キッズバイクには子供の小さな手に合わせて19mm径のハンドルが採用されている場合が多いのだが、通常の自転車部品は22.2mm径ハンドル向けに作られているので、そのままでは19mm径ハンドルには取り付けられない。
今回、息子のSPECIALIZED P.1を多段化するため、19mm径ハンドルにshimanoのシフターを取り付けるため頭を悩ませていたのだが、簡単にハンドル径を変換できる方法を思いついたので共有します(めちゃくちゃニッチですが、刺さる人に刺されば良いです)。
SPECIALIZED P.1のハンドル
純正ハンドルはステムクランプ部は通常の31.8mm径なのだが、グリップ部は細く絞られており、19mm径となっている。子供の小さな手でも握り安い親切設計だが、通常の自転車部品は標準的な22.2mm径ハンドル向けになっているので、シフターなどを追加しようとすると、どうつけようか頭を抱えることになる(家の自転車ではヨツバサイクル16インチも19mm径ハンドル)。
ちなみに、純正のテクトロの油圧ブレーキレバーも22.2mm径向けだが、クランプ部に径を合わせるアダプターがついている。今回このアダプターが手に入れば簡単に解決できたのだが、市販品が見つからなかった!!
ならばパーツを作るしかない。
19mm→22.2mm変換アダプターの作り方
市販品と簡単な工具があれば作れます。
必要部品
- 外径22mm 内径19mmのアルミパイプ
まさに今回の作りたい変換アダプタにぴったりなアルミパイプ!
必要工具
- パイプカッター
- バリ取りバー
- ノコギリ
バリ取りバーも必須なので、これからパイプカッターを買うならセットになったやつが良いです。
手順①アルミパイプの切断
まずはつけたいシフターのクランプ幅に合わせてアルミパイプを切断する。
パイプカッターで切断すると内側にバリがでて19mm径ハンドルに入らないので、バリ取りバーで綺麗に仕上げる。
手順②ノコギリで切り欠きを入れる
パイプのままではクランプできないので、ノコギリで切り欠きを入れる。
こうすることで締め付け力を伝えることができる。
手順③アルミパイプアダプタでシフターを取り付ける
作成したアダプタをハンドルに被せる。
その上からシフターを取り付ける。
しっかり固定できて、完璧!
19mm径→22.2mm径変換アダプタまとめ
実はアルミパイプの前はゴムシートを間に挟んだりテープを巻いて径を調整していたのだが、シフターがグニグニ動いて剛性不足。操作感も悪く失敗だった。
そんなときアマゾンでちょうど良いアルミパイプを見つけて飛びついたのがこの方法。ゴムシートとは比較にならないくらいかっちりシフターを取り付けられて、操作感も普通の22.2mm径ハンドルに取り付けた場合と遜色なし。
このネタが19mm径ハンドルのキッズバイクにシフター取り付けたりするマニアックな親御さんの参考になれば幸いです。
ちなみに、P.1はシングルスピードから11-36T の10速仕様にグレードアップ
こちらはビフォーのシングルスピード仕様(純正状態)
こちら10速化したバージョン
交換したパーツ類はXTの11-36Tスプロケ、ショートゲージのZEEディレイラー(フリーライド仕様)、ZEEシフター、SLXチェーン。
豪華な駆動系になりました(笑)















