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ついに辿り着いた最高なブーツRIDE『the92』スノーボードブーツレビュー

長らくブーツはDEELUXEやバートンなど王道ブーツを履いてきた48Rだが、先シーズンからRIDEに電撃移籍(自腹で)。

良いよと評判だったthe92をどうしても試してみたかったのだが、実際に2023-24の1シーズン使い倒してみて本当に良いブーツだった。

素晴らしいフィット感できつく締め込まなくてカカトが浮かないし、軽く締めるだけで良いので足も疲れない。フレックスもガチガチではなく適度に足首が動かせる好みの硬さで、ブーツに関しては過去イチ快適なシーズンを送ることができたのだ。

今回はそんなthe92のレビューと、購入時に気をつける点(合わない人には合わない)について書かせて頂きます。

 

 

Ride the 92購入動機

48Rの周りでにわかに増えてきたRideユーザー。そして皆、口を揃えるのが「熱成形のフィット感」と「足首の自由度と反発のバランスの良さ」。

 

評判の連鎖反応で毎年毎年RIdeに履き替える友人知人が増えていく中、48Rも気にならないわけがない!

今までブーツでは王道中の王道であるDEELUXE 2足、Burton 7足履いてきたのだが(プラス初心者の頃はシマノ履いてた)、同じメーカーのブーツを履き続けるのも飽きてきた頃なので、ここはいっちょ評判のRideを試してみるか!となった次第。

 

加えて、白馬のGRAGE902でRideブーツ試着会をやっていたのだが、そこでthe 92の良さをRideライダーに事細かに教えてもらったので、もう買わずにはいられないよね。

ちなみに、GARAGE902はニューモデルブーツを安く購入することができ、早期割引10%オフでさらに10%分のポイント還元(ポイントは買い物で使える)がついてくるので、実質20%オフでニューモデルを買うことができる。

さらに熱成形インナーの焼き直しも対応してくれるので、そんなショップがホームゲレンデの麓にあるのだから、東京に住んでいるからって神田に行く理由ないよね(48Rはもう神田には10年以上行ってない)。

 

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The 92の特徴

極上のフィット感

the 92は色々と特徴のあるブーツなのだが、その中でもフローティングタンが最もこのブーツの特徴を表しているだろう。

なんせ、従来のブーツではタンの先端がブーツに繋がってそこを支点にタンが動くのだが、このブーツはアウターシェルとタンの間に布があって、タンがフリーに動くのである。

詳しい説明はQUESTさんのブログがわかりやすい。

 

そしてそのフローティングタンがどれだけ自由に動くか、動画に撮ってみた。

このタンが足首の一番フィットするところで締め込みができるのでフィット感が本当に良いし、均一に足に当たるので軽く締めるだけでブーツの中で足が遊んだりしないのだ。

キツく閉めなくてもフィットするなんて、まるで魔法のブーツ。

軽い履き心地なのに、カカトが浮かないしハイスードでもなんの不安もない。いままでのブーツはキツく締めることでフィット感を高めていたが、その反面血行が悪くなって足が疲れやすかったり冷えやすかったりしたのだが、RIDE the 92は快適そのものである。

 

また、そのフィット感を高める上で熱成形インナーも重要な役割を果たしているのは言うまでもない。

インナーブーツはINTUITIONというインナーブーツ専門メーカーのものを使用しており、ラップ式とすることでアウターを締めるとインナーも均一に締まってくれるスグレモノ。

他メーカーのようなインナーレースはないのだが、ラップ式シンナーが包み込むように足にフィットしてくれるので、インナーレースがないことによるデメリットは一切感じない。

 

 

優れた耐久性

そしてthe92のもう一つの特徴は、アウターブーツの傷みやすい部分に樹脂パーツを使用していること。

つま先とカカトからふくらはぎにかけての部分、ストラップやハイバックと摩擦する部分は丈夫な樹脂製なのだ。

一方で足首周りは柔軟性のある合皮製かつアッパーとロワーで分割されて2ピース構造アウターブーツなので、柔軟性は妨げずちゃんと膝が入るから、スノーボードの操作性も良い。

横方向にもフレックスがあるので、板の上で前後に動いたりする動きもやりやすい。

 

 

 

小さいアウター

カービング勢が気にするブーツのドラグ問題。

RIDEはアウター小さめと言われているバートンに比べても遜色ないくらいアウターのソール長が短いので、ドラグに有利!

48Rはダックスタンスカービンガーなので、特に前振り勢に比べてドラグにシビアなので、アウターブーツの大きさはめちゃくちゃ気にするところである。最近DEELUXEを履かなくなったのも、アウターが大きいのが気に入らないからである(DEELUXEはバートンやRideに比べてアウターが0.5〜1.0cm大きい)。

 

RIDE the 92とBURTON SWATHをカカトを壁に押し付けてみたところ、ソール長は同等。

 

ソール長以外も、RIDEは全体的にアウターがコンパクト。

カタログ写真なんかでRIDEブーツは細めの印象を受けたりするが、実際にBURTONと並べてみるとそのアウターの小ささが一段と際立つ。

 

the 92の気をつける点

購入前に気をつける点としては、このブーツは足型が結構タイトなので必ず試着してから購入したほうが良い。

Rideブーツ試着会でほかのブーツも試したが、the92が一番幅がタイトに感じた。48Rは足の幅が細めなので問題ないが、Burtonなんかでアジアンフィットじゃないと足が痛くなるような人は、the92でも絶対痛くなるだろう。また、足の幅優先で実測の足の大きさより1〜1.5cm大きめのブーツにしてしまうと、せっかくのthe92のアウターシェルが小さいメリットがなくなってしまうので、「LASSO PRO WIDE」など、ワイドモデルを買った方が無難と思われる(LASSOも試着したけど、the 92と同じラップ式インナーブーツだしフィット感も良かったです)。

 

 

ちなみに、自分の足のサイズを正しく測定しておくとブーツ選びの参考になる。

測定方法はミドリ安全さんのHPが分かりやすく、測定用紙もダウンロードできます。

引用:ミドリ安全

正確な足の長さや幅広甲高など、自分の足の傾向を知っておくことは、ブーツ選びで非常に重要である(足の特徴がわかっていると、店員さんもアドバイスしやすい)

 

48Rは足長26.0cmの足囲24.5cmだったので、だいぶ細め。

タイトな足型のRIDEと相性が良いのは、自分の足型に合っている、というのもあるかもしれない。

 

 

the 92レビュー

滑走レビュー

ブーツに求める特性は人によりけりで、硬いブーツが好きな人もいれば、柔らかいブーツが好きな人もいるが、48Rは長年滑ってきた経験から、次のようなブーツが調子良い。

  1. かかとがしっかりフィットすること
  2. 足首が楽に曲がる柔軟性
  3. 柔軟性はあるが、あるところから反発があること
  4. ソールが薄くて柔らかいこと(足裏感覚の良さ)
  5. アウターシェルが小さいこと

the 92はこの全てが高いレベルでバランスしていると感じている。

 

BOAをギチギチに締めるのではなく、BOAのダイヤルの抵抗が増したなくらい、フローティングタンが足首に密着したくらいで滑りだす。

どこか強く当たるでもなく、かといって緩いことろもなく、均一な締め付け感。ブーツ全体で足をブーツの中にとどめてくれるので、キツくないのにまったくカカトが浮かないのが素晴らしい!ブーツの中で足が遊ばないので、地形遊びなど平らじゃない斜面でも微妙なエッジコントロールがとてもやりやすい。

 

フレックスも中低速で遊びながら滑る48Rにはちょうど良くて、適度に足首が曲がるのでラントリもやりやすいし、適度に曲がった先に反発があるので、高速でのしっかり感もある。また、横方向にもフレックスがあるので、ダックスタンスでも後ろ足の膝を前に入れやすい(ダックでカービングするとき、けっこう気にしている部分)。

硬いブーツに比べると高速やぼこぼこバーンでの安定感はちょっと劣るけど、それでもブーツの中で足が遊ばないので柔らかいブーツにありがちな不安定感は少ない。八方の朝のチョッカリ対決でも、足回りに不安感は感じたことはないので、自分的には十分なフレックスである。

 

あと、フレックスは脛のパワーベルトでも多少調整可能だ。

パワーベルトをしっかり締めるとベルトが脛を固定してしっかりしたフレックスになるし、上の画像のようにパワーベルトを遊ばせるように固定するとフローティングタンの弾力やBOAの伸びを感じるようになり、膝をいれるような動きがやりやすくなる。

 

ちなみに、今まで使っていたSWATHと比較するため、片足ずつ履いてみた(やっぱRIDEのアウター細身よね)。

RIDEは先述の通り、緩く締めても抜群のフィット感と適度なアウターのフレックスが持ち味。一方でバートン SWATHはレースを締め込んでも、アウターブーツが抜群に柔らかいので足首が自由になるブーツ。

どちらのブーツも「いかに足をフィットさせつつ足首の動きを作るか」がコンセプトに設計された製品だと感じる。

とはいえ、フィット感に関しては熱成形のRIDEがワンランク上なので、昨シーズンはRIDE the 92を履くことが多かった。

 

 

耐久性について

the 92はバインに擦れるところに樹脂が使われているが、そのおかげでかなり耐久性が高い。

下の画像は30日ほど使用したthe 92だが、樹脂の部分に擦れ感はでているものの、ダメージはほとんどない。

皮や布生地のアウターブーツだと擦れて穴が空いたりするがあるが、the 92は擦れやすい位置には樹脂が使われているので、耐久性は相当高いそうである。

これについては30日程度ではまだまだ耐久レポして不十分なので、今後も60日、100日あたりで画像をアップしたいと思う。

 

ちなみに、バートンの布製アウターブーツは60日くらいで結構ボロボロになる。

the 92はどれくらいもつのか、楽しみ(the 92は擦れる部分は樹脂なので、相当長く使えそうな雰囲気)。

 

the 92レビューまとめ

いや〜良いと評判のRIDEブーツだったけど、その評判に偽りなし。

the 92はフローティングタンと熱成形によるフィット感が素晴らしく、軽く締め込むだけで均等にフィットし足が全く遊ばないフィット感が素晴らしい。

フレックスも中速でカービングトリックなどするにはちょうど良い塩梅で、適度なフレックス適度な反発で乗っていて本当に楽しい。

硬いブーツは苦手でミドルフレックスでブーツを探している人には、絶対オススメです!

 

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