ハイエース乗りから見たキャラバンの羨ましいところ 〜両車を色々と比較してみた〜

投稿日:2018年4月21日 更新日:

はじめての車は平成元年式のキャラバンの48riderです(学生の頃、トランポ用に15年落ちくらいで使用)。

先日、キャラバンが久しぶりに気になったので色々調べてみると、ハイエースに比べて羨ましい点がけっこうある!

販売台数はハイエースの一人勝ち状態だが、それはハイエースのネームバリューによるところも大きい。意外と真剣に比べてみると、車の魅力としては、キャラバン侮りがたし!ということがわかった。

今回は両車の主な特徴を比べてみた。

 

外観比較

・200系ハイエース

 

・NV350 キャラバン

 

個人的には「日産のハイエース」と揶揄している。

ま、4ナンバー枠ギリギリまで車内空間を広げるのが両車の共通コンセプト。似通うのは仕方がない。

ちなみに先代キャラバンのE25系はクラッシャブルゾーンを設けるために小さなノーズがあった。

デザイン的には不評で、現行のNV350ではハイエースのようなボディになってしまった。確かにかっこ悪い。

 

デザインに関しては、現行型は両車とも非常に似通ったデザイン。互角の勝負。

 

 

価格比較

バンの最上級グレード、ディーゼルエンジンで比較してみる。

・ハイエース S-GL 2WD  2.8DT 3,704,400円

・ハイエース S-GL 4WD  2.8DT 3,867,480円

・キャラバン プレミアムGX 2WD  2.5DT 3,504,600円

・キャラバン プレミアムGX 4WD  2.5DT 3,812,400円

 

2WDは199,800円、4WDは55,080円ハイエースが高い。

面白いのは、ハイエース、キャラバン同士の2WDと4WDの価格差。ハイエースの場合は2WDと4WDで価格差163,080円に対し、キャラバンのそれは307,800円と、キャラバンの4WDは割高設定。

ハイエースがフルタイム4WD(センターデフ+パッシブ式)に対し、キャラバンは2WD-4WD切り替えのパートタイム4WD。通常はパートタイム式の方が部品点数が少なくてコスト面では有利なはずなのだが(両者の違いは別パートで後述する)。。。

 

キャラバンのほうがやや価格が安くてちょっと羨ましい。ま、販売台数で遅れをとっているキャラバンは値段で対抗しなければならない面もあるのだろう。

余談だが、ハイエースの寒冷地仕様は+3万円に対し、キャラバンは+8万円。

「4WD + 寒冷地仕様」 で購入する場合、実はキャラバンのほうが高くなってしまうので注意。

 

 

ボディサイズ比較

両車とも、4ナンバー限界サイズなので、ほぼ互角のサイズ。

 

ハイエース S-GL 2WD 2.8DT

キャラバン プレミアムGX 2WD 2.5DT
全長 4,695mm  4,695mm
全幅 1,695mm  1,690mm
全高 1,980mm  1,990mm
荷室長 3,000mm/1,855mm 3,050mm/1,860mm
荷室幅  1,545mm  1,545mm
荷室高  1,335mm  1,350mm
車両重量 1930kg  1,970kg
ホイールベース  2,570mm  2,415mm
最小回転半径 5.0m 5.2m

 

・サイズは互角。ハイエースのほうがやや小回りがきいて、キャラバンのほうが荷室が50mmだけ長いと、わずかな違いのみ。

 

 

エンジン比較

ガソリンとディーゼルエンジンについて比較してみる。

ガソリンエンジン対決

・ハイエース 

排気量:1998cc
最大馬力:136ps/5600rmp
最大トルク:18.6kgf・m/4000rpm

 

・キャラバン

排気量:1998cc
最大馬力:130ps/5600rmp
最大トルク:18.1kgf・m/4400rpm

 

ガソリンエンジンに関しては、両者ほぼ互角。

 

ディーゼルエンジン対決

・ハイエース

排気量:2754cc
最大馬力:151ps/3600rmp
最大トルク:30.6kgf・m/1000-3400rpm

 

・キャラバン

排気量:2488cc
最大馬力:129ps/3200rmp
最大トルク:36.3kgf・m/1400-2000rpm

 

ディーゼルに関しては、馬力はハイエースのほうが高いが、トルクは2割もキャラバンのほうが高い。

実際に街乗りで使った感じだと(社有車)、アクセルを踏み込んだ時にグッと車が前に走るのは、トルクの高いキャラバンだ。

とはいえ、ハイエースも必要十分にパワフル。

ややキャラバンのディーゼルのほうが走りの良さを感じるが、大きな差はではない。

 

 

4WDの駆動方式の比較

異なる4WD方式の両車。

・ハイエースはビスカスカップリング付きセンターデフ式のフルタイム4WD

・キャラバンは2WD-4WD切り替えのパートタイム4WD

 

それぞれ異なる4WDを採用している。

 

ビスカスカップリング付きセンターデフ式フルタイム4WD

デフが左右の車輪の間のデフと、前後輪をつなぐシャフトの3つ(センターデフはビスカスカップリング付き)ついており、常時4輪に駆動力が配分されている。

センターのデフはビスカスカップリングと呼ばれる部品がついており、前後どちらかが滑ると、反対側の駆動輪への駆動配分が大きくなる(通常50:50。状況によって30:70~70:30という感じで駆動配分が変化する。配分比はイメージのため適当)

ただし、ビスカスカップリングは直結にはならないので、上の図の場合は後輪に障害物があったりするとビスカス側が負けて進まない場合もある(そのままアクセルを踏み続けると、ビスカスカップリングが壊れる)。

デフロックやLSDはないので、4WDとはいえ、前、後一輪ずつ空転すると、前後のデフが作動して進まなくなる。

とはいえ、筆者48Rは1型ハイエースはLSDなしで乗っていたが、かなりの走破性で毎週スノーボードに行っててスタックで困ることはなかった。

また、ハイエースはオプションでリアにLSDを装着可能。しかも3万円のというバーゲンプライス。この場合は、最悪リアのどちらか一輪がスタックしてなければ駆動力を伝えることができる(例えば、フロント両輪、リア片輪スタックでも、LSDのおかげで残りのリアに駆動力がかかる)。

今の4型ハイエースはLSD付きだが、かなりの安心感だ。

 

 

パートタイム4WD

昔ながらの2WD-4WDを手動で切り替える4WD方式。

2WDで燃費を良くして、必要なところだけ4WDというと聞こえは良いが、センターデフやビスカスカップがないので製造コストが安いのがメリット。

センターデフがなく常に前後輪に駆動力がかかっているため、前輪が滑っても後輪が駆動するし、逆もまたしかり。ちょっとだけ悪路の走破性はよい。ただし、デフロックやLSDはないので、前、後一輪ずつスタックすると進まなくなる(前デフと後デフで吸収される)。

センターデフがなく前後輪回転差を吸収できないため、小さく曲がろうとすると(前後輪の輪速差が大きくなると)タイヤが滑ってブレーキがかかったようにギクシャクする(タイトコーナーブレーキング現象)

また、駆動系を守るため基本2WDで走行しなければならない。すなわち手動で必要最低限だけ4WDに切り替えるという手間が発生する。

製造コスト以外にややデメリットが多いのが、パートタイム4WDだ。

 

ハイエースのフルタイム4WD > キャラバンのパートタイム4WD

さらにハイエースはメーカーオプションで+3万という激安でLSDがつけられるので、雪道走行するなら最高。

 

 

タイヤ、ホイール比較

両車とも、同じタイヤサイズを採用しているものの、ホイールサイズは若干異なる。

タイヤホイールサイズ

 タイヤサイズリム径オフセットリム幅P.C.Dハブ径穴数
ハイエース195/80R15 107/105L15+35mm6.0139mm106mm6
キャラバン195/80R15 107/105L15+45mm5.5139mm100mm6

何が言いたいかって、ハブ径の関係で、ハイエースのホイールはキャラバンにつくけど、キャラバンのホイールはハイエースに付かない(ハブにハマらない)

また、ハイエースのホイールをキャラバンにつけると、オフセット値が違うので、10mm外に出てしまう。

ハブとホイールに隙間もできるので、ハブリングも使った方が無難かもしれない。

 

同じタイヤサイズなので、ハイエース⇄キャラバンの買い替えてもホイールを使い回せるよう、ホイールサイズも同じなら良かったのに。

 

 

 

快適装備比較

これは羨ましい点がたくさん。

後発だけあって、ハイエースを研究してきたキャラバンは使い勝手が良い装備が多い。

 

荷室にM6ナットが埋め込まれている

これって荷室に天井ラックや荷物固定フック、ものかけを設置するのに超便利。

一方、ハイエースは床にタイダウンなどを固定するフックがあるくらいで、壁と天井にはナットはない。

ハイエースで同様にナットを増設したいなら、「ターンナット」を設置する必要がある。

「ターンナット」を使用しての天井パイプラックの増設は、別記事にまとめている。

多用途で便利!簡単自作パイプラック&収納棚を取り付け ハイエース200系ターンナット利用DIY

ハイエースの使い勝手を大幅に向上させる多用途に使えるパイプラック。ハイエースは広くて荷物をたくさん積めるとはいえ、煩雑に積んではせっかくの広い室内空間が台無し。ラックを設置することで、スペース効率大幅アップ!簡単なDIYで作れます。

 

セカンドシートが左右2分割式

長モノを収納するのに便利なことはもちろん、荷室にベッドを設置している場合、シートをリクライニングすることでベッドを延長できる(荷室ベッドとセカンドシートを倒した時の背面高さを揃える必要があるが)。身長175cmくらいあると足先がリアウィンドウ下にきて寒いので、ベッドの延長は何気に重要なのだ。

ハイエースも分割しないものの、セカンドシートは倒せるやん!って思うかもしれないが、我がハイエース号はチャイルドシートが設置してあるのだ。片側だけでも倒せると、個人的には非常に助かるのだが。。。

 

飲み物を冷やせる!

おお、こんな装備まで!と思ってしまった。

ジュースは冷たい方が美味しいし、ビールも冷やしたまま車中泊ポイントまで移動できる(←けっこう重要)。

 

後発のキャラバンは便利アイテムが多い。

逆にハイエースがキャラバンより便利な快適装備って思い付かない。

 

 

安全装備

現行型では最近では主流の自動ブレーキにも対応。

  ハイエース キャラバン
自動ブレーキ
アラウンドビューモニター X
自動ハイビーム X
レーンチャンジアラート X
横滑り制御

 

個人的にはアラウンドビューモニターが羨ましい。

 

 

 

羨ましいところまとめ

調べていて、いろいろと面白い比較だった。

快適装備や安全装備など、比べてみるとキャラバンのほうが優れている点もあり、さすが後発でライバルメーカーを研究しているだけあるとは感じた。

しかし、これくらいの差ならば、実はハイエースのほうがリセールバリューがかなり高いので、この2車で迷うような人は、ハイエースを買うのが間違いないと思う絶対キャラバン一択の日産ファンはこの限りではないが。

世界のトヨタ、30万キロは使えると評判のハイエースは海外需要があるため、中古車市場では高値で取引されているのだ。

 

また、日産はトヨタと比べるとなにかとトラブルが多い気がする。

30代以上の人なら覚えているかもしれないが、昔「この瞬間が日産車だね」というCMフレーズがあった。日産の走りの良さを表すフレーズなのだが、車が壊れたり、不便に感じる時にも「この瞬間が日産車だね」と呪文のように使われているのは有名な話だ。

48Rも古いキャラバンに乗っていたが、確かに周りのハイエース乗り以上にトラブルには泣かされた。。

 

というわけで、キャラバンには羨ましい装備もあるものの、普通の人はハイエースを買えば間違いはないというのがワタクシ目の結論でございます。

 

 

他にも「ハイエース」タグで色々と記事書いてます。よろしければ、そちらもどうぞ。

 

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ブログ筆者48Rの場合、トヨタディーラーより40万円も高い査定額でした。

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注:4~6月は車が良く売れる時期なので、車買取価格も上昇傾向です。







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