頂きモノなのだが、JB23ジムニーにセミバケットシートを取り付けた。
この手のシートは攻めた走り向けというイメージが強いが、実際に乗ってみると長距離ドライブの疲労や腰痛対策にとても効果的!
セミバケットシートの包み込むような座り心地に体重が分散され、腰への負担が軽減され長距離ドライブも余裕のよっちゃんです。
なぜセミバケットシートは疲れないのか
バケットシートと言うとスポーツ走行向けというイメージが強いが、長距離ドライブにおいても驚くほどの快適性をもたらしてくれる。
実際にセミバケットシートを導入して5,000kmくらい走ってみたが、以前より明らかに長距離ドライブの疲労が軽減されている。
以前なら日に500kmも走ると翌日まで腰の痛みが長引いたものだが、セミバケに変えてからは翌日は快調なのはもちろん、ドライブ中も疲労が溜まりにくい(サービスエリア休憩で腰をストレッチする頻度も減少)。
今回は5,000km走って感じたセミバケットシートが疲れない理由を考察してみる。
理由①抜群のホールドで、身体を支える力がいらない
この手のシートはサイドホールドが大きめでスポーツ走行で大きな横Gでも身体がズレないような設計になっている。
一見スポーツ走行向けという印象だが、一般道でも意外と恩恵が大きい、というのが48Rの感想。
一般道でも交差点、レーンチェンジはもちろん、道路のギャップや継ぎ目で振られたり、コーナリング中のライン修正とか歩行者避けたりとか、意外と横Gはかかっていて、その都度身体が無意識に力を入れて支えている。
それがバケットシートになるとサポートが強いので、「無意識に支えている力」が大幅にに小さくて済む印象。故にドライブ中の疲労蓄積が少ないと思っている
つまり、抜群のホールドで横揺れや衝撃など、ドライバーにかかる負担を軽減してくれているのだ。
理由②硬めのシートが圧を上手く分散してれる
自分のBRIDEやオートバックスで試し座りしたレカロを含め、この手のバケットシートはフカフカではなく、結構硬めのクッションである。
ファーストシッティングでは座り心地も硬めの印象なのだが、抜群のホールド感のシートと合わさると、これがすこぶる快適なのだ。
柔らかいシートは変に沈み込んで局所的に圧が掛かりがちなのに対し、ブリッドシートだと腰から太ももの付け根まで均一に体重が分散されており、局所的に腰がこるとか、お尻が痛いとか皆無である。
うーん、有名メーカーは人間工学に基づいて「姿勢」を考えてるというが、納得の座り心地。
もちろん、スポーツ走行でも快適そのもの。
身体が横Gで揺さぶられないし、ケツの位置がブレないので、「ケツでトラクションを感じる」がやり易い。
セミバケットの欠点
良い点ばかりではなく、ちょっと気になる点も。
まず、ホールドが良すぎてバックの時後ろを振り向きにくい。予想以上に筋力を使わないと、上半身を捻らないので、バック駐車がちょっと面倒。
また、フルフラットにできなくなるのも欠点だ。
ま、48Rはフルフラットにして車中泊するときは助手席側を倒すので、いまのところ大きな問題ではないが、運転席も倒して2人で車中泊するのは不可能になった。
ま、小さな欠点はあるものの、総じて座り心地アップのメリットのほうが大き過ぎて、デメリットは気になりません。
JB23ジムニーに
バケットシートを取り付けるのに必要なもの
バケットシートを買ってきても、純正シートとはネジ穴位置も異なるので単純にシートのみの載せ替えはできない。
シートレール部分からの入れ替えが必要である。
BRIDEシートの場合
BRIDEの場合、ユールスターあたりがロングドライブとサポートのバランスが良い。
レカロシートの場合
レカロのジムニー向けモデルとしては、「SR-7」または「SR-7F(座面がフラットで乗り降りしやすい)」がおすすめ。
JB23ジムニー BRIDEシート取り付け方法
シートは重たいので結構な重労働だが、取り付け自体はそれほど難しくない。
作業時間:60分
作業難易度:★★☆☆☆
手順①純正シートの取り外し
まずは純正シートの取り外し。シートヒーターのカプラーを引っこ抜いて、4箇所のボルトを外すとシートが外れる。
シートベルトは純正を流用するので、純正シートの左側にカバーを外してシートバックル部品を取り外す。
手順②シートレールにBRIDEシートを取り付ける
シートベルトバックルをBRIDEのシートレールに固定。
そしてBRIDEシートをシートレールに取り付ける。この時、底面のボルトを閉めすぎるとシートのスライドの動きが渋くなるので、力いっぱい閉めないように(間違えて気が付くパターン)。
手順③BRIDEシートをジムニーに取り付ける
最後にシートを車体に固定して完成。
JB23ジムニーBRIDEセミバケットシート取り付けまとめ
シートの交換作業自体は1時間もあれば完了する簡単作業。
それでいて、長距離ドライブやスポーツ走行では、セミバケのホールド力の恩恵はとても大きい。
交換初日はワインディングを2時間も走ってしまったが、思った以上の快適性で走りながら思わず笑みが溢れるほどだった。
ジムニーの純正シートって左右の出っ張りはあるもののほとんどホールド力はなく、今まで横Gがかかるたびにずれそうになる身体を支えていた筋力が、BRIDEになると何も考えなくても身体が固定されるので、長いワインディングも快適そのもの。
というか、シートひとつホールドが変わるだけで、運転が今以上に楽しくなった。
むむっ、以前は社外シートに10万円なんて、と思っていたが考えを改めさせられる経験でした(今回は貰い物だが、この良さを知ってしまうと普通にバケットシートを買ってしまいそう)。
これからジムニーのチューニングを考えてる方、バケットシートは運転を楽しくする上で侮れない効果がありますよ。本当にオススメします。
他にも「JB23ジムニーカテゴリ(☜クリック)」で色々ジムニー 記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。