
今回のレビューはティーチャーズ ハイランドクリーム。
比較的お値段が高いウイスキーでスモーキーなのは多々あるが、千円台前半というお手頃スモーキーでティーチャーズ ハイランドクリームの右にでるものはいない(キッパリ)。
スモーキーフレーバーが苦手な人には合わない可能性もあるが、スモーキー好きにとってこの価格、この味はありがたい限り。
家飲みスモーキーハイボールの決定版です。
ティーチャーズ ハイランドクリームについて
ティーチャーズ ハイランドクリームとは
「ティーチャーズ(TEACHER'S)」は、160年以上の歴史を持つスコットランド産のブレンデッド・スコッチウイスキーだ。ブランド名は創業者ウィリアム・ティーチャーに由来し、彼は試行錯誤の末、ピートの香りが深く、モルト比率の高い傑作「ティーチャーズ ハイランドクリーム」を完成させ、スコットランドでとても愛されるウイスキーとなった。
傑作の誕生から15年後に創業者ウィリアムはこの世を去るが、その精神を受け継いだ息子たちが「WMティーチャーズアンドサンズ」社を設立。輸出事業にも進出し、ブランドを世界的に躍進されることになる。
その後、1976年にティーチャー家による経営は幕を閉じ、さまざまなウイスキーメーカーの傘下に組み込まれることになったが、2014年以降は日本のサントリーがブランドを所有している。サントリーが取り扱うようになった現在も、創業時から続くスモーキーでリッチな味わいを手頃な価格で守り続け、家飲みウイスキーとして絶大な人気を誇るウイスキーとなっている(サントリー所有ブランドとなってから、急にスーパーに普及したよね)。
現在、ティーチャーズはどこのスーパーやコンビニでも低価格で売っているので安く見られがちなのだが、決して舐めてはいけない1本である。
最大の特徴はこの価格帯で一般的なウイスキーよりも高いモルト原酒比率(45%以上)が生み出す、スモーキーで力強い香りと、千円台前半で買える圧倒的なコストパフォーマンスにある!
スコットランドのハイランド地方にある「アードモア蒸溜所」のモルトをキーモルトとして使用。焚き火や燻製のようなさわやかなピート香(スモーキーフレーバー)が魅力のウイスキーである。
| 製造業者 | サントリーグローバルスピリッツ (2014年にジムビーム社からブランド買収) |
| 蒸溜所(キーモルト) | アードモア蒸留所 |
| 内容量 | 700ml |
| アルコール度数 | 40% |
| 原材料 | モルト、グレーン |
| 原産地名 | スコットランド |
| 種類 | スコッチ |
| 購入価格(執筆時) | 1,400円くらい(近所のスーパー) |
ティーチャーズは容量のラインナップが700ml・1000mlの瓶と、1800ml・2700ml・4000mlのペットボトルの5種類あり、容量が大きいほどコスパが良い(ただでさえ値段のわりにスモーキーなのに!)
また、ペットボトルは持ちやすく割れる心配ないし、捨て易いのもメリット。
ティーチャーズ ハイランドクリームのラベルデザイン

では、いつものようにラベルチェック。
下の画像はボトルに付いていた紙ラベル。


バーテンダーさんからみても、この品質でこの価格は驚きですって(ほんまそう思います!)
メインラベル。

「WM.TEACHER & SONS」は最初に立ち上げた会社名。その名のとおり、創業者のウィリアム ティーチャーとその意思を継いだ息子の会社という意味だ。
「HIGH IN PEATED MALT For unique character and full flavor」→ピーテッドモルト比率が高いよ、それは際立った個性と豊かな風味のために。
売りであるピート香(スモーキー)を伝えるメッセージ。
続いて裏側だけど、こっちはたいして面白いことは書いてないかな。

サントリーが所有していることがわかるくらい。
ティーチャーズ ハイランドクリーム レビュー
それでは実飲レビューをば
ストレート

香りは青リンゴのようなフルーティさが立ち上がる。
味わいは控えめな甘さ、シェリー樽由来のフルーティさは感じるが、わりとドライな印象。奥にチョコ感もあるかな。とはいえ、甘みがスッと引きあっさりした印象。後味のスモーキーフレーバーはストレートだと弱めの印象。
アルコールの角が立っていて、やや飲み疲れしやすい印象。とはいえ、加水してみると、アルコールの角がとれて一気に飲みやすくなるし、フルーティさも増してくる。
ストレートだとあまり真価を発揮していない印象。
ロック

冷やすと甘みが濃くなる印象だが、やはりアルコールのアタックを感じる。樽の香りも締まって密度を感じる。そしてストレートよりスモーキーな余韻が強い。
最初の印象はそれほど美味しさを感じなかったのだが、氷が少し溶けると、格段に旨くなる!
アルコールのアタック感はマイルドになり、青リンゴのような清涼感のある甘みとモルトのコク、余韻にピートの効いたスモーキーフレーバーが追いかけてきてとても美味しい。
なんだよ、ストレートもそうだったけど加水や氷が溶けて少し薄まると表情一変、美味しいじゃないか!
ハイボール

ティーチャーズがその真価を発揮するのがハイボール。一口飲むと、炭酸水に乗って青リンゴのような清涼な甘さが口に広がり、その後のスモーキーな香りの余韻がたまらん。
ウイスキーの中では比較的ドライなテイストなので暑い日にグビグビ飲むのも美味しいし、食事にも合わせやすい懐の広さがある。
そして筆者48Rおすすめなのが、ウイスキー1 ソーダ水2の超濃いめハイボール。普通の比率のハイボールだとややドライに感じていたが、濃いめハイボールならよりフルーティかつスモーキーなコンボを楽しめるし、アルコール度数も高く飲みごたえも抜群。

ハイボール美味しすぎて4Lペッドボトルが凄いスピードで減っていくのを目にするたびに「俺は酒カスか?(酒粕じゃないネットスラングのほう)」と不安になるが、美味しいので仕方ない。
ティーチャーズ ハイランドクリームまとめ
コスパ最強、家飲みスモーキーハイボールの決定版です。
この価格でスモーキーテイストを楽しめるのは、本当に創業者ウイリアムティーチャー氏から現在まで製造や流通に携わっている人々全てに感謝しかないです。
味わいは薄めないとアルコールのアタック感は感じるものの、ストレートで加水したりロックで氷が溶けてくるとアルコールの刺激がマイルドになり一気に美味しくなる印象。モルト原酒のコクやフルーティさにピートの効いたスモーキーフレーバーが本当に美味しい。
そして最も真価を発揮するのがハイボール。青リンゴのようなフルーティさやスモーキーフレーバーが炭酸で伸びてくる。
これ、千円台前半なんて優秀すぎるよね。じっくり飲んでも美味しいし、ドライなテイストなので食事にも合わせやすいし、なにより安いのでハイボールがぶがぶ飲むのにも最高だ。
スモーキーなウイスキーってどんなの?っていうウイスキー初心者にもおすすめです。
