最近なんだか物騒なニュース増えてません?
48Rもなんだか日常から不安を感じていて、例えば信号待ちなど停車中に外部から襲われたり助手席や荷室に置いた荷物をいひったくられたり、そんな被害を被りたくないのでJB74ジムニーシエラに後付けの車速ロック(速度が上がると自動でロック)を取り付けた(どこの国の話やねん!と思うかもしれないが、治安の良い日本も最近は変な人もいるので、用心に越したことはない)。
車速ロックについてはメリット/デメリットはあるのだが、日常の防犯対策としては自分で鍵を操作しなくても常にロックがかかっているという安心感は何事にも変え難いと感じている。
今回は車速ロックのアレコレについて書きたいと思う。
車速ロック(自動ロック)について
車速がある一定速になると、全てのドアに自動でロックがかかるのが車速ロック。
便利な機能ではあるが、昨今必要性が見直されているように感じます。
子供の不用意なドア解放や防犯に便利
車速ロックといえば、走行中に子どもが不意にドアを開けたりするのを防止したり、防犯対策に効果的である。
特に好奇心旺盛な小さい子がドアノブかちゃかちゃして遊んでいることもあるので、ロックをかけておくのは非常に効果的だ。
また、最近は煽り運転や信号待ちで襲われる被害報告も少なくなく、知らない人が自車のドアを開けようとしたとき、ドアロックされていないと考えるとると、背筋に冷たいものを感じてしまう(今後、日本の治安が悪くなると、信号待ちでバックドア開けられて荷物を取られるとか、コソ泥的なこともされるようになるかもしれない)
そんなとき、車速ロック装着車であれば自動でロックがかかるので安心感マシマシである。
実は必ずしも標準装備ではない車速ロック
車速ロックは便利な機能ではあるが、全車に標準装備されているわけではないし、昨今必要性が見直されて装備されていたのにモデルチェンジで廃止された例もある。
例えば、ジムニーでは車速ロックは標準装備ではないし、トヨタ車で言えばアルファード/ハイエースには車速ロックは標準装備なのに、ノア/ヴォクシーには標準装備ではないしオプション設定もない。
また、2023年10月のホンダN-BOXフルモデルチェンジではそれまで装備されていた車速ロックが廃止されたし、その他の車種でも廃止される事例が複数ある。
車速ロックは定番装備にはならず、車種ごとに装着要否のスタンスが分かれるという複雑な状況になっているのが現状である。
事故や水没時の救助に難あり
防犯に効果的な車速ロックだが、必須装備にならない理由の一つとして、事故や水没時にロックがかかっていると救助が遅れる懸念があることだ。特に交通事故で車両火災が発生し救助に一刻争う時に車のドアが開けられないと、助かる命も自動ロックひとつで間に合わないこともありうる。
緊急時のリスクまで考えると、必ずしも手放しで喜べる装備ではないのが車速ロックである。
それでも車速ロックが欲しい場合は社外品
「日常の安全防犯」か「緊急時の救助リスク」のどちらを優先するかは、どちらが正解ということではなく、何を重視するかだと思う。リスクを理解した上で、それでも車速ロックが標準装備ではない車に機能が欲しい場合は、社外品の出番となる。
今回、48Rは日常運転での防犯を重視したいので、車速ロックを購入することにした。
次の章では、ジムニー専用設計車速ロックのレビューを書かせていただく。
JB64/JB74ジムニー用車速ロックレビュー
取り付け簡単なJB64/JB74ジムニー専用設計
JB64/JB74に車速ロックを取り付けたい場合、専用品が販売されている。
専用設計なので、面倒な配線作業は一切不要。
純正と同じ形状のカプラーなので、純正配線に割り込ませるだけの簡単取り付けである。
DIY初心者でも20分もかからず取り付けられるでしょう(取り付け方は記事後半で解説)。
車速ロックとその他の機能も充実
今回購入した車速ロックは、その他にもあったら良いなと思う便利機能がついている。
走行中は自動ロック
まずはメインの車速ロック機能。
AT車なら「D」レンジに入れると即ロック、MT車なら走り出して15km/hを超えると自動でロックがかかる仕組みである。
防犯対策になるし、小さな子が不用意にドアを開く心配もない。運転中はロック忘れの心配なく常にロックがかかっているということは、何事にも代えがたい安心感である。
「P」シフトで自動ロック解除(ATのみ)
停車して「P」レンジに入れるとロックを自動解除してくれる機能。ただし、この機能はAT車のみ。
48RはMT車なので、この機能の恩恵は受けれないのだが、いちいち手動でロック解除するのは存外に煩わしい。というのも、停車してドアを開けるとき未だにロックしたままドアノブ触って「あ、自動ロックしてたっけ!」となって、ロックを解除してもう一度ドアノブを触るという状況が頻繁に発生しているからだ。
自動ロックは便利なんだけど、MT車は解除は面倒。今のところ車速ロックで感じている唯一の欠点です(まあ、これくらいの欠点なら常にロックかけてくれる安心感のほうが大きいので問題はないが)
リバース連動ハザード
バックギアに入れるのと連動して自動的にハザードが点灯。そしてバックからギアを抜くと自動消灯。
これは便利で良いね!
エンジン始動中にドアを開けると自動ハザード
これは乗り降り停車中にハザードが自動点灯する安全装置。
ただ、リアゲート開閉にも反応するので、エンジンを暖気しながらリアゲート開けてスノーボードの準備等している間ずっとハザードが点いてしまうのがうっとおしい。
乗降時のなど使い方によっては便利かもしれないが、48Rはこの機能をキャンセルしている。
急ブレーキで自動ロック解除
さきに自動ロック車で事故ると救助が遅れる懸念があると書いたが、その対策として40km/h以上の急ブレーキを検知すると自動的にロック解除する機能もある。
先日、信号のない横断歩道で直前まで歩行者の存在に気が付かず、急ブレーキで停止したらちゃんとロック解除されました(どれくらいの急ブレーキでロックが解除されるか、お試しすることをお勧めする。けっこうブレーキを強く踏まないと自動ロック解除が作動しません)。
各機能は任意にON/OFFできる
人によって必要/不要な機能があると思うが、任意にON/OFFできるので、いらない機能はカットすることができる。
コントローラー本体の蓋を開けると、設定スイッチがある。
めちゃくちゃ細かいスイッチで指が入らないのだが、蓋の先端がピックになっている親切設計。
JB64/JB74ジムニー 自動ロックの取り付け方法
カプラーオン設計なので、取り付けはとても簡単です。
作業時間:20分
作業難易度:★★☆☆☆
必要工具
- 2番のプラスドライバー
- ニッパー
手順①ステアリング下側のカバーを外す
接続する配線類はハンドル下部カバーの内側にあるので、カバーから外していく。
まずはステアリング調整のレバーを起こす。
次にハンドルカバー下側の+ネジを取り外す。
+ネジを外したら、カバーを両サイドから内側に押して、カバーのロック爪を外してやる。
爪を解除したら、カバーが外れます。
手順②純正配線に車速ロックキットを割り込ませる
割り込ますといってもカプラーオンなので配線作業は超簡単。
下画像の黄丸部分のカプラーを外す。
上からロックの爪を押して引っ張るとカプラーが外れる。
カプラーを外したら車速ロックキットを割り込ませる。
コントロールユニットは配線にタイラップでまとめる。
あとは逆手順でステアリングのカバーを戻して作業完了です。
車速ロックまとめ
つけて良かった!
運転中は常に施錠されているのは思った以上に安心感があり、またロック忘れの心配がなくなるのはとてもありがたい。昨今物騒なニュースも少なくないので、防犯につけておくのが良いですよ(もちろん、事故時の救助遅れのリスクもあるので、どっちを重視するかは人それぞれ)。特に女性ひとりでの運転での安心感が高まります。
また、バック連動ハザードなどあったら嬉しい便利機能もついてくるし、安価で取り付けも簡単なので、全ジムニー乗りにお勧めできるアイテムでした。
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。
























