これまで色々な車中泊マットレスを試してきたのだが、今回は良いと評判のジムニー専用設計の車中泊マットに手を出してみた。
さすが専用設計だけあってジムニーの室内にピッタリ。硬めのマットレスは変に身体の一部が沈み込むこともなく寝心地も悪くない。
加えて三つ折りマットレスなので、空気マットのようにベッドメイキングに時間かからないし収納もコンパクトなので、ますますジムニー車中泊が捗るようになりました。
寝心地と収納性がなかなか良いレベルでまとまっているおすすめの車中泊マットです!
K.CraftのJB64/JB74ジムニー専用設計の
三つ折りマットレス
いくつになっても新しい道具が届くとワクワクするよね。
K.CraftさんのAmazonショップから注文したら、翌々日には家に着弾したので、さっそくねっとりと触ってみる。
マットレスは三つ折りなので、畳んだ状態では座布団程度の大きさ(60cm x 60cm)。
表皮は凹凸加工されたビニール系の素材。
ビニール系なので、汚れても拭くだけで綺麗になるし、凹凸のお陰で表面がつるつる滑ることもない。(布製のマットレスだと、車中泊宴会でうっかり酒をこぼした時、シミになるのよね。。)
広げると全長180cm。
自分は身長175cmなのだが、十分な長さである。また、ちょうどジムニーを車中泊モードにした時の室内長にピッタリ収まる全長である。
画像引用:K.Craft
マットレスの厚みは54mm。
寝心地は結構硬め。児童体育館の運動スペースに敷いてあるマットに近い感じかな。
とはいえ、5cm厚の柔らかめのマットレスだと変に身体が沈み込んだり、沈んだ部分が床面に接触して硬く感じるので、むしろあまり沈み込まないほうが寝心地が良かったりする。
K.Craftさんの販売サイトのマットレスの説明も載せておく。
内部素材は断熱性、弾力性、耐久性に優れ、医療品輸送にも使用されるEPEを使用(EPEは類似品で使用されているウレタンとは違い経年劣化しずらく熱変化や耐久性で格段に優れているのが特徴です)
ちなみに、5cm厚のウレタンマットレス(6折りタイプ)も持っている。
5cmの柔らかめのウレタンだと、寝心地悪くて結構疲れるのよね。柔らかいので腰が沈み込むし沈み込んだ部分が床面に接触して硬く感じるので、朝起きたら身体が痛い。2連泊はなんとかなるが、3連泊はごめんという感じである。
K.Craftマットレスを車中泊で使ってみた
いよいよ実戦投入。
車中泊マット設置編
さて、実際にジムニーにK.Craftマットレスを積んでみる。
収納サイズは60cm x 60cm x 16cm程度なので、それほど場所はとらない。ジムニーで車中泊する人は後部座席に人を乗せないと思うので、後部荷室への収納は余裕のよっちゃんで、さらにキャンプ道具があっても問題ないだろう。
ベッドメイキングは空気を入れる必要もないので簡単楽ちん。
上半身側はピッタリ。
ただ、肘掛け足元部はアームレストに干渉してしまった。
足元はそれほどマット幅いらいないし、足元に向かってスリムになるデザインだと嬉しいのだが(アームレストは小物入れにもなっていて外したくないので、アームレスト併用でフラットにしたい)
ジムニーの助手席部分は完全にはフラットになってないのだが、マット自体に硬さがあるので、ある程度段差は吸収してくれる。
(助手席部分の段差が気になる人は、専用の段差解消クッションもK.Craft様から販売されている)
斜めカットされた部分がシフトレバーやリアゲートの絶妙な逃げになっている。
さすが専用設計で、狭いジムニーで最大限に大きなマットレスを使えるような工夫がされている(汎用の車中泊マットレスだと長方形しかないもんね)。
車中泊寝心地レビュー
さて、コイツと初夜を過ごしてみる。
いつものように秘密基地で車中泊宴会を楽しんだあと、いそいそと寝袋に潜り込む。
うん、寝心地は硬めだけど、変に身体が沈むことないし、悪くない。
助手席部分は段差があって完全フラットにはならないが、ある程度マットレスの硬さで段差を解消してくれるし足元はフラットでなくても気にならないので、48Rの場合は問題ないかな(段差解消グッズは必要なさそうである)。
翌朝、空が白み始める頃、目覚ましなしで目を覚ました。
一度も起きることなくぐっすり寝て疲れも取れたし、身体も痛くないし、なかなか良い!
3連休で金曜夜、土曜夜、日曜夜の3連泊使ってみたが、3夜ぐっすり眠ることができた。
さらなる快眠を目指してひと工夫
車中泊で連泊するときは、いかに睡眠のクオリティを確保するかが重要。
限られた睡眠時間で深い眠りを確保し身体を回復させるため、硬めのK.Craftのマットレスと柔らかめのウレタンマットレスの二重マットレスにしてみた。
2枚合わせせると、マットの厚みは10cm!しかも上は柔らかめ、下は硬めの2層構造!
それではおやすみなさい。ぐ〜すかぴ〜(酔っぱらいなので、10秒で気絶)
うーん、2重マットレスなかなか良き!
上側の柔らかいウレタンマットレスが体にフィットして、下の硬めのK.Craftが身体をサポートするので、疲れ取れてスッキリですよ。
また、マットレス2枚あれば、全面に引いて室内を広く使うこともできる。
1人で寝る時も、マット2枚引いて室内でゴロゴロするのも良いものです。
その他のジムニー車中泊マットレスレビュー
どんだけマットレス買ってんねん!と突っ込まれそうだが、エアーマットからウレタンマットレス、座椅子ベッドまで結構試している。
その他のマットレスレビューはこちらの記事で紹介している。
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JB64/JB74ジムニーの車中泊マットレビュー【インフレーターマットvsエアマットvsウレタンマット】
こんにちは、JB74ジムニーシエラで車中泊しまくりの48riderです。 今回は色々と買い集めた車中泊用マットの使用感についてレビューをする。単品のレビュー記事はあっても、実際にジムニー車中泊で比較し ...
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JB64/JB74車中泊マットレビュー 座椅子ベッドと6つ折りマットレスを試してみた
以前にもJB64/JB74向けの車中泊マットレスのレビュー記事は書いているのだが、その時は車中泊用インフレーターマットやキャンプ用マット中心で記事を書かせて頂いた。 当時は主にエアマット ...
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一番寝心地が良いのは座椅子ベッドなのだが(下の画像の左)、収納時にめちゃ場所を取るのと寝床を作るのが大変なので、最近は家でTV椅子となっている。。
↑座椅子ベッド、これ以上畳めないのよ。荷室で場所をとりすぎる。
ちなみに、48R以外も背もたれが畳めないことに不満が多かったのか、現在は背もたれが畳める新仕様が登場している(しかも軽量化)。
今買うならコッチよね。
おまけ車中泊ネタ
マットレスレビューから脱線するが、最近ジムニー車中泊でしみじみ便利と感じるネタを2つ紹介する。
小ネタ①室内天井ラック
ジムニーの車内は狭いので、天井に収納を作ると散らかりがちな小物類をスッキリ収納できて便利。
このラックの最近の便利な使い方として、ネットの部分にシュラフを収納している。
起きたら寝転がりながら天井収納にシュラフを詰め込むだけだし、ぎちぎちに詰め込むシュラフ袋に比べふんわり収納できるので、多少シュラフの乾燥もすることができる。
この収納方法にしてから、シュラフ袋はほとんど使わなくなってしまった。
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【超便利】JB64/JB74ジムニーに天井収納を作る【パイプラック】
ジムニーで車中泊したり大量の荷物を積み込むと、小物類の整理の困りませんか? 48RはJB23ジムニーの頃からやっているのだが、車内に天井ラックを設置すると迷子になりやすい小物類をスッキリ収納できるうえ ...
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室内折りたたみテーブル
車中泊宴会用に折りたたみテーブルをDIYで取り付けたのだが、これが大活躍。
今までは小さな折りたたみテーブルを車中泊の度に設置していたのだが、やはり備え付けのテーブルだと手間がない。
酒、つまみ、小物を置いたりで大活躍しております。
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JB64/JB74の荷室に自作折りたたみテーブルを取り付ける【車中泊キャンプに】
車中泊の時にビールやおつまみを置くテーブルが欲しいので、汎用品を使って折りたたみテーブルを組んでみた。 JB64/JB74ジムニー向けには専用折りたたみテーブルも販売されているが、ちゃんと飯を食うには ...
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ジムニー専用設計 K.Craftマットレスまとめ
閑話休題、マットレスレビューをまとめあげます。
やっぱりさすがの専用設計という感じのマット。シフトレバーやリアゲートに干渉する部分は切り抜きされているので、ジムニーの限られたスペースで最大限の幅のマットレスを使えるように工夫されている。
また、寝心地に関してもやや硬めながら、変に腰だけが沈み込むこともなく寝心地は悪くない。さらに上にもう一枚マットレスを敷くことでさらなる寝心地向上もできる。
お値段は汎用の車中泊マットレスに比べるとやや高いのだが、お値段分の価値はあるマットレスでした。
収納性や寝心地両方がいい感じにまとまっているので、ジムニー車中泊入門に良いのではないでしょうか。
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。