ハイエースの全てのエンジンに乗ったことのある48Rの勝手にインプレッション。
200系に搭載される1KD 2KD 1TR 2TRには、自分の車、社有車、友人の車などで全てのエンジンに乗ったことがあるので、その比較インプレッションを書いてみる。
やっぱ、車の魅力として、バンでもエンジンって重要よねー
*2017/12/14更新。1GDが出たので、「全てのエンジン」ではなくなってしまいました。1GD乗ったらインプレ追加します(というか、1GDに買い換えたい)。
エンジン比較インプレ!
ハイエース200系に搭載される4つのエンジンについて、順番にインプレをば。
(注:書いてる燃費は48Rの使用範囲での実測値です)
1GD 2.8l ディーゼルターボ
最大馬力:151ps/3600rmp
最大トルク:30.6kgf・m/1000~3400rpm
5型以降に搭載された最新のトヨタディーゼルエンジン。
48Rは残念ながらまだ乗ったことはないが、パワーは1KD同等ながら、ディーゼルエンジンのカラカラ音がかなり軽減され、燃費もかなり向上(燃費は6ATの影響も大きい)
ハイエースのディーゼルはガソリンよりかなり高額設定だが、燃費が良くなるのとリセールの良さで後々取り戻せるので、ディーゼルエンジンが絶対お得。
個人的には1GDになって大幅性能アップなので、ガソリンを選ぶ理由は初期出費を抑えられるくらいしかないのでは、と思っている。
ああ、1GDの5型に買い換えたいぜよ。
1KD 3.0l ディーゼルターボ
最大馬力:143ps/3400rmp
最大トルク:30.6kgf・m/1200~3200rpm
今所有しているハイエースのエンジン。
以前乗っていた1型ハイエースの2KD(2.5l DT)に比べて馬力で35ps、トルクで4.1kgf・mアップしているので、さすがに走りは良くて、ぐいぐい加速するし、坂道でも力強く登る。
1200-3200rpmで最大トルク出ているので、どの回転域でもストレスなく加速するし、アクセルのレスポンスもタイムラグなく良い。
ディーゼル特有のガラガラ音は2KDに比べ静かになった気がする。トルクフルでエンジン回さなくなったからか?!
個人的にはハイエースのエンジンでは性能一番、ベストバイと思っている。
1KD搭載車は同じグレードのガソリン2TRより車体価格は52万円UP(S-GLの場合)とかなりの上昇幅だが、ディーゼル車は売却額も高いから、実は車体価格差ほど燃料費でペイするのは難しくない(過去記事参照)。
例えば、ガソリン車より車両金額が52万円高くても、売る時にガソリン車より52万円高く売れれば、実質のディーゼルエンジンの価格上昇分はチャラでしょ?実際には売る時にも52万円差ということはないが、それでもディーゼルのほうが30万円ほど買い取り金額が良いなんてザラ。
と、思うとそれほど高くはないと思っている。
このエンジンも十分な性能なんだけど、開発から16年が経過。
最近のディーゼル車に比べると、リッター当たりの馬力は物足りないし、静寂性も低いのが残念。
燃費は9-11km/lくらい。
2KD 2.5L ディーゼルターボ
最大馬力:109ps/3400rmp
最大トルク:26.5kgf・m/1600~2600rpm
旧48R号に搭載されていた1型ハイエーススーパーGLのエンジン。
上で1KDを褒めちぎったけど、2,5Lでも必要十分な動力性能。
2.7Lガソリンの1TRよりもパワフルでぐいぐい加速する。
やっぱディーゼルエンジンはトルクがあって運転しやすい。
2KDはちょっと煩いのが難点。
燃費は9-11km/lくらい。
1GD 2.8L ディーゼルターボ
最大馬力:151ps/3600rmp
最大トルク:30.6kgf・m/1000-3400rpm
5型以降に搭載されたトヨタの最新ディーゼルエンジン。
48Rはまだ乗ったことがないが、1KDより振動やカラカラ音が低減されており非常に魅力的なエンジンだ。
燃費は10-12km/lくらい。6ATとも相まって、歴代ハイエースで一番燃費が良い。
2TR 2.7L DOHC ガソリン
最大馬力:160ps/5200rmp
最大トルク:24.8kgf・m/4000rpm
以前、代車で借りたワゴンGLや、会社のスーパーロングDXで運転。
パッと乗り、ギア比の妙で出足は鋭く感じるし、低回転からの加速ではディーゼルのようにガラガラ言わず格段に静かで、ファーストインプレッションは悪くない。
トルクは低いが、平坦地では特に問題く走る。
一方で、登り坂や加速ではトルク不足でキックダウンしまくり、高回転を使用せざるを得ない。トルクが出てくる回転域が3000rpm以上なので、上り坂、追い越しでは常に上まで回さないと走らない印象。
そうなると、音はうるさくなるし、高回転域をキープしてもトルクはディーゼルほどはないので、加速では結構ストレス。
3.0のディーゼルターボに対して2.7ガソリンのンターボでは及ぶべくもないか。
とはいえ、うるさいだけで、普通の流れに乗れないほど遅いわけではない。
燃費は6-8km/lくらい。回さないと走らないので、結構悪いがワイドボディの影響もあると思う(このエンジンはワイドにしか搭載されない)。
1TR 2.0L DOHC ガソリン
最大馬力:136ps/5600rmp
最大トルク:18.6kgf・m/4000rpm
友人のスーパーGLや会社のDXで運転。
これもギア比の妙で、平地のゼロ発進では「お、けっこう走る!?」と思ってしまうが実はローギアードなだけで、実用では完全にトルク不足。
高速の登坂車線があるような区間や、山道では頻繁にキックダウンし、かなり煩い。
このエンジンはハイエースのような車格には完全に役不足。
平地のみならなんとかなるけど、登りで周りの流れに乗るのはギリギリ。
燃費は5-8km/lくらい。
まとめ
自分がディーゼル乗りの贔屓目もあるが、重いハイエースには断然トルクフルなディーゼルエンジンが合う(荷物もたくさん積むし)。
回さないと走らないガソリンエンジンは、エンジンサウンドを楽しんだり、エンジンパワーを使い切ることに喜びを見出すスポーツカーならまだしも、バンにはストレスでしかない。
とはいえ、もっと周りを見渡すと、最近のクリーンディーゼルに比べ、設計の古いガラガラ煩い1KDディーゼルエンジンでは魅了を感じにくいにも事実。
というわけで、次項ではハイエースに搭載して欲しいトヨタの新型ディーゼルエンジンのご紹介。
5型ハイエースにはこのエンジン!
300系ハイエースにはトヨタの新型ディーゼル1GDを搭載希望。
排気量:2.8L
最大馬力:177ps/3400rmp
最大トルク:45.9kgf・m/1600-2600rpm
1KDより排気量低いのにこの鬼トルク!
車のトルクは大きければ、大きいほど良い。必要な時にすぐに必要な速度まで加速できるほうが、運転のストレスは断然少ない。
さらには1KDより28%フリクションロスがなく、30%も小型と流石次世代ディーゼル。
次期ハイエース300系は2018年デビュー予定と既にリリース済み。このエンジンは載るんでしょうか??(次期ハイエースはセミボンネットになるが、小型な1GDならあるいは、、)
ハイエースの1型~4型まとめの記事はこちら。
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ハイエース300系のうわさまとめの記事はこちら。
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ブログ筆者48Rの場合、トヨタディーラーより40万円も高い査定額でした。
ディーラーの査定だけだと、絶対損します。
他にも「ハイエース」タグで色々書いてます。よろしければそちらもどうぞ。