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エアコンの駆動ロスを減らせ!JB64/JB74ジムニーにエアコン添加剤を投入する【NUTEC NC-200】

JB64もJB74もエンジンパワーが物足りなく、走りに不満を持つ場面も多いのではないだろうか。

48Rもちょっとでも走りを良くしたいと思っているのだが、今回はパワーアップではなくパワーロスを減らす方向のチューニングとしてエアコンのコンプレッサーに添加剤を注入してみた。

コンプレッサー内のフリクションロス低減を期待できる製品だが、パワーは気持ち程度の向上だが、エアコンの作動音の低減と振動低減ははっきり感じることができた。

気持ちエアコンの効きも良くなり、フリクション低減以外にもメリット色々とメリットを感じられたチューンでした。

 

エアコン添加剤について

エアコン添加剤の役割

エアコンのコンプレッサーの内部はコンプレッサー用オイルが循環しており、コンプレッサー部品の潤滑と機密性を高める役割を果たしている。

エアコン添加剤とは、このコンプレッサーオイルの潤滑性を高めるとともに、フリクションロスを低減を狙ったものだ。

潤滑性を高める効果があるので、コンプレッサーがヘタった車だけでなく、新車から入れることでコンプレッサー内部部品の摩耗を防ぎ、長く調子良く使える効果も期待できる。

また、コンプレッサーのフリクションを低減することができるので、パワーロスを減らす(パワーアップと同じ効果)もあるのだ。

 

オススメのエアコン添加剤

エアコン添加剤として有名なものを使えば間違いない。

48RはJB23にはワコーズの「パワーエアコンプラス」、今回のJB74にはNUTECの「NC-200」を使用している。両者を直接比較したわけではないし、入れる車のコンディションも異なるのだが、どちらもコンプレッサーがスムーズに回るようになるのは間違いない。

どちらが良いか?と聞かれたら、どちらも間違いがない製品なので「好きな方を選んだください」と答えるでしょう(48RはNUTECのエンジンオイル/ギアオイルを最近は愛用しているので、NUTECを買ってみました)

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エアコン添加剤の施工方法

必要なもの

・チャージホース

・エアコン添加剤

 

 

手順①チャージホーズにエアコン添加剤を接続する

まずチャージホースの先端の針の確認。針が飛び出していたら、蝶ネジを回して針を引っ込めてから、エアコン添加剤を接続する。

この針はガス補充するタイミングで缶を開けるときに使うもの。ちゃんと引っ込めておかないと、エアコン添加剤を繋いだ瞬間に穴を開けてしまうので注意が必要だ。

 

こんな感じで接続する(NC-200の写真を撮り忘れたので、以前のパワーエアコンプラス接続時の写真)

 

手順②チャージホースを低圧側配管に接続する

エンジンオフの状態でチャージホースを低圧側の配管に接続する。

ホース接続部に「L」と書いてあるキャップがあるので、落とさないように注意して取り外す。

 

チャージホースの接続部はエアーコンプレッサーの接続カプラのように外側のリングを押し下げて、配管に接続する。

 

エアコンの配管にチャージホースを接続。

チャージホースの圧力系が「黄色ゾーン(圧が高すぎ)」に振れているが、エアコンを作動させると適正圧に戻るので気にしなくて大丈夫。

 

 

手順③チャージホース内のエア抜き

この状態で一瞬だけパワーエアコンプラスの缶を緩めて、チャージホース内に残った空気を追い出す(時間にして0.5秒くらい、プシュっと一瞬音がする程度でOK。あまり長く開けるてもエアコンガスが漏れるだけ)

この作業をしてホース内の空気を追い出しておかないと、エアコン配管内に空気が入ってしまう。エアコン内は水分が入ると内部で凍結して不具合が発生するので、水分が含まれた空気の混入は厳禁なのだ。

 

 

手順④パワーエアコンプラスの補充

エンジンをかけてエアコンを下記状態にする。

補充作業中のエアコン設定

・エアコン最低温度

・風量最大

・内気循環

 

そして缶を逆さにして、チャージホースの蝶ネジを回してエアコン添加剤の缶に穴を開けて潤滑剤を投入する。添加剤の缶の内部圧力のほうがエアコン配管内より圧力が高いので、添加剤が内部に入ってっいく。

ガスではなく缶内の添加剤を入れるのが目的なので、逆さにしないと缶に潤滑油が残っちゃいます(NUTECの広告でも逆さにしている)。

手で握って缶を温めたり振ったりして、添加剤が入っていくのを促してやる。大体3分くらい経つと、缶も軽くなって添加剤がほとんど残ってないのがわかる。

最後にチャージホースを抜いて終了です。

 

エアコン添加剤NC-200の効果のほどは?

エアコン添加剤を投入した直後から、コンプレッサーの動作音が静かになったのが感じられた。とくにエアコンクラッチが繋がった瞬間のコンプレッサーのどっこらしょと言わんばかりにドルゥンと動き出していたのが、添加剤投入後はスルリと回りだすし、作動音も静かではないか!

こりゃ潤滑性が上がって、エアコン部品の寿命も伸びそうだ。

フリクションロスによるパワー感の向上については、上がってるような変わってないような微妙なところ。流石にコンプレッサー駆動ロスがゼロになるわけではないので、5馬力程度消費していると言われているコンプレッサーの消費が3~4馬力程度(つまり1〜2馬力の向上)に減る程度と思われる。まあ体感できるほどではないがNA車の馬力向上はチリツモだし、確実にフリクションロスは減っているので長い目でみたら燃費のメリットもあるでしょう。

そして新車で買って2年ほどでエアコンも十分に効いているのだが、添加剤投入後はさらに冷えるように感じている(施工前後で温度測っておけば良かった)。

 

エアコン添加剤は3,000円前後で購入できるし、意外と効果も実感しやすくエアコン寿命も伸びそうなので、新車からやっても良いカスタムではないでしょうか。

 

ちなみに、エアコン吹き出し口からの臭い匂いが気になる方はエアコンのフィルター交換や、それでも改善しない場合はエバポレーター洗浄をオススメします。

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