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JB64/74ジムニーにルームミラー型ドラレコ(リアカメラ付き)を取り付ける 〜配線方法解説〜 デジタルインナーミラーとしても超便利!

ジムニーに前後カメラのドラレコを取り付けた。

もちろん、万が一の交通事故の際、前後カメラで記録しておくことでの自己防衛が目的だ。

また、今回はルームミラー型を選択したことでルームミラーには常時リアカメラの映像を映し出している。いわゆるデジタルインナーミラーというヤツだが、これが通常のルームミラーより死角が減るし、夜間も見易くてとても気に入っている。

 

ドラレコの取り付けはリアカメラの配線作業がやや大変だが、リアの映像記録やデジタルインナーミラーなど、それ以上のメリットがあるので、リアカメラ付きドラレコを強くオススメします!

 

 

ミラー型ドラレコ(リアカメラ付き)の購入動機

交通事故は都合よく目撃者がいる訳でなく、客観的な証拠がないと加害者に言いくるめられたり、出鱈目の証言をされるかもしれない。

警察がどちらの証言が正しいか調査してくれるわけではなく、証拠を持参しないと結局は相手方と揉めることになるので、そんな労力時間はもったいない!というわけで、ドラレコを取り付けた。

 

もちろんリアカメラ付きだ。

あおり運転に関する法令が整備されたとはいえ、あおり運転をするような輩が「法令があるから自重しよう」なんて考えるとは思えない。キレると脊椎反射的に煽ってくると考えられるので、後部の防衛も重要だ。

 

また、今回はミラー型リアカメラ付きのドラレコを買ってから思い知ったのだが、デジタルインナーミラーとしてリアカメラの映像を常時ルームミラーに映し出せるのが、とても良い!

ルームミラーの鏡像は荷物や乗員、ピラーに視界を遮られるのに比べ、リアカメラはリアウィンドウより後ろを映し出すので死角が少なく対象物も大きく見えるので、視認性が良くなったのを実感している。

 

もちろん、映像をOFFにして通常のミラーとしての使用も可能。デジタルインナーミラーは映像なので距離感が分かりにくい時もあり決して万能ではない。状況によっていつでも切り替えられるようになっているので、とても使い勝手が良い。

 

 

購入したドラレコ

ドラレコは日進月歩で進歩しており、当ブログで紹介している機種が最新とは限らないので参考程度に。

 

今回は有名なコムテックなどの国内メーカー品ではなく、AKEEYOという海外メーカー品を買ってみた。

 

ミラー型ドラレコ本体。

 

リアカメラ。実はこのリアカメラ形状がジムニーには重要(理由は後述)

AKEEYOのドラレコは中国製とはいえ、48Rが調べた範囲ではレビューの平均点やコメント満足度が高い。

実際に使用してみても、タッチパネルの感度やカメラの画質など文句なく使えるレベルである。

 

ここでジムニー乗りのために、リアカメラについて、購入の注意点を強調したい(48Rは一度失敗して買い直している)。

ジムニーのリアウインドウは垂直なのだが、ドラレコのリアカメラの中には傾斜した窓にしか取り付けられないものも少なくない。

コチラ、48Rが最初に購入したドラレコのリアカメラ。

画像を見ると理解できると思うが、このタイプは垂直ウィンドウ台座を貼り付けると、カメラが下しか向けない。

喜び勇んで取り付けようとしたのに、付かないと分かった瞬間、膝から崩れて天を仰ぎ、しばし放心した(涙)

 

リアカメラの形状は良く確認し、垂直な窓にも取り付けられる製品を選ぼう。

 

 

また、デジタルインナーミラーとして使うなら映り込み防止フィルムは必須。

これがないと、日中はデジタルインナーミラーの画面に背景が反射してめちゃくちゃ見にくい。絶対に買うべし。

 

 

ドラレコの映像

結論から言うと、ナンバーも十分に確認できるし、60fpsで映像も滑らかなので、決定的瞬間(事故)も詳細に記録できそうである。

 

下に実際の映像のスクリーンショットを置いておく(クリックすると拡大できます)。

 

フロントカメラのドラレコ映像

動画のスクリーンショットだが、ナンバーも読めるし画角も広いので、記録用として十分である。

 

ちなみに、まだ事故でドラレコが活躍したことはないのだが、先日夜間に鹿と衝突した映像が鮮明に映っていた。

夜間でもこれだ映れば十分実用的な状況証拠になりそう(鹿め、許さん!)

 

リアカメラのドラレコ映像

リアカメラもフロントカメラ同様のクオリティ。

前後カメラとも60fpsなので、動画はぬるぬる動く。林道走ったドラレコ動画をそのままYOUTUBE素材にできそうだ(笑)

 

 

ドラレコ映像のビューワーソフト

映像以外にも、速度/平均速度/座標/Googleマップ上の軌跡など、いろいろな情報をみることができる。証拠としては十分である。

 

 

デジタルインナーミラーについて

コレが結構気に入っているポイント!

 

ドライバー視点でルームミラーを覗くとこんな感じ。

室内越しにみるので、ピラーや荷物(スノーボード 置いてる)で後方視界が狭い。

 

一方、こちらデジタルインナーミラー。

カメラはリアウィンドウより後ろを映し出すので、視界を遮るものがなくルームミラーの鏡像より遥かに死角が少ない。

コレに慣れてしまうと、ルームミラーはほとんど使わなくなってしまうくらい、後方を確認しやすい。

 

もちろん、鏡像を見たい時やリアカメラ不調時にはすぐにミラーに戻すことができる。

ミラー型ドラレコの底部のスイッチを押すだけで、「リアカメラ映像」と「鏡像」即座に切り替え可能だ。

直ぐに押せる位置にスイッチが配置されている。

注意:ミラーに映り込み反射防止フィルムを貼るとミラーとしては使えません。ミラーを取るか映り込み防止を取るか、悩ましいです。

 

バックカメラとしてはイマイチ(リアカメラの設置場所による)

一応、ドラレコを車のリバース線に接続すると、バックギアと連動して「ガイドラインの表示」と「カメラの向き変更(実際にカメラは動かないが、ミラーではセンサー全部の映像を映し出せてないので、下方の映像を映すようになる)」できるようになっている。

 

しかし、今回は記録映像を重視してリアカメラをリアウィンドウ上端に取り付けたので、バックカメラとしてはイマイチ。

 

カメラの向きの変化はこんな感じ。

ニュートラルで止めている状態。

 

バックギアに入れるとこんな感じに下向きの映像になる。

下向きの映像には切り替わるのだが、車体の後端位置は全然映し出せてないので、どこまで寄せられるかの見切りができない。

 

ドラレコのリアカメラとバックカメラを同時に写真をとってみた。

ナビ画面のバックカメラ映像では看板までまだ余裕があるのを確認できるのに対し、ドラレコのリアカメラでは看板に接触しているように見えてしまう。

リアウィンドウ上端にリアカメラを設置するとバックカメラとしてはイマイチである。

 

ドラレコのリアカメラの位置をバックカメラと同じナンバープレート付近にするとバックカメラとしても併用できそうだが、その場合はリアカメラは防水仕様を買うこと(48Rが取り付けている製品は、リアカメラは非防水)。

 

ちなみに、48Rはヒッチ で自転車積むので、ナンバープレート付近にリアカメラを取り付けると自転車に遮られてほぼ映像記録出来なくなってしまう。。

自転車を積んでも後部映像を記録したいので、リアウィンドウの高い位置にカメラを取り付けたのだ。

 

ミラー型ドラレコリアカメラ付きの取り付け方法

リアカメラの取り付けがドラレコ取り付け作業の核心。

フロントカメラだけならお茶の子さいさいなのだが、デジタルインナーミラーのメリットを考えると、苦労してでも絶対リアカメラも取り付けしたほうが良い。

作業時間:3時間

作業難易度:★★★☆☆

 

手順①リアカメラの取り付け

リアカメラはリアウィンドウの上端に取り付けた。バックカメラとしてではなく「記録用」なので、高い位置からのほうが状況を俯瞰できて良いかと思う。

 

両面テープでリアウィンドウに貼り付ける。

リアウィンドウの上端いっぱいの位置。

実は、後で電源を入れると天地逆だったので、リアカメラは上の画像から取り付けを反転させている。

商品ページだと、カメラこの向きなんだけどね。。。(つか、映像の天地逆転機能が有れば、カメラの向き気にしなくて良いのに)

皆様もリアカメラ貼り付け前に、カメラ映像の上下を確認したほうが良いかも。

 

手順②リアゲートの内張り剥がし

 

まずは内張り剥がしでクリップを解除していく。

 

冬場はクリップが硬くて作業が大変だが、リアゲートに対してなるべく垂直に引っ張るとクリップを外すことができる。

 

何ヶ所か車体側にクリップが残る場合もあるので、忘れずに回収して、内張りに戻すこと。

 

ちなみにクリップの配置はこんな感じ。

 

手順③リアクォーターの内張り剥がし

車体後部のクリップから外していく。

 

左のシートベルトは14mmのソケットレンチで取り外そう。

 

セカンドシート台座のカバーも干渉するので、取り外しておく。

これは上に引っ張るだけで取り外せる。

 

サイドスカッフプレートも取り外す。これはクリップ2個止めてるだけなので、真上に引っ張ると簡単に取り外せる。

 

Bピラーとリアクォーターの内張りは爪で噛んでいるが、小さな爪なので力技で外すことができる。

 

あとは内張と車体固定のクリップを外して、車体後部から斜め上に押し上げるようにすると外せる。

 

参考にリアクォーターのクリップ位置はこんな感じで上部に5箇所。

 

 

手順④キックパネルの取り外し

配線を通すため、運転手足元のキックパネルを取り外す。

黄丸のクリップを外して後は引っ張るだけ。

 

手順④Aピラーの取り外し

Aピラーは左右共に外しておく。右側はリアカメラ配線用で、左側はGPSアンテナや電源配線用だ。

ピラーカバーの上部を手前に引っ張って、その後上方向に引っ張ると外れる。

 

 

手順⑤天井ライナーの固定解除

天井ライナーは取り外す必要はないが、隙間から配線作業するために一部固定を解除する。

まずはバイザーの取り外し。

プラスドライバーでバイザーが付いているベースを外す。

 

バイザーのクリップは左に捻ると取り外せる。

バイザーは運転席、助手席両方取り外す。

 

ウェザートリップはボディを挟んで固定されているだけなので、引っ張って外す。

 

手順⑥ルームミラーカバー、カメラカバーの取り外し

ルームミラーのカバーは内張り剥がしで取り外す。

シートベルトアラートの配線が来ているので、カプラーは抜いておく。

 

デュアルセンサーブレーキサポートのカバーも取り外す。

ここの固定の爪はカバーではなくカメラ側についているので、折らないように注意されたし(なぜ爪をカバー側にしなかった)。

 

 

手順⑦リアカメラ配線の引き回し

さて、外すもの外したので、リアカメラから配線作業。

リアカメラ配線は、リアゲートへ純正配線を通している蛇腹を利用する。

 

エーモンの配線通しを利用。

 

車体側からコネクターを通す(よりによって通しにくいL字型コネクタ)。

 

配線ガイドで引き込んでいく。

 

通りました。

ワコーズのラスペネを吹くと滑りが良くなって簡単に通る(ラスペネはゴムに良くないので、できればシリコンスプレーを使いましょう)

 

リアゲートのビニールはブチルゴム で貼り付けられている。

配線を通すので、一旦剥がして作業する。

こういうブチルはじわじわ引っ張るより、ある程度一気に引っ張ったほうがキレイに剥がれたりする。

 

あとはリアゲートから窓に沿ってカメラまで配線を通した。

 

内張りには4mmほどの穴を開けて配線を通せるようにした。

ここの部分はのちにリアデフォッガーカバーを取り付けました。

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リアカメラの配線は純正配線に沿わせて車体前方へ。

 

ピラーから抜いて。

 

最終的にルームミラー根元に到着。

 

 

手順⑧リバース信号の接続

この作業は任意。

リバース信号を車体から拾っておくと、バックするときに自動で映像が下を向くのと、ガイド線が表示される。この機能が必要なければ、リバース線の配線作業は不要だ。

 

リバース信号線は短く、とてもナビまで届かないので、適当な配線をギボシ端子で繋いで延長する。

 

リバース信号はナビ裏から取り出すのだが、ナビの取り外しについては、こちらの記事参照。

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リバース信号は車体側の5Pカプラーの「茶色」配線。

例によってエレクトロタップで接続。

 

 

手順⑨GPSセンサーの取り付け

GPSセンサーは両面テープで貼り付けるだけ。

運転席側は油温計など設置予定なので、GPSアンテナは助手席側、ナビのGPSアンテナと並べて固定。

 

 

手順⑩電源の取り付け

電源はシガーソケットから。

配線のためにグローブボックスを取り外す。

外し方はコチラの記事参照。

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シガーソケットから取った電源は、ダッシュボードを這わせてグローブボックス下部から裏へ引き込む。

あとはAピラー、天井を経由してルームミラーまで。

 

*2021/11/15更新*

ドラレコの電源コードを隠したくなったので、シガーソケットの電源裏取りでダッシュボード裏に移設しました。

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手順11.ドラレコ本体の取り付け

最後にドラレコ本体を設置して、引き込んでおいたリアカメラ/GPS/電源の配線を接続していく。

 

ドラレコ本体は付属のゴムを利用してルームミラーに固定する。

このゴムでルームミラーに固定する。

 

固定したら、引き込んだ配線を接続してルームミラーのカバーを戻して完成だ。

 

お疲れ様でした。

 

 

まとめ

リアカメラまで作業するとなかなか大変な作業なのだが、前だけでなく後ろの映像も記録している安心感と、そしてなによりデジタルインナーミラーの便利さを考えると、リアカメラは絶対に取り付けて損はない(もうすっかりデジタルインナーミラー信者)。

もうデジタルインナーミラーがないと不便に感じるレベルなので、本当に有用です。

 

そして万が一事故った時証拠がなくて不利な状況に陥ることを考えると、早めにドラレコを装着したほうが絶対に良い。特にもらい事故は自分ではコントロールできないので。

(ここだけの話ですが、自分に非がある場合はドラレコ映像を提出する義務はないため、ドラレコつけて不利になることはないです。将来的にドラレコ映像提出が義務化される可能性がないとは言えないですが、48Rは安全運転こそ公道の正義と思っているのでそれはそれで素晴らしい事だと思います)

 

 

 

他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。

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