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ジムニーで快適車中泊!〜ポータブル電源BLUETTI EB55導入〜

ポータブル電源といえば、最近キャンプや車中泊、災害時の電源確保用など、ネット通販や家電量販店でも目にする機会が多くなってきた商品。

48Rも車中泊が多いので、以前からエンジンをかけなくても電気が使えて、さらに冬の車中泊では電気毛布を運用したくて検討していたのだが、この度BLUETTIさんからコンパクトで多機能なポータブル電源「EB55」を提供して頂いた。

冬からから夏までの半年間じっくり使ってみたので、今回の記事ではポータブル電源で車中泊がどれくらい快適になったか、レビューする。

 

車中泊でのポータブル電源の容量選び

48Rはジムニー車中泊が多いので、ソロで2泊の車中泊を耐えられるという基準で容量を検討した。

 

ポータブル電源の「出力」と「容量」

ポータブル電源選びにおいて、「出力」と「容量」は選択の重要なファクターだ。

  • 「出力」とは、ポータブル電源が発揮できる最大出力値であり、ポータブル電源の最大出力は使いたい家電の消費電力値を上回ってなければならない。
    例えば、1000Wの電気ポットを動かしたければ、ポータブル電源の出力は1000W以上なければならない。
  • 「容量」とはバッテリーが蓄えられる電力を表している。例えば500Whという表記ならば
    500Wの電力を1時間
    または100Wの電力を5時間
    のように、電力と使用時間の積で表された単位となっている。

ポータブル電源は「出力」や「容量」が大きければ使える家電が増えてくるが、その分値段が高くなったり大きさや重量も大きくなるので、自分の用途に合ったサイズを選択するのが重要だ。

 

 

主な家電の消費電力

ポータブル電源選びの参考に、主な家電の消費電力をまとめてみた。

家電 消費電力
スマホ(充電時) 5~16W
LEDライト 5W
サーキュレーター 20~30W
Switch(本体充電時) 39W
小型冷蔵庫 30~60W
電気毛布 35~55W
ノートパソコン 45~65W
炊飯器 350~450W
電子レンジ 500~1300W
IH卓上コンロ 750~1000W
ハロゲンヒーター 800~1000W
ドライヤー 1100~1300W
電気ポット 1200W

※消費電力はその家電のだいたいの目安です。

 

ヒーター、レンジ、電気ポットなど、大熱量を扱う家電はかなりの出力値なので、ポータブル電源もそれなりに大きな最大出力を持ったものが必要になってくる。

逆にスマホやLEDライトしか使わないのであれば、ポータブル電源というよりモバイルバッテリでも十分事足りる。

まずは使いたい家電をイメージすることが、ポータブル電源選びでは重要だ。

 

 

車中泊で使いたい電化製品の消費電力からポータブル電源を選ぶ

48Rが車中泊で使いたい家電と消費電力は下表の通り(表は横スクロール)

家電の種類 消費電力 使用時間 消費電力量
電気ポット(低電力タイプ) 500W 5分 x 4 = 20分 200Wh
ポータブル冷蔵庫 容量20L 冷却時40W 保冷時1W 冷却2時間 保冷20時間 100Wh
電気毛布 40W(強:約23Wh 中:約14Wh 弱:約2Wh) 弱12時間(寝はじめ1hのみ中) 48Wh
ノートパソコン 40W 2時間 80Wh
小型扇風機 強40W 中30W 4時間 120Wh
スマホ充電 15W 1時間 15Wh
LEDランタン充電 5W 1時間 5Wh
カメラ充電 5W 1時間 5Wh

 

考え方として、2泊のソロ車中泊キャンプで、快適性を上げるために補助的に家電を使いたいという感じ

  • 電気ポットはカップラーメンやカップスープ用(ホットコーヒーはコンビニや自販機も利用)
  • 電気毛布は冬用寝袋と組み合わせて使うので、弱で十分(マイナス18度でもOK)
  • ノートPCは家で充電してくるので基本充電しないが、たまに足りないときの継ぎ足し充電用
  • 扇風機は車中泊と昼間の休憩時に使用
  • 充電物はスマホ/LEDランタン/デジカメ(GoPro)など
  • 冷蔵庫はまだ未入手なので、推定で書いている。将来的に導入するかも。
    (現状はビールとコンビニおつまみしか冷やさないので、クーラーボックスとコンビニで売ってる凍ったお茶のペットボトルでも困ってない)

 

ざっと使用電力を見積もってみたけど、ソロ2泊程度なら500-600Whクラスのポータブル電源で十分事足りそうである(容量上がると価格も上がるので、適正容量くらいを買いたい)

 

今回BLUETTIさんから提供いただいたEB55は550Whは「容量537Wh」「出力700W」なので、湯沸かし用の低電力タイプの電気ポットも使えるし、2泊のソロでも十分な容量を持っており48Rの検討範囲ドンピシャ。

あいがたく使わせて頂きます!

公式サイトの販売ページ

 

その他、BLUETTIさんはEB55以外にもさまざまなポータブル電源を販売されているので、サイトを見るだけでも楽しいよ。

(↓バナーをクリックすると、公式サイトに飛べます)

ファミリーキャンや野外で家並みの家電を使いたいなど、目的に応じて様々なポータブル電源がラインナップされている。

 

また、BLUETTIさんは定期的にセールを行なっていて公式サイトが最安値になっていることもあるので、定期的にチェックをオススメします。

今なら下記セール中です。

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BLUETTI EB55の特徴

さて、自宅に届いたEB55の開封の儀。

 

正面はこんな感じ。

正面の出力ポートは下記の通り。

 

出力ポート スペック
AC出力 4口:700W (100-120V, 瞬間最大1,400W)
USB出力 USB-A×4:最大15W(5V/3A)
USB-C×1:最大100W(5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/5A)
DC出力 シガーソケット:120W(12V/10A)
DC×2:60W(12V/5A)
ワイヤレス出力 最大15W(5V/1A, 5V/1.5A, 5V/2A, 5V/3A)

100Vコンセントや各種USB出力が備わっていて、ソロで使う分には全く困ったことはない。

唯一気になるところとしては、USB-Cが1口しかないこと。将来的にUSB-Aが駆逐されUSB-Cばかりになると思われるので、USB-Cが最低2口はあったほうが将来的に長く使えて良かったと思う。

 

 

背面にはライトを装備

背面にはライトを装備。

これは先に結論を言うと使い難い。

照明って高い位置に吊らないと広範囲を照らせないのだが、重いポータブル電源を高い位置に置けないし、明かりをつけても電源背面の狭い範囲しか照らせずほとんど役にたっていない。

まあ、いざという時にポータブル電源だけでも照明は確保できるといういう緊急用装備かな(懐中電灯が絶対あるとは限らないので)

 

側面は冷却ファン

静かな環境で消費電力の大きなものを使うとファンの作動音がそれなりに聞こえてくるが、フィールドだとそれほど気にはならない。

また、就寝時の電気毛布使用時などは消費電力低くファンは作動しないので、作動音に関しては全く問題なし。

 

充電時もファンはけっこう回るが、運転中しか充電しないので特に問題なしかな。

 

 

豊富な充電方式

充電は次の3タイプが付属。

  • 100V AC電源
  • 12Vシガーソケット
  • ソーラーパネル充電用(ソーラーパネルは別売り)

48Rは常にジムニーに乗せっぱなし運用なので12Vシガーソケットしか使ってないが、色々な充電方式が選べるのは嬉しいよね。

 

 

取扱説明書

なぜか可愛いイラストの入った説明書。

説明書はネットでも読めるので、持ち歩かなくても大丈夫。

EB55の取扱説明書

まあ、使い方はシンプルなので、説明書が必要になることもないんだけどね。

 

BLUETTI EB55のフィールドレビュー

実際に車中泊キャンプなどで半年間使いまくってみた。

 

電気ポット

ポータブル電源で一番活躍しているのが電気ポット。

コンビニ弁当よりカップラーメンが好きなので、外でお湯が手に入るのは嬉しい限り。

ちなみに、普通の電気ポットは消費電力1000WくらいあってEB55では駆動できないので、600Wの低電力タイプを選んだ(実際の消費電力は上の画像の通り500Wくらい)。

 

ちなみに、ポータブル電源の前はガスストーブを使っていた。

これはこれで便利なのだが、風が強いと火が安定しなかったり定期的にキャンプ用品店でガス缶を購入したりと不便なところがあったのだが、電気ポットはそういう不便がなく助かっている。

とはいえ、ソロ車中泊のときはポータブル電源で十分なのだが、子供二人連れての車中泊キャンプのときは使うお湯の量も増えてきてポータブル電源の容量が足りなくなってくるので、場合によってはガスストーブも併用している。

 

冬の車中泊で電気毛布

冬のスキー場駐車場の車中泊はとにかく寒いよね。

しかし、電気毛布をダウンシュラフの中に入れると、めちゃくちゃ暖かい!(おまけにポータブル電源も長持ち)

保温性の高いダウンシュラフが電気毛布の熱を魔法瓶のようにキープするので、「弱」でも朝までポカポカなのだ。

48Rの場合はダウンシュラフ内の空気を温めるのに使っているので、広電さんの敷タイプの電気毛布 130cm x 80cmを使用している。

これで一番寒い車中泊でマイナス18度まで経験しているが、朝までポカポカだった。

唯一の欠点は、タイマーがないことかな。最初の2時間だけ温めたいという使い方ができない。

 

使用電力は34W前後。

ずっと34W消費しているのではなく、電気毛布が温かくなったら0Wになるので、ON-OFF制御で温度をコントロールしているようだ(「弱」でも34W消費しているが、OFFの時間が長くなる)。

ということもあって、電気毛布はシュラフの下に敷くより、シュラフの中に入れた方がOFFの時間が長くなるのでポータブル電源が長持ちする。

 

また、寒くなってくるとポータブル電源のバッテリーが弱って残り容量がみるみる下がってくるので、寝る前に車内を温めたらポータブル電源もダウンジャケットとスノーボードウェアで包むなど、工夫が必要になってくる。

 

 

ノートパソコンの電源として

車中泊の楽しみといえば、車内で酒を飲みながらレース観戦したり好きなアニメ観たり、秘密基地ジムニーのプライベート空間で自分の時間をまったり過ごすこと。

19時くらいからイソイソと準備して、23時近くまで車内宴会を楽しんでいるが、パソコンの消費電力の大きな動画視聴でも、ポータブル電源があればバッテリーを気にすることなく動画視聴を楽しむことができる。

この時間がたまらんのよね〜

 

ポータブル電源で扇風機(サーキュレーター)

夏の車中泊やキャンプでは扇風機が大活躍。

実際には扇風機というか、小型でパワフルなサーキュレーターが車中泊に向いている。

風があるだけで涼しさが全然違うので、これで夏の車中泊の快適性がかなり向上した。

ちなみに、扇風機(サーキュレーター)はタイマー付きを買った方が良い。朝方は気温下がってきて扇風機不要なことも多いので、タイマー付きにすることで不要な電力消費をカットできる。(最初タイマーなしを買ってしまい朝までサーキュレーターが回りっぱなしだったので、タイマー付きに買い直した)。

また、ずっと風を当ててると体が冷えて朝調子悪くなるので、首振りもあったほうが良い。

 

以前はよくあるUSB充電の小型扇風機を使っていたのだが暑い夜には風量不足。一度パワフルなサーキュレーターを使うともう手放せない。

 

その他、夏場のMTBは汗でヘルメットがビショビショになるのだが、サーキュレーターで急速乾燥なんかも利用している。

 

アイリスオーヤマのサーキュレーターの使用電力はカタログ値33Wなのだが、実使用では41W。

 

 

EB55の充電について

EB55はさまざまな充電方式に対応していて、それぞれの充電時間は下表の通り。

充電方法 最大入力 充電時間
(約)
付属のACアダプター 90W 6.5時間
カーチャージャー 電圧12V:98W
電圧24V:196W
6.5時間
4時間
別売りのACアダプター 200W 4時間
別売りのソーラーパネル 200W 4時間
別売りのACアダプター

別売りのソーラーパネル

※マルチ高速充電
400W 2.5時間

 

48Rは車に置きっぱなし運用なので、ジムニーの荷室にあるシガーソケットで充電している。

カタログスペックは12Vシガーソケットで98Wだが、アイドリング時のインプットは60~75W。アイドリングは低回転なのでオルタネーターの出力が絞られているのかなと思ったけど、高速道路走ってても80W超えることはないので、JB74ジムニーシエラの電流のほうがボトルネックになっているのかもしれない(シガーソケットのヒューズは15Aなので、12V X 15A = 180Wなので、カタログスペックの98W出ても良さそうだが)

48Rはだいたい週末は6時間くらいは運転しているので、運転中だけの充電で困ったことはないが、目的地まで往復で2時間しか運転しないなど、十分な充電時間が取れないなら、あらかじめ家でフル充電したほうが良いだろう。

(48Rは車は自宅から離れた月極駐車場に停めているので、家に持ち帰って100Vコンセントで充電するの面倒なのよね)

 

道中だけの充電で不足なら、ソーラーパネルで現地で充電するものあり。

カタログスペックではインプット200Wで4時間充電となっている(日照時間に左右されるが)。

 

 

ポータブル電源BLUETTI EB55まとめ

導入して本当によかったポータブル電源!

いままで車中泊ではアイドリングしてなんとか12Vシガーソケットを使うか、さもなくばモバイルバッテリーでスマホ充電するくらいだったのだが、ポータブル電源でそれなりに家電が使えるようになり、導入当初は「車中泊に文明が来た!」と車内で大喜びしていた(笑)

実際に半年使い込んでみたが、電気ポット、扇風機、電気毛布が車中泊で使えることは本当に便利で、もう文明が来る前の車中泊には戻れない。

 

また、ポータブル電源があるともしも災害で停電してもライフラインであるスマホや照明の電源をを確保できるので、いざという時の防災アイテムとしても心強い(その意味では、停電しても充電できるソーラーパネルを買うのはありかもしれんない)。

 

以上、半年使い込んでみての感想でした。

車中泊やキャンプが多い人は買って損なしのアイテムかと思う。

この記事がポータブル電源の容量選びや使い方の参考になれば幸いです。

 

他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。

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