレースや自転車レースもやってるんだけど、ブレーキクリーニングは整備の基本。

さすがに車のブレーキクリーニングは自分ではやる気がおきないので、こういう作業はディーラーよね。

 

 

パーキングプレーキ調整

1,944円。

安かったかし、ちょっと気になってたからコレはお願いしたが、よくよく調べるとトヨタの法期点検の項目に含まれているじゃない!

12ヶ月法定点検と個別工賃で二重取りしてない?ディーラーに次の車検でなぜ別料金なのか、突っ込んでみよう。

 

バッテリー液補充

54円。

安いけど、2年程度ではまったく必要ないので見積もりから削除。

 

 

ウィンドウォッシャー液補充

486円。

定期的に交換が必要な項目だけど、Amazonで買うと2Lで300円もしないのに、なぜにちょっと減った分補充してもらうだけで486円も取るのか。

というわけで、見積もりから削除。

 

 

フロントワイパーラバー取り替え

ワイパーラバー864円x2個、工賃864円。合計2,592円。

これは除外。

48Rの場合、冬に備えてガラコの撥水ワイパーを自分で取り付けているので、ディーラーで交換する必要なし。

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バッテリーターミナルメンテナンス

部品723円、工賃410円。合計1,133円。

特に必要性も感じないので、見積もりから除外。

 

 

クーラントサプリメント

3,024円。

ハイエースを含むトヨタ車の多くが、長寿命のスーパーLLCを採用している。

何故に商用車の初回車検の2年目でメンテが必要??アホかいな!!

交換推奨はトヨタ公式HPで16万キロ走行か7年じゃ!
(↓赤線部ね)

2016-08-08 19.08.27こういう、無知な人を騙すような見積もり、止めてもらいたい。

 

 

見直し後の見積もりは

上記の検討内容を反映した、最終的な内容はこんな感じ。

IMG_8710

不要な整備項目はガッツリ削った。

見直し前の57703円から、見直し後は41904円。しめて15799円安くなった。

 

合計金額はこのように。

IMG_8709

総費用は85,314円でございます。

これ以上の節約は、「12ヶ月定期点検」と「測定検査料」が大きいのでディーラーでは厳しい。

ま、自分はある程度はディーラーで車検を受けるメリットも感じているので、納得の範囲内かな。

もっと安いところを探すと、よくある激安車検屋さんなどの場合、法定費用34770円はそのままで、車検代行が9800円、整備点検が15000円で合計59570円程度。

しかし、自分は約2万5千円高い8万5千円払っても、安心感や、ちょっとした不具合はクレームで無料修理してくれたり、洗車してくれるなど、ディーラー車検のメリットはあると感じているので、最終的な見積もりで車検を受けることにした。

 

 

まとめ

ちゃちゃっと一記事書くつもりが、結果的に長々と書いてしまったが、車検をどこで受けようが、結局はユーザーの自由。

自分が納得できる価格とサービスのバランスをとれたところで受けるというのがポイントで、ディーラーのサービスが見合わないと思えば激安車検でもオートバックスでも、ユーザー車検でも良いのです。

要は自分が納得して払えるところで受けるのが、財布にも精神的にも一番良いのだ。

 

ただ、不要な整備で必要以上にお金を支払うこともあるので、見積もりそのまま車検を受けるのではなく、整備内容は詳しく聞いて取捨選択はしたほうが良いですよん。

 

 

48Rの毎年、車検での整備内容と費用をまとめている記事はコチラ。

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参考になれば幸いです。

 

 

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他にも「ハイエース」タグで色々と記事書いてます。よろしければ、そちらもどうぞ。

 

 

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