バッテリーの適合から交換方法まで、初心者でもトライできるよう徹底的に解説します。
我が家のハイエースも新車購入から4年と3カ月、そろそろバッテリー電圧が下がってきてディーラー車検で指摘もされるようになったので、今回はバッテリー性能アップも兼ねてパナソニックの大容量バッテリーCAOSにDIY交換した。
今回交換したCAOSのバッテリー容量は、なんと純正の約1.5倍!
純正に比べ圧倒的バッテリー容量で、長持ちが期待できる。
それでいてDIYで交換するとディーラーで純正バッテリーに交換するよりはるかに安上がり(ディーラー見積もりはバッテリー交換4.4万円でおったまげ)。
バッテリー交換はショートにさえ気をつければ簡単なので(正しい手順で交換すればまず問題ない)、純正より安くて高性能な大容量バッテリーへのDIY交換はおすすめです。
※2024/01/09更新※
CAOSバッテリー7年目を迎えましたが、電圧低下なくセルも力強く回ってエンジン一発始動です。本当にオススメのバッテリーです。
長文なので、すぐにバッテリー交換方法を知りたい人は目次を活用してください。一気にコンテンツ飛ばせます。
バッテリーには寿命がある
バッテリー切れの症状
こんな症状が現れるとバッテリー寿命は近い。
・エンジンのかかりが悪い
・エンジンの回転によってヘッドライトの明るさが変わる(LEDヘッドライト除く)
・パワーウィンドウの開閉が遅くなった
出先でバッテリーが上がると超大変なので、こんな症状がでたら無理せず早めに交換しよう。
こういう使い方はバッテリー寿命を縮める
使い方によって大いに変わるバッテリー寿命。こんな使い方をしている人は標準寿命より短くなるので注意が必要。
・夜間走行が多い→灯火類の消費電力が大きい
・たくさんの電装品(オーディオなど)を使用している→消費電力が大きい
・渋滞走行が多い→十分に充電されない
・アイドリングが多い→十分に充電されない
・クルマを長時間しようしないことが多い→バッテリーの自然放電
オルタネータで発電されているとはいえ、消費電力を抑えるのがバッテリーを長持ちさせるキモ。
一般にオルタネータが十分に発電するには2,000回転以上と言われている。アイドリング状態では灯火類やエアコン、ナビ、アンプなどによる消費電力が上回る場合も多い。
ちなみに灯火類をLED化すると、バッテリーの負荷を減らすことができる。LED化は見た目も良くなるし灯火類のDIYは簡単で取っつきやすいのでオススメカスタムだ。
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バッテリー交換の電圧目安
大体の目安だが、バッテリー電圧計を車に取り付けておくと電圧を監視できるので、バッテリーの状態把握に役立つ。
バッテリー交換の目安はこんな感じだ。
エンジンオフ | エンジンオン | |
正常値 | 12.5V以上 | 13.2V以上 |
そろそろバッテリー交換 | 12.0~12.5V | 12.8~13.2V |
要交換 | 12.0V以下 | 12.8V以下 |
バッテリー交換は、バッテリー切れを起こす前に交換するのが基本。
出先でバッテリー切れで車が動かせなくなったら超悲惨、せっかくの旅行も台無しだ(経験あり)。
48RはOBD2情報を表示できるレーダー探知機の電圧計を使用している。
これは電圧以外にも燃料噴射量やら水温やら標高やらその他いろいろな項目を表示できるので、非常に重宝している(もちろんオービス対策も)。
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ハイエースのバッテリー適合表
ハイエースはグレードや寒冷地仕様のオプションの有無でバッテリーの種類が多岐にわたる。
ご自分のハイエースの「型式」を調べて正しいバッテリーを選ばなければならない。
ちなみに、型式は車検証の赤四角の部分で確認できる。
適合表は下表の通り(表は横にスクロールします)。
車名 | エンジン | 排気量CC | 型式 | 年 式 | 仕 様 | 環境対応車 | 新車搭載バッテリー形式 | |||
車両 | エンジン | 開始 | 終了 | 標準搭載 | 寒冷地仕様 | |||||
ハイエースコミューター | D | 3000 | LDF-KDH223B | 1KD-FTV | 10/7 | 17/11 | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースコミューター | D | 3000 | ADF-KDH223B | 1KD-FTV | 07/8 | 10/7 | 105D31R | 85D26R×2 | ||
ハイエースコミューター | D | 2800 | QDF-GDH223B | 1GD-FTV | 17/12 | 85D26R | 85D26R×2 | |||
ハイエースコミューター | G | 2700 | CBF-TRH223B | 2TR-FE | 04/8 | 充電制御 | 55D23R | 80D26R | ||
ハイエースコミューター | G | 2700 | CBF-TRH228B | 2TR-FE | 04/8 | 4WD | 充電制御 | 55D23R | 80D26R | |
ハイエースコミューター | D | 2500 | KR-KDH222B | 2KD-FTV | 04/8 | 07/8 | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースコミューター | D | 2500 | KR-KDH227B | 2KD-FTV | 04/8 | 07/8 | 4WD | 85D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 3000 | QDF-KDH201K | 1KD-FTV | 12/5 | 17/11 | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 3000 | QDF-KDH201V | 1KD-FTV | 12/5 | 17/11 | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 3000 | LDF-KDH201K | 1KD-FTV | 10/7 | 12/5 | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 3000 | LDF-KDH201V | 1KD-FTV | 10/7 | 12/5 | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 3000 | LDF-KDH206K | 1KD-FTV | 10/7 | 17/11 | 4WD | 85D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 3000 | LDF-KDH206V | 1KD-FTV | 10/7 | 17/11 | 4WD | 85D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 3000 | LDF-KDH211K | 1KD-FTV | 10/7 | 17/11 | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 3000 | LDF-KDH221K | 1KD-FTV | 10/7 | 17/11 | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 3000 | ADF-KDH201V | 1KD-FTV | 07/8 | 10/7 | 105D31R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 3000 | ADF-KDH206V | 1KD-FTV | 07/8 | 10/7 | 4WD | 105D31R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 3000 | ADF-KDH211K | 1KD-FTV | 07/8 | 10/7 | 105D31R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 3000 | ADF-KDH221K | 1KD-FTV | 07/8 | 10/7 | 105D31R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 2800 | QDF-GDH201V | 1GD-FTV | 17/12 | 85D26R | 85D26R×2 | |||
ハイエースバン | D | 2800 | QDF-GDH211K | 1GD-FTV | 17/12 | 85D26R | 85D26R×2 | |||
ハイエースバン | D | 2800 | QDF-GDH201K | 1GD-FTV | 17/12 | 85D26R | 85D26R×2 | |||
ハイエースバン | D | 2800 | QDF-GDH221K | 1GD-FTV | 17/12 | 85D26R | 85D26R×2 | |||
ハイエースバン | D | 2800 | QDF-GDH206V | 1GD-FTV | 17/12 | 4WD | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 2800 | QDF-GDH206K | 1GD-FTV | 17/12 | 4WD | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | D | 2800 | QDF-GDH226K | 1GD-FTV | 17/12 | 4WD | 85D26R | 85D26R×2 | ||
ハイエースバン | G | 2700 | CBF-TRH211K | 2TR-FE | 07/8 | 充電制御 | 55D23R | 80D26R | ||
ハイエースバン | G | 2700 | CBF-TRH216K | 2TR-FE | 07/8 | 4WD | 充電制御 | 55D23R | 80D26R | |
ハイエースバン | G | 2700 | CBF-TRH221K | 2TR-FE | 05/1 | 充電制御 | 55D23R | 80D26R | ||
ハイエースバン | G | 2700 | CBF-TRH226K | 2TR-FE | 05/1 | 4WD | 充電制御 | 55D23R | 80D26R | |
ハイエースバン | D | 2500 | KR-KDH200K | 2KD-FTV | 04/8 | 07/8 | MT・ロング・ハイフルーフ | 80D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 2500 | KR-KDH200K | 2KD-FTV | 04/8 | 07/8 | AT・ロング・ハイフルーフ | 85D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 2500 | KR-KDH200V | 2KD-FTV | 04/8 | 07/8 | MT・ロング | 80D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 2500 | KR-KDH200V | 2KD-FTV | 04/8 | 07/8 | AT・ロング | 85D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 2500 | KR-KDH205V | 2KD-FTV | 04/8 | 07/8 | MT・4WD・ロング | 80D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 2500 | KR-KDH205V | 2KD-FTV | 04/8 | 07/8 | AT・4WD・ロング | 85D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 2500 | KR-KDH220K | 2KD-FTV | 04/8 | 07/8 | AT・スーパーロング・ハイルーフ | 85D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | D | 2500 | KR-KDH225K | 2KD-FTV | 04/8 | 07/8 | 4WD・AT・スーパーロング・ハイルーフ | 85D26R | 85D26R×2 | |
ハイエースバン | G | 2000 | CBF-TRH200K | 1TR-FE | 04/8 | ロング・ハイフルーフ | 充電制御 | 55D23R | 55D23R | |
ハイエースバン | G | 2000 | CBF-TRH200V | 1TR-FE | 04/8 | ロング | 充電制御 | 55D23R | 55D23R | |
ハイエースワゴン | G | 2700 | CBA-TRH224W | 2TR-FE | 07/8 | 充電制御 | 80D26R | 80D26R | ||
ハイエースワゴン | G | 2700 | CBA-TRH224W | 2TR-FE | 05/1 | 07/8 | 充電制御 | 55D23R | 80D26R | |
ハイエースワゴン | G | 2700 | CBA-TRH229W | 2TR-FE | 07/8 | 4WD | 充電制御 | 80D26R | 80D26R | |
ハイエースワゴン | G | 2700 | CBA-TRH229W | 2TR-FE | 05/1 | 07/8 | 4WD | 充電制御 | 55D23R | 80D26R |
ハイエースワゴン | G | 2700 | CBA-TRH214W | 2TR-FE | 05/11 | 充電制御 | 80D26R | 80D26R | ||
ハイエースワゴン | G | 2700 | CBA-TRH214W | 2TR-FE | 04/8 | 05/11 | 充電制御 | 55D23R | 80D26R | |
ハイエースワゴン | G | 2700 | CBA-TRH219W | 2TR-FE | 04/8 | 4WD | 充電制御 | 80D26R | 80D26R |
- エンジン種類:G=ガソリンエンジン、D=ディーゼルエンジン車
バッテリーの品番の読み方
品番はバッテリーの容量や大きさなどを表しており、読み方を理解すると品番だけでどんなバッテリーかわかるようになる。
頭の数字は重要で、大きな数字ほどバッテリーの容量が大きい、すなわち高性能ということになる。
サイズ表記が同じなら、できるだけ頭の数値が大きなものを選べばバッテリーの容量アップが可能だ。
寒冷地仕様はバッテリー2個
バッテリーは気温が下がると電圧が低下するので、寒冷地仕様ではその対策としてバッテリーが2個積まれている。
寒冷地には強いが、バッテリー交換費用が2倍になるのは玉に瑕。
ちなみにハイエース寒冷地仕様の特徴についてはコチラの記事にまとめているので、興味のある方はどうぞ。
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ハイエースの寒冷地仕様は必要?非寒冷地仕様との違いと両方所有した感想まとめ
ハイエースの寒冷地仕様と非寒冷地仕様両方を所有した48Rが、両者の違いから寒冷地仕様の必要性を解説。これを読めばどちらを買うべきかわかります。
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性能アップ!Panasonic caos大容量バッテリーがおすすめ
さて、ここまで長い前置きを読んで頂きありがとうございます。ここからハイエースのバッテリー交換について書いていく。
純正より1.5倍も大容量なPanasonic caos
48Rのハイエースのバッテリーは「85D26R」なのだが、今回はPanasonic caosの「125D26R」に交換する。
容量はなんと「85」から「125」へと1.5倍だ!
バッテリーを交換するなら、純正バッテリーより断然Panasonic CAOSがオススメ(今まで乗ってきた車全て、バッテリー交換時はCAOSを選んでいる)。
バッテリーの購入はネット通販が一番安い
バッテリーはカー用品店の店頭価格とネット通販で大きな開きがある。
近所のイエローハットでバッテリー価格を見てくると、同じCAOS、125D26Lで39,938円!!
一方、ネット通販ではCAOS 125D26Rで、さらに廃バッテリー引取りまでついて15,000円程度だ。
ディーラーやカー用品店で買う標準バッテリーよりネットで買う高性能バッテリーのほうがずっと安い。
この価格差よ。
バッテリー交換は素人サンデーメカでも簡単にできる内容なので、ネット通販で高性能バッテリーを購入して自分で交換することを激しくオススメする。
ウチの場合、寒冷地仕様でバッテリー2個積みなので、交換費用に関してはディーラー見積もりで4.4万円、一方自分で交換するとバッテリーが大容量125になっても出費は3.1万円!1.3万円も安く済んだうえ高性能なものが買えるなんて、考える余地はないだろう。
通販でもバッテリーは後日無料引き取りサービスもあって集荷依頼も可能なので、ネット通販でも面倒なバッテリーの廃棄方法に悩むこともない。
ハイエースの他の使用で使うD23やD31の価格はコチラ。
交換手順
作業時間は30分程度。寒冷地仕様はバッテリー2個なので、45分ほどの作業時間。
簡単な作業だが、バッテリーはショートの危険もあるので、慎重に作業しよう。
手順①:メモリバックアップ電源をつなぐ
バッテリーを外した時点で、車の全ての電力が遮断される。
ハイエースの場合、電力が遮断されると必ず時計がリセットされてしまう。また、ナビによっては設定が初期化する場合もある。
48Rは対策として、カーメイトさんから販売されているバックアップ電源を使用している。
車のOBD2アダプタ(全ての車にある端子)に接続し、車の電装品に電力を供給する。
ハイエースのOBD2アダプタは運転席下、ブレーキペダルの上あたりにある。
3,4年に一回のバッテリ交換でしか使わないアイテムだが、オーディオの設定が初期化してしまったら、せっかくのチューニングが水の泡なので。。。
*2022/11/11追記*
上の画像で紹介しているのは乾電池式だが、現在はカーメイトさんからUSB接続によるモバイルバッテリーを利用して給電できるメモリーキーパーも販売されている(乾電池がモバイルバッテリーに置き換わった)
モバイルバッテリーを持っている人も多いかと思うので、今買うならコチラがオススメです。
手順②エンジンカバーを開ける
助手席下のカーペットをめくり、2箇所のス トッパーを解除すると助手席が後ろへ倒れてエンジンルームへアクセスできる。
ストッパーを2箇所解除すると助手席とセンターコンソールが跳ね上がってエンジンルームにアクセスできる。
跳ね上げた助手席は落ちてこないようにストッパーで固定しよう。
寒冷地仕様は運転席の下にもバッテリーがある。
運転席を一番前に移動させてフロアカーペットをめくるとサブバッテリーへアクセスするフタが現れる。
ノブを回せば外れる。
ちなみに寒冷地仕様以外はこのスペースは空洞になっているので、サブバッテリーの設置などに利用できる。
手順③:大原則!バッテリーのマイナス端子から外す
バッテリーを安全に取り外すには次の大原則を守らなければならない。
【取り外す時】
・マイナス端子を外す
・プラス端子を外す
【取り付ける時】
・プラス端子を取り付ける
・マイナス端子を取り付ける
バッテリー端子は10mmのレンチで外せる。
寒冷地仕様のユーザーは、運転席下のバッテリーのマイナス端子も先に外すのを忘れないように。
(素手で作業しているが、念のため軍手をしましょう)
お次はプラス端子を外す。
端子が硬かったので、マイナスドライバーでこじりながら外した。
マイナスから外す理由とは?
マイナス端子と車のボディは接続されていて、回路的には車全体がいわばマイナス端子になっている。
マイナス端子を先に外しておけば、電流はバッテリーのマイナス端子に流れないので回路が成り立たずショートする危険はない。
一方、先にプラス端子から外そうとしたらどうなるか?
プラス端子を外す工具が車のボディに触れた瞬間、大火花が散ることになる。最悪車両火災になるだろう。
理由は車全体がマイナス端子になっている状態なので、プラス端子を外そうとしてる工具が車のボディに触れた瞬間、プラス端子とマイナス端子が直結しショートするのだ。
12Vのカーバッテリーのショートのパワーはすごいよ。 余裕で金属を溶かすほどの熱が発生する。
取り付けるときにプラスからというのも、マイナス端子を外していて電流が流れないうちにプラス側の作業をするためだ。
手順④:バッテリー固定ステーを外す
これもバッテリーターミナル同様10mのソケットレンチで外す。
ステーにプラスのハーネスもまとめられているので、それも外そう。
手順⑤:バッテリーを上に持ち上げて外す
ステーを外せば、あとは上に持ち上げるだけ。
手順⑥:新しいバッテリーを取り付ける
新しいバッテリーを外すのとは逆の手順で組み付けていく。
さっきも書いたが、バッテリーターミナルは取り付ける時はプラス端子から。
間違えるとショートの危険もあるので、作業手順を確認してから慎重に作業しよう。
今回はPanasonicから発売されているバッテリーの寿命がわかるデバイス、lifewinkを組み込んだ。
電圧計があるので要らないと言えば要らないのだが、ブログネタということで。
4、5年後の次のバッテリー交換でlifewinkがちゃんと機能したか、レポートする予定だ。
*2023/01/09更新*
7年経ってもlifewinkでバッテリーは「良好」を示しており、マイナス10度でのエンジンがすんなり始動します。
↑こんな感じでバッテリーの状態が一目瞭然なので、一瞬で点検できます。
運転席下のバッテリーも交換完了。
あとはエンジンカバーを戻して終了。
お疲れ様でした。
備えあれば憂いなし!バッテリー上がり対策
もしものバッテリートラブルに備えて、持っていると役に立つアイテムのご紹介。
48Rは次の2つを車に常備している。
USBジャンプスターター
USB充電可能なジャンプスターター。
色々な製品が売られているが、ハイエースのような排気量がやや大きいディーゼルの場合は、バッテリー容量の大きなジャンプスターターが必要だ。
動作テストでは車のバッテリー端子を外して、USBジャンプスターター単体での始動を試みたが、さすがに無理だった。
バッテリーのマイナス端子を外して、ジャンプスターターのマイナスに繋ぐ。そしてジャンプスターターのプラス端子をバッテリのプラス端子に繋く。
ジャンプスターターのみだと、車の電装品は動かせるが、セルは少ししか回らずエンジンはかからなかった。
完全にバッテリー同等のパワーを発揮するものではなく、弱ったバッテリーの補助として、という感じの商品。
ジャンプケーブル
定番のバッテリーレスキュー。救助してくれる人を探す必要はあるが、かなりの確率でエンジン始動はできる。
48Rも過去2回この方法で助けてもらった。
注意点としては、ハイエースのディーゼルは始動にかなりの電流が必要ということ。レスキューする側の車もバッテリー容量が必要ということだ。
コンパクトカーのバッテリーでハイエースのエンジンを始動するには、エンジン空吹かししまくってオルタネータの発電量を上げてやっとだった(経験済み)。
任意保険でも無料でバッテリートラブルに対応
JAFに入ってないからってバッテリーレスキューを諦めたり、JAFにレスキューを頼んで非会員のレスキュー費用を払ってないだろうか?
JAFのバッテリー上がりの応急始動は非会員なら12,880円もするので、けっこうな出費になる。
ところが、自動車任意保険はたいていロードサービスがセットになっており、バッテリーレスキューも含まれている。
JAFに入ってないなら、まずは保険屋に電話しよう。
バッテリーの応急始動なら無料で対応していくれる(ただし、バッテリー交換が必要な場合、バッテリー代は実費)。
たまに「JAFの会員じゃないからバッテリーレスキューで高い費用を払ってしまった」というのを聞くが、保険のロードサービス知らずに使ってなかったのなら超もったいない。
まとめ
バッテリーはネット通販で買うほうが安くて高性能。さらにバッテリーのDIY交換も簡単なので、もはやディーラーやカー用品店での交換のメリットは薄いだろう。
純正バッテリーは4年目くらいで電圧か下がってきたが、Panasonic caosにして容量アップしたので5,6年は保ってほしいところ。
皆様も外出先でバッテリートラブルに合わないため、バッテリーの電圧チェックと、バッテリーが死ぬ前に交換をオススメします。
色々書いたので自分でもクリビツの長文記事になってしまったが、ご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。