JB23ジムニーも古くなってきて、「エアコンの冷えが悪いな〜」と思われる人も多いのではないでしょうか?
そんな時はワコーズのパワーエアコンプラス(エアコンコンプレッサーの働きを良くする潤滑剤)や、そもそもエアコンガスが足りてなければガス補充が効果的。
48RのJB23ジムニーも、パワーエアコンプラスとガス補充で、吹き出し口からは超冷たい風がでるようになりました。
エアコンを冷え冷えにして、暑い夏を乗り切るぜ!
現状のJB23ジムニーのエアコン状態の確認
効果の確認のため、まずは現状のエアコンの効き具合を確認する。
エアコンの設定温度を一番低くし、内気循環にセット、そして最大風量で計測。
現状のエアコン吹き出し口温度
外気温;26.2℃
エアコン吹き出し口の温度:16.1℃
全然冷えないって感じてたんだけど、流石にこれはヒドい。。。
なお、計測は料理用の温度計を使ってます。
正常なカーエアコンの吹き出し口の温度は?
エアコン「L」で、通常なら吹き出し口で8~12℃くらいが適正範囲。
15℃を超えるようなら要点検と言われている。
マイJB23も16℃もあるので、エアコンが適正に働いていていない状態。本来なら修理工場で点検してもらった方が良いが、古い車はエアコンガス補充だけで復活することが多いので、今回はDIYでガス補充することにする。
エアコンのガス補充方法(パワーエアコンプラスも施工)
必要なもの
・エアコンガスチャージホース(メーター付き)
・ワコーズパワーエアコンプラス
・エアコン用ガス冷媒HFC-134a
ワコーズのパワーエアコンプラスは、エアコンのコンプレッサーの働きを良くする潤滑剤だ。
これ単体だけでも2℃下がったが、それよりもエアコンコンプレッサーの作動音が静かになったのが嬉しい(コンプレッサーの抵抗も下がって燃費も良くなるはず)。
ガス補充と作業手順は同じなので、ガス補充と同時施工をオススメする。
手順①チャージホーズにパワーエアコンプラスを接続する
先にパワーエアコンプラスから補充していく。後からパワーエアコンプラスを補充すると、パワーエアコンプラス分の体積で適正ガス圧がズレるからだ。
まずチャージホースの先端の針の確認。針が飛び出していたら、蝶ネジを回して針を引っ込めてから、パワーエアコンプラスを接続する。
この針は反対側をカーエアコンに接続して、ガス補充するタイミングで缶を開けるときに使うもの。
手順②チャージホースを低圧側配管に接続する
チャージホースを低圧側の配管に接続する。
接続部に「L」と書いてあるキャップがあるので、落とさないように注意して取り外す。
チャージホースの接続部はエアーコンプレッサーの接続カプラのように外側のリングを押し下げて、配管に接続する。
正しくカプラが接続できたか、手で引っ張って外れないか確認すること。
手順③チャージホース内のエア抜き
カプラを接続したら、ホース内にエアコンガスが入ってきて、メーターが高圧を示すはずだ。
この状態で一瞬だけパワーエアコンプラスの缶を緩めて、チャージホース内に残った空気を追い出す(時間にして0.5秒くらい、プシュっと一瞬音がする程度でOK)
手順④パワーエアコンプラスの補充
エンジンをかけてエアコンを下記状態にする。
補充作業中のエアコン設定
・エアコン最低温度
・風量最大
・内気循環
そして缶を逆さにして、チャージホースの蝶ネジを回してパワーエアコンプラスの缶に穴を開けて潤滑剤を投入する。
パワーエアコンプラスはガスではなく潤滑油を入れるのが目的なので、逆さにしないと缶に潤滑油が残っちゃいます。
しばらく待てば、補充完了。
この状態で、エアコンの温度は14℃に下がり、コンプレッサーの作動音も小さくなった!
手順⑤エアコンガス補充
続いてエアコンガス補充。
もともとガスは適正エリア(チャージホースの青のエリア)に入っていたが、ちょいと多めに入れた方がエアコンの効きが良いので、補充する。
接続とホース内のエア抜きはパワーエアコンプラスと同じ作業なので、詳細説明は略。
補充作業中は引き続きエアコンは全開運転だ。
補充作業中のエアコン設定
・エアコン最低温度
・風量最大
・内気循環
缶の中は液体状態でガスが入っているので、補充すると気化熱を奪われて缶が冷えてしまい気化しにくくなってしまう。手で温めたり振ったりしてガスを補充していく。
なお、エアコンガス補充の時は缶は逆さにしない。エアコンガスが液体のまま入ってしまい配管内で急に気化して膨張するのが良くないからだ。
補充前
補充後
安物のチャージホースでゲージの信憑性は不明なので、値は参考程度。あまりガスを入れすぎるとコンプレッサーのマグネットクラッチが切れた状態になりコンプレッサーが動かなくなる制御が入るので、入れすぎ注意。
狙いの圧力になったら、蝶ネジを回して針を缶に刺して蓋をして、チャージホースを取り外して作業完了。
そして気になる結果は。。
うぉぉぉ〜〜8.1℃で冷え冷え!
エアコンがカビ臭い場合は?
エアコンの冷え以外に、エアコンがカビ臭い場合は、エバポレーターというエアコン部品にカビが繁殖している可能性がある。
エバポレーターの洗浄は簡単にできるので、こちらの記事を参考に実施してみてください。
-
【カビ臭対策】JB23ジムニーDIYエアコン洗浄【エバポレーターを洗おう】
さて、フィルター交換してもカビ臭が完全には解消しなかった我がジムニー。 今回はカビの温床になりやすいエアコン部品であるエバポレーターの洗浄をすることにした。 車業者も使っている専用クリーナーで掃除すれ ...
続きを見る
まとめ
作業手順さえ守ればエアコンガス補充は簡単作業、必要工具もチャージホースのみでトライしやすいです。
パワーエアコンプラスでコンプレッサーの作動音は小さくなったし(音が小さくなったってことは体感できないにしてもコンプレッサー抵抗も小さくなって燃費にも効いているはず)、8.1℃までエアコン吹き出し口の温度を下げることができ、猛暑が楽しみになるくらいの仕上がりっぷりです(笑)
JB23ジムニーもそろそろエアコンがくたびれた車両が増えてくる頃なので、「エアコン冷えないな〜」と感じたら、パワーエアコンプラスやエアコンガス補充をオススメします。
他にも「JB23ジムニーカテゴリ(☜クリック)」で色々ジムニー 記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。