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外部アンプで音は良くなる?アマゾン1位のGM-D1400Ⅱ取り付け 〜ハイエース200系カーオディオカスタムパワーアンプ追加〜


今回はハイエースに外部アンプとしてバッ直でカロッツェリアのGM-D1400Ⅱを取り付けた。

48Rのオーディオカスタムも、初心者教本ヨロシクスタイルで順番にデッドニング、フロントスピーカー交換、リアスピーカー交換、サブウーファー追加としてきて、今回はついにパワーアンプ追加。

外部アンプで音が良くなるのか?という疑問を確認するため、アマゾンベストセラーのパワーアンプを導入してみた。

その結果は如何に?

 

パワーアンプ追加で、なぜ音が良くなるのか?

初心者なりにいろいろ調べたことをまとめる。

スピーカーにはアンプが必要。でもナビ内蔵アンプは良くない!

CDにしろ、iPhone音源にしろ、ソースからの信号は微弱なので、スピーカーを駆動するにはその信号をスピーカーを駆動できる電圧にまで増幅する必要がある。

ナビにもアンプは内蔵されているのだが、アンプ専門の機器ではないので原音の信号を増幅時に歪みが生じる。

理由としては、スピーカーの振動板を駆動させるパワーが小さいので、原音の信号に対して増幅時に追従できなくなってくる(なので大音量になるほど音割れなどが生じる)。

では、どうやって増幅時の歪みを減らすか。

その答えが出力の大きい外部アンプ導入だ。

 

スピーカーの駆動力アップで歪み低減

外部アンプは大音量のためだけではない。

DQN車のように爆音で聞かなくとも、重いスピーカーの振動板を正確に動かすにはアンプのパワーが重要だ。

ドンッや、ダッみたいな低い音が瞬発的に出る音は、重い振動板をパッと動かしパッと止める必要がある。アンプのパワーが足りないと振動板が音の信号に対して追従してこないので、これが歪みとなり音質低下の原因となるのだ。

なので、アンプの駆動力がアップすると、大音量での余裕がでるのはもちろんのこと、原音再生の面でも歪みが減り有利になる。

 

外部アンプ導入でノイズの低減

ナビ内蔵アンプより、外部アンプの方が信号増幅専用に作られているのでノイズに有利なのは言うまでもない。

音量を上げると「サー」と聞こえるノイズは再生機器やアンプから乗ってくるものだが、その影響を小さくできるのも外部アンプのメリット。

信号に対するノイズの大きさの割合を示すS/N比が良い外部アンプは音量をあげてもノイズが乗りにくい。

 

 

 

以上、外部アンプを導入するメリットはこんなところだ。

ネットによると、安物のアンプでもナビ内蔵アンプに比べると出力が高いので効果を感じることができるとのことなので、購入に踏み切った。

出力としては、定格50W、最大100W程度確保できていれば、オーディオカスタムとして満足できるとのこと。

 

 

開封の儀:カロッツェリアGM-D1400Ⅱを購入

 

箱を開けてみて、想像以上に小さくてびっくりぽん。これなら設置の自由度も高そうだ。

十分な出力と設置しやすいコンパクトな本体ということで、カロッツェリアのGM-D1400Ⅱを購入した。

11000円程度と手を出しやすい価格ながら、アマゾンレビューでも4.3点と高評価。そしてアマゾンのカーアンプ部門のベストセラー1位だ。

 

そのほか、バッ直接続予定なので、電子工作用の部品が少々。

注意:上の画像の右の赤い配線コネクターはACC分岐用に買ったのだが、付属ケーブルで分岐できたので使用せずでした。

 

こちら、使用した電気工作部品。

 

 

 

取り付け

DIY難度としてはやや高め。

ナビを自分で取り付けできるスキル + 簡単な電気工作が必要。

 

配線図

まずは作業をスムーズにするため、配線図を見て作業のイメージをする。

電源とスピーカーの接続

ハイエースの場合は青い四角のスピーカーケーブル部分が端子になっておらず、10pinコネクターから配線をカットしてギボシ端子を圧着する必要がある。

また、今回は赤丸の電源接続はバッテリーに直接繋ぐバッ直とした。

バッテリー直接接続のため、大きな電流を使う機器には有利。GM-D1400Ⅱはそれほど大出力のアンプではないので、正直バッ直しなくても良いのだが、少しでも有利にしたいし、すでにサブウーファーでバッ直接続しており結線方法はわかっているのでバッ直とした。

 

RCA接続

ハイエースはフロント左右、リア左右の4chなので、上図左の接続方法。

 

その他、GM-D1400Ⅱはスピーカーケーブルから入力することもできるが、ナビ内蔵アンプからの増幅信号を入力電圧まで減衰して、さらに外部アンプで増幅することになるので、音質面で全くオススメしない。

 

 

手順1.バッテリーのマイナス端子の取り外し

ショート防止のため、まずはバッテリーのマイナス端子を外しておく。

マイナス端子がつながっていると、車両の金属部分が全てアースになり、不意に端子が車体に触れるとショートするためだ。

マイナス端子を外しておくと、車両の金属部分はフローティングされているので、ショートしない。

安全のため、重要。

 

 

手順2.ナビの取り外し

内装剥がしを使って、ナビ周りの内張を剥がしていく。

 

ナビを取り外すまえに、傷防止のために養生テープを貼る。ナビ周りは金属なので、忘れるとダッシュボード傷つきます。

 

ナビを固定している4ヶ所のネジを外して取り外し。

配線作業のため、グローブボックスも取り外す。プラスチックの爪が左右に刺さっているので、グローブボックスを内側に押し込むようにすれば外せる。

 

ちなみに、ナビは彩速ナビMDV-700Wです。

 

 

 

手順3.配線作業

配線をまとめる作業は最後にするので、まずはどんどん繋いでいこう。

①RCAケーブルの配線

ナビ裏からRCA出力を探して、付属のRCAケーブルと接続。

 

配線はグローブボックス裏を経由して、発煙筒の後ろあたりから引き出した。

アンプに接続するときにフロント信号かリア信号かわかるように、フロント側には目印として養生テープを巻いておくと後々迷わない。

 

②スピーカーケーブルの配線作業

スピーカーケーブルは4ch分、8本もあって、下から配線するのは大変。ナビ裏からRCAケーブル同様に下へ通して、コネクターで一緒になっている電源ケーブルやアース線を下に抜くのが作業的に簡単だ。
付属ケービブルのスピーカーケーブル。先端はギボシ端子になっている。

 


RCA同様、発煙筒あたりから下に抜いた。

 

ハイエースの場合、車両側のスピーカーケーブルはギボシ端子になってないので、ギボシ端子を取り付ける作業が必要になってくる。
上の画像の10pinコネクター、6pinコネクター部にスピーカーケーブルがある。

 

ギボシ端子接続のため切断。

ナビのハーネス側で切断した。

車両側で切断したほうが、コネクターを通さないので音質には有利なのだが、車両側はなるべく加工したくないので、ナビ側のハーネス切断とした。

切断やコードの被覆剥き、端子圧着には電工ペンチがあると作業が捗ります。

 

お次はギボシ端子接続作業。

電工ペンチで被覆を剥いて。

 

端子をセットして。

端子の爪の位置と銅線、被覆の位置関係は上画像のように合わせる。

 

そして圧着。

 

4ch、8本分同様にギボシ端子を圧着して、アンプ付属のスピーカーケーブルのギボシ端子に接続。

 

切断したナビ側のスピーカーケーブルは養生しておこう。

 

 

③ACC電源の接続

ナビのP.CONTにアンプ付属ケーブルのシステムリモートコントロールを接続する。

P.CONTはすでにサブウーファーのシステムリモートコントロールが接続されているが、アンプ付属ケーブルの接続部が二股になっているので、分岐して取ることができる。

 

 

④電源ケーブルの接続

今回はバッ直としたが、直接アンプ付属の電源ケーブルを接続すると、ケーブルを守るヒューズがないので、バッテリーに近い位置にヒューズを噛ませてから接続する。

バッテリーに接続する丸型端子と簡易防水ヒューズホルダー、20Aヒューズ。

ヒューズの容量はアンプ付属の電源ケーブルの最大アンペア以下かつ、機器の最大出力以上を選ぶ。今回は20Aでその条件を満たす。

また、エンジンルームに設置するので、ヒューズホルダーの電源ケーブルとアンプ付属の電源ケーブルは防水のギボシ端子で接続する。

ヒューズホルダーの電源ケーブルは太いので、防水ギボシ端子のカバーや端子を接続するのは大変。
ギボシ端子の防水カバーは、ドライバーを突っ込んである程度穴を広げて、潤滑用にグリスを薄く塗ればなんとか通る。

また、導線部も太すぎるので、ギボシ端子で圧着できるように少し間引いた。

 

全部つなげれば、バッ直用のヒューズが完成。

 

バッテリーからの取り回しは、サブウーファーのバッ直と同様のルート。黒いプラスチックカバーの隙間に沿わす形だ。

 

⑤アースの接続

アースも電源ケーブルと同様。

アースはエンジンルームに引き込む必要がないので、そのうち室内に移すと思う。ま、エンジンルームに良さげなアースがあったし、バッ直のついでなので。

 

手順4.アンプ本体の設置作業

付属ケーブルをアンプ本体に接続。

 

設置場所はサブウーファー横にした。3Dラバーマット側面に付属のビスで固定。

スピーカーケーブルとシステムリモートケーブルは、コルゲートチューブでまとめた。

 

最後に配線を目立たないよう、車体に沿わせてタイラップで固定して完成!(あ、最後の仕上げ写真撮り忘れた。。。)

 

 

 

試聴インプレッション

さてさて、本題の外部アンプで音質は良くなるのか?について。

とっかえひっかえ、いろいろな音源をかけてみる。

第一印象としては、音の解像度が上がって、クリアな音に。

ありきたりな表現だが、1枚ベールを脱いだように、微妙な音が聞こえるようになった。クリアになってボーカルの息使いや、今まで聞こえなかった繊細な音が聞こえるようになり、音楽に奥行きや臨場感がでた感じである。また、声のクリアさから、ボーカルが1歩前に来てくれたように感じる。

 

が、差としてはあくまでベール1枚分。

言われたら分かるレベルだが、ブラインドだと、注意して聞かないと気がつかないだろう。

誰でも一聴して「あ、音が変わったね」と言ってくれるレベルではない(48Rも自分で作業したから音の違いはわかるが、家族は気がついてない)。

 

自分としては十分満足レベルで音がクリアになったのだが、人によっては1万円ちょっとかけた割にはコスパ悪く感じるかもしれない。費用対効果という面では、サブウーファーやスピーカーユニット交換のほうが大きく音質が向上するので、最初のとっかかりとしてそちらのほうが面白いと思う。なので、オーディオカスタムの順序としては、デッドニング+ユニット交換 → サブウーファー追加 → パワーアンプ追加という感じで楽しめば良いと思う。

あ、そうそう、のちほど後部座席に座って気がついたのだが、リアスピーカーはやたらと元気になるようになった。こちらはベール3枚くらい脱いでいるくらいの音質改善。ユニットとの相性?なんでだろう?

 

 

 

まとめ

随分長くなってしまったが、ブログタイトルの「外部アンプで音は良くなる?」だが、ナビの内蔵アンプより外部アンプのほうが性能が上で、確実に良い音にはなっているのだが、びっくりするほどの差はでません!

サブウーファーやスピーカーユニット交換のほうが音の変化が大きく費用対効果は高い。

最初はそれから楽しんで、最後に外部アンプ導入でもうひと満足追加という位置付けだろう。

 

ん、入門アンプではなく、中級アンプで出直せ?

これ以上はコスパが悪くなるのでやりません。オーディオの世界は上に行けば行くほど、0.1秒を詰めるのに莫大な費用のかかるF1みたいなものなので、入門ゾーンでローコストで遊ぶのが楽しいと思っているので!

 

 

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その他、ハイエースのオーディオカスタムはこちらの記事でまとめてます。

ハイエース200系DIYカーオーディオカスタムまとめ【デッドニングスピーカー交換サブウーファー追加etc】

今までオーディオ関係のDIYをちょくちょくやってきたので、その感想とかかった費用をまとめる。 カーオーディオマニアではないので、ローコストで楽しめる入門機レベルで楽しんでいるが、その価格帯でも純正に比 ...

弄り出すと沼ですね、オーディオは(笑)

 

 

他にも「ハイエース」タグで色々書いてます。よろしければそちらもどうぞ。

 

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