
ジムニーはボディ全長が短くスクエアボディで後端の見切りも良いため、バックしやすい車であるが、リアウインドウは小さめで死角も小さくない。
今回はより安全性を高めるため、バックカメラを取り付けた。
市販のカメラ取り付け台座を使えば簡単に社外バックカメラを取り付けられる上、出来栄えは純正オプションのようにバンパーに埋め込み取り付けができる。
やはりカメラがあると目視の死角の障害物を確認できるので、安心感が違う。
取り付けて本当に良かった安全装備です。
※2024/03/15更新※
今回使用したカメラブラケットは、純正バンパーだけでなく社外バンパーでも取り付け可能です。
今現在はハイブリッジファーストのリアショートバンパーに取り付けてます。
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ジムニーのバックしやすさは?
48Rはハイエースやキャラバンなどのロングボディなワンボックスを乗り継いできたので、ショートボディなジムニーは運転席からボディ後端が近く、バックの見切りは抜群に良いと感じている。

また、ジムニーは小回りも効くので(とはいえ、軽自動車の中では効かないほうなのだが)バック駐車はかなりしやすいと感じている。
さて、こんなバックのしやすい車にバックカメラは必要だろうか?
バックカメラの必要性は、死角を埋めること
バックカメラはバックのし易さで付けるものではなく、目視やミラーでの確認と併用しつつ死角を埋めるものだと思っている。
決してバックカメラに頼ったバックはしてはいけない。
目視、ミラー、バックカメラそれぞれに死角は存在する。確認手段が多ければ、それぞれを補完し、より安全に運転することがてきるのだ。
以前キャラバンでカメラがあればぶつけなかった事や、カメラばっかり見てて周りを見てなく事故寸前のヒヤリした経験から、今ではしつこいくらい注意してバックしている。
運転上手くないので、これくらい注意しないとダメなんです。
ジムニーのバックカメラ取り付け方法
作業自体は簡単なのだが、ナビとバックカメラの配線作業は距離があるだけに手数が多くて、けっこう時間はかかります。
購入したカメラ
カメラはナビとメーカーを合わせてカロッツェリア を選択。

カメラは接続しやすさを考えて、ナビのメーカーと合わせるのが確実かと思う。
配線方法は、「ナビのバックカメラ入力」、「ACC電源」、「アース」の3本しかないので、特に難しい部分はない(リバース信号を取り出す必要もない)
カメラ台座
ディーラーオプションのバックカメラ同様に、バンパーにカメラを埋め込み取り付けできるカメラ台座が売られている。

今回はこちらを利用する。
純正のリアバンパーにはカメラ取り付け用の穴が空いている。

このステーを使えば、この穴にピッタリと取り付けることができるのだ。

カロッツェリアのバックカメラ付属の台座だとジムニーの場合は適当な取り付け位置がないので、取り付けステーのお陰でスマートかつ簡単に取り付けられる。
手順①リアバンパーの取り外し
リアバンパーの取り外しはコチラの記事を参照ください。
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手順②リアバンパーにカメラ取り付け
純正リアバンパーのカメラ取り付け位置にはカバーがかかっているので、まずはそれを取り外す。

まずはバンパー裏側のビスを取り外す。

カバー部分は不要なので、カットする。

ステーの取り付けはご丁寧に型紙が付属しているので、ポンチ打ってドリルで穴あけ。

カロッツェリア のバックカメラをステーにセット。

あとは型紙で開けた穴にタッピングビスで固定。

タッピングは不安なので、ナット止めだったらもっと良かったのだが。
手順③リアクォーターの内装剥がし
車内にカメラ配線を引き回すため、リアクォーターの内装を剥がす。
リアゲート付近の黄丸のクリップを外す。

セカンドシート台座部分のカバーも、内装と干渉するので外しておく。

このカバーは手で引っ張るだけで、簡単に取り外すことができる。
車体前方側はクリップ1個の取り外しと、シートベルト固定ボルトを12mmのソケットで取り外す。

リアクォーターの内装を外す前に、サイドスカッフも取り外す。

サイドスカッフはクリップ2ヶ所で固定されているだけなので、上に引っ張るだけで取り外し可能だ。
さて、いよいよ内張の取り外し。リアからめくってクリップを解除していく。

車体左側はシガーライターソケットが付いているので、コネクターを外すのを忘れずに。

Bピラー接続部分は爪がかかっている。少し力を入れて引っ張れば、爪を外すことができる。

あとはセカンドシートを避ける様に、車体の前方斜め上方向に力を入れれば内張を取り外すことができる。

手順④カメラ配線の車内引き込み
カメラの配線引き込みは、リアゲート付近のゴムパッキンから引き込むことにした。まずは下の画像真ん中のゴムパッキンを取り外す。

思い切って、ドライバーでぶち抜いちゃいます。

カメラのコネクターにマイナスドライバーを差し込んで。

さっきのゴムパッキンに開けた穴に通す。

念のためブチルゴムテープで防水処理しておいた。

あとは純正配線に沿って、助手席足元まで配線を通す。

手順⑤ナビまでのコード引き回し
バックカメラの配線は助手席足元まで通して、そこからは付属の配線コードにコネクター接続してナビに繋いでいく。

助手席足元のカバーは発煙筒後ろのクリップを解除して取り外す。

グローブボックスの取り外し方はコチラの記事参照。
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ナビの外し方はコチラの記事を参照。
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まずはアース接続。
ナビ裏の下2本のボルトにクワガタ端子を接続する(上のネジはアースに落ちてないので使用しないように)


カロッツェリア のバックカメラ配線のACCは、ご丁寧に分岐配線付きになっていた。

ナビのACCは既にETCのACCで塞がっていたが、分岐配線のお陰で無加工でETCとバックカメラ同時接続できた。
コストアップだろうけど、こういう細かい配慮が嬉しい。
カメラ入力の接続。カロッツェリア 同士でコネクターの色も揃っているので作業しやすい。

これにて接続作業は完了。
あとは逆の手順で戻して作業終了だ。
リアバンパーからナビまで、物理的距離が長く作業量も多いが、かなりの部品を取り外すので、やったった感はひとしおです(笑)
インプレッションとまとめ
まずはナビの設定でガイドラインのセッティング。

純正ナビではないので、ハンドル連動がないのは残念だが、それでも基準線が入ることで格段にバックしやすくなる。

目視の死角もバッチリ確認でき、取り付けて大満足。
取り付けは作業量が多くてやや時間もかかるが(ナビ裏めくるので、ナビと同時作業のほうが効率的かな)、死角を埋めるカメラの安心感に勝るものはない。
取り付けて本当に良かったオススメカスタムです。
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。







