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【インド価格発表!発売開始!】【ジムニー5ドア情報まとめ】 〜価格スペックや日本導入有無など〜

世界のジムニーファンが待ちわびたジムニー5ドア!

JB64/JB74ジムニー登場時から5ドアジムニーのウワサがささやかれ、2022年になって偽装カラーのスパイショットもネットに上がるようになり、いよいよかと首を長くして発表を待っていた人も多いと思うが(48riderもその1人)、2023年1月、ついに公の場にその姿を現した!

どんな車なのかワクワクが止まらない5ドアジムニーだが、今回の記事では現時点で分かっている情報をまとめてみた。

 

*2023/06/07更新 インドで発売開始されたので、価格情報を追加しました*

 

2023/06/07更新
ジムニー5ドア 6/9発売開始!

ついにインドで発売が開始されたジムニー5ドア!

価格も公開されたので、下表にまとめてみた。

 

*2023/06/07時点のレート 1ルピー=1.69円で計算

グレード PRICE
Jimny Zeta AllGrip Pro ₹ 12 74 000 = 2,158,616円
Jimny Alpha AllGrip Pro ₹ 13 69 000 = 2,319,580円
Jimny Zeta AllGrip Pro AT ₹ 13 94 000 = 2,361,939円
Jimny Alpha AllGrip Pro AT ₹ 14 89 000 = 2,522,904円

 

インドでの価格は2グレード展開とMT or ATで216万円から252万円。

一方で日本のJB74ジムニーシエラが同じく2グレード展開のMT or ATで186万円から208万円の価格なので、5ドアで車格が大きくなることを考えると、順当な価格設定ではないだろうか。

(日本のジムニーは浜松向上組み立て、ジムニー5ドアはインド工場組み立てなので、お互い車両設定に輸送費はほとんど入っていないと思われる)

 

とはいえ、いまだ日本で5ドアが販売されるという情報はなし。

仮に輸入するとして、252万円のジムニー5ドアを日本に輸入してインド仕様を日本の道路交通法に適合するように改造して、さらに日本でナンバーとるとなると、末端価格は400万円を超えてくるのではないだろうか。

そんな価格では手がでないので、やはり日本での5ドア正式リリースが待ち遠しい!

 

 

5ドアジムニーの動画

まずはプロモーション動画。

けっこうな悪路も問題なく走っているし、5ドアで胴長ダックスフントな印象にならないか心配していたが、そうならないギリギリのボディの長さで上手くまとまった外観である。

く〜かっこよくて欲しくなるわ!

 

ジムニー5ドアの車体の大きさ

5ドアジムニーは3ドアジムニーベースで、ラダーフレームとボディを延長する形で設計されている。

 

↓3ドア ラダーフレーム

 

↓5ドア ラダーフレーム

ラダーフレームが延長され、それに伴い剛性補完のためにクロスメンバーも一本追加されているのがわかる。

 

そのサイズは3ドアモデルに対し全長で435mm、ホイールベースで340mm延伸しており、見た目のバランスとしては胴長感がなくバランスよく2枚の追加ドアが収まっている。

その他、全幅や高さについては3ドアジムニーと同等だ(5door が10mm低いのは誤差?車重のせいでの沈みこみ?)

 

車体サイズは表にまとめるとこんな感じ(参考に、小型SUVのヤリスクロスも追記)

3 door jimny 5 door jimny Yaris Cross(ガソリン車)
全長[mm] 3550 3985 4185
全幅[mm] 1645 1645 1765
全高[mm] 1730 1720 1580
ホイールベース[mm] 2250 2590 2560
最低地上高 210 210 160
最小回転半径[m] 4.9 5.7 5.3
車重 1090 1200 1230

 

室内長に関しては公表データはないが、全長で435mm伸びていることので室内長も同様に435mm伸びていると推測する。

後部座席については、3ドアジムニーの居住性は大の大人が座るには劣悪なので、100mm程度は延長されるだろう。そして残ったボディの延長しろから推測すると、荷室は300mm程度延長され、4人乗った状態で荷物もそこそこ詰めるのではないだろうか?

3ドアジムニーは4人乗ると荷物がほとんど積めないので基本2シーター扱いのジムニー乗りが多いと思うが、やっと4人乗って実用レベルになってきた。

 

一点気になるところといえば、最小回転半径の増加だ。

ホイールベースが延長されているので、最小回転半径の増加は仕方ないが、5.7mというのは結構大きな数値である(ミニバン並)。

 

5ドアジムニーのエクステリア

フロント周りのエクステリアは、グリルにメッキ装飾が加わった以外はJB64/JB74ジムニーと同一デザイン。

おそらくバンパーは3ドア/5ドアで共通っぽいので、社外のショートバンパーなどもそのまま取り付けできそうである。

 

サイドに関してはリアサイドドアが追加されたのが一番の目玉ではあるが、ドアの大きさが小さめなので、乗降性については気になるところ。

とはいえ、3ドアだと後部座席への乗り降りに運転席/助手席をいちいちスライドしてたことを考えると、雲泥の差で良くはなっているだろう。一点気になるところとしては、リアタイヤのオーバーフェンダーがフロントタイヤで巻き上げた泥で汚れやすいため、後部座席の乗り降りで汚れが付かないか気にはなる。

 

リアバンパーの形状についてはオーバーフェンダーからリアバンパーへのラインが同じなので、3ドアと共通かな?と思ったのだが、よく見ると5ドアジムニーはテールランプのしたにソナーがつくような形状になっている。

5ドア専用リアバンパーというより、3ドアもマイナーチェンジのタイミングでソナー付きバンパーになる可能性もあるかもしれない。

 

5ドアジムニーのインテリア

コックピット周りのデザインは3ドアジムニーから踏襲されている。

現状の3ドアジムニーは社外品のナビパネルを購入して9インチナビを取り付けていたが、5ドアから純正で9インチモニターを選択できるようだ(3ドアジムニーにも流用できそう)

 

気になる後部座席だが、ボディの横幅はJB64/JB74ジムニーから変更ないため、2名座席というのは変更なし(定員4名)。

居住性改善のため、リアシートもデザインも変更されているが、現時点で室内長などの詳細な情報は不明である。

 

リアシートの居住性に関しては、大きな余裕はないものの、3ドアよりは改善されていて大人でも普通に座ってられそうに見える。

実際に後部座席に座って、2時間くらいドライブしてみたいところ。

 

リアドアに関しては、パワーウインドウスイッチとドアスピーカー(ドア下部)が内蔵されている。

ということで、3ドアジムニーの2スピーカーシステムから5ドアジムニーでは4スピーカーシステムにアップグレードされているようだ。

 

パワーウィンドウの操作は運転席横からも可能。

 

また、荷室に関しては詳細な荷室長などの情報はないが、3ドアよりは当然大きくなっており、画像では4人乗車で大きめのダッフルバッグ4個なら入りそうに見える(さすがにゴルフバッグは4個は無理だが)。

 

また、荷室の左右にはM6のアクセサリー用ボルト穴が装備されている。

 

そして荷室のサイドにルームランプと3ドアジムニーと同じく12Vソケットも装備。

 

残念なのは、シートがフルフラットにはならない可能性があること。

 

3ドアジムニーのように、リアシートの裏に樹脂製のフロアパネルも貼ってないし、フラットになるラゲッジボックスもない。下の画像のようなフルフラットにはならないのなら、車中泊ユーザーにとってはちょっと使いにくい可能性もありそうだ。

 

 

 

5ドアジムニーのエンジン

エンジンは現行JB74ジムニーと同一のK15Bエンジン。

スペックは下記の通り。

  • 104.8ps@6,000rpm(3ドアジムニーは102ps)
  • 134.2Nm@4,000rpm(3ドアジムニーは130Nm)

エンジンマッピングの変更なのか3ドアジムニーより若干の向上は見られるが、48Rの感想としては、3ドアジムニーでもK15Bは力不足なのに、5ドアで100kgも車重が増えるのだから、なにかしらパワーユニットの改善はして欲しかった。

JB74Wでも助手席に大人一人と荷物載せたら(+80kgくらい)、あきらかに上り坂で加速力が落ちたり高速の登坂車線の速度維持が難しくなるので、4人乗り+荷物積載だと「どん亀」になるのは想像に難くない。

Trustがあと付けターボだしているぐらいだから、純正でターボが欲しかった。。。

 

そういえば公式発表前は K15Cのハイブリッドが縦置きレイアウトに設計変更されて搭載されるなんてウワサがあったが、それはウワサで終わってしまった。。

K15C+ハイブリッドのスペックは下記の通り。

  • 出力:エンジン101ps + モーター33.4ps
  • トルク:エンジン132Nm + モーター60Nm

ハイブリッドなんてジムニーらしくないけど、加速や登坂など、トルクが必要な場面で60Nmものモーターアシストが得られるので、動力性能では魅力的なユニットだある(燃費改善も期待できる)

 

まあ、林道や郊外の道路をのんびり走る分にはそれほど不具合はないのだが、高速道路で良いペースで走りたい48riderの個人的意見です。

 

5ドアジムニーのカラー

インド市場向けのカラーバリエーションは以下の通り。

 

KINETIC YELLOW / BLACK ROOF

ジムニーのカタログカラー(5doorジムニー発表会もこのカラー)

自然界であえて目立つ性能を追求したハイビジビリティカラーである。

 

SIZZLING RED /BLACK ROOF

5 door ジムニーにしか設定のないカラー。

ジープラングラーでもありそうな、遊び心を感じるカラー。

 

SIZZLING RED

こちらは赤単色。

日本の郵政ジムニーみたい。

 

 

NEXA BLUE

こちらも5 door で新たに追加されたカラー。

3 door のブリスクブルーメタリックより落ち着いた青である。

 

PEARL ARCTIC WHITE

パールホワイト系だが、3ドアのピュアホワイトパールとは呼び名が異なるので、微妙に色味が異なっているかも。

 

BRUISH BLACK

3 door ジムニーは「ブルーイッシュブラックパール3」なので、微妙に呼び名が異なる。

5 doorジムニーのほうが青みがかった黒に見えるかな。

 

GRANITE GRAY

濃いグレーでめちゃくちゃ渋いカラー。

48Rが5door ジムニー買うならこれかな。

 

カラーまとめ

比較しやすいよう、まとめて掲載した画像も置いておきます。

 

・3ドアジムニー カラーラインナップ

・5ドアジムニー カラーラインナップ

 

ちなみに、3ドアジムニーの人気カラーランキングは、独自に1000台調査した結果を過去にまとめている。

【1000台調査】新型ジムニーの人気カラーはコレだ!【JB64/JB74人気色】

興味本位ではじめたジムニーのカラー調査。 48Rが実際に街中で見かけたジムニー1,000台をこつこつ集計し、カラー別にまとめたランキングを発表する(以前は600台で記事を上げたのだが、その後数を増やし ...

続きを見る

5ドアジムニーではどんなカラーが人気になるのか、街に走り出すのが楽しみである。

 

5ドアジムニーのトランスミッション

トランスミッションについては現行踏襲の5MT/4ATの設定。

最近の車では効率アップのため、6AT以上の多段化が流行りで4ATは寂しい限りだが、レアなレイアウトになりつつある小排気量向け縦置きエンジン用のATは4ATしかトランスミッションメーカーが作ってないので、これは致し方ないところ(ジムニーのために6AT開発するとは思えないし)

MTに関しては構造が単純なので6MTを自社開発することも難しくないとは思うが、先代ジムニーシエラ(軽自動車のジムニーは日本専用で、海外ではこちらが主流のジムニー)と同じ5MTにしておくことで、修理や部品交換の利便性を計っているのかもしれない(途上国ではずっと新車販売されているランクル70みたいに)

 

 

5ドアジムニーの走行性能

3アングル(アプローチアングル、ランプブレークオーバーアングル、デパーチャーアングル)

5ドアジムニーの走行性能の大きな変化点としては、ランプブレークオーバーアングルの減少である。

ホイールベースのロング化でランプブレークオーバーアングルが小さくなるのはしかたないが、48Rが遊んでるフィールドだと腹擦っちゃうそう。

 

また、最小回転半径が3ドアジムニーの4.9mから5ドアジムニーの5.7mに大きくなっているため、細かい切り返しも苦手だ。

悪路で遊びたいなら、3ドアジムニーをおすすめする。

 

5ドアジムニーの電子制御アシスト

坂道発進で後退を防ぐ「ヒルホールドコントロール」、坂道で自動でブレーキをかけてゆっくり下れる「ヒルディセントコントロール」、空転した車輪だけブレーキをかけてオープンデフでもトラクションを得る「ブレーキLSD」、「クルーズコントロール」などは3ドアジムニーと同じものが装備される。

クルーズコントロールは前車との車間を一定に保つ機能が欲しかったが、採用はなく3ドアジムニーと同じく速度維持のみの機能。

 

その他、走行に関する装備は3ドアジムニーと同じものが踏襲される(目新しい機能はないし、3ドアから省略された機能もない)

 

 

5ドアジムニーの販売国

現時点で公表されている販売国はインド(一般向けとインド陸軍仕様)/アフリカ/オーストリア。

街乗りSUVではなく、リアルにオフロードでジムニーを使っている国に優先してデリバリーされるという印象だ。

 

5ドアジムニーの日本販売は?

現時点は日本向けは設定なし。

現行の3ドアジムニーのバックオーダーを大量に抱えて1年以上の納期となっているので、現時点での5ドア日本導入は大量の3ドア予約キャンセル/5ドアに変更など、国内に混乱が生じそうなので、少なくとも2023年中がはないだろう。というのがもっぱらのウワサ。

とはいえ、悪路の走行性能は3ドアに譲るものの、それでもそこそこの悪路の走行性能と利便性を兼ね備え、かつ5ドアのデザイン性の良さから、我々ユーザーの5ドアを望む声が大きくなれば日本導入も夢ではないと思う。

 

5ドアジムニーの価格

デリバリーが予定されている国での現地価格はまだ発表なし。

いくら3ドアジムニーから値上がりするか気になるところなので、情報が入り次第更新します。

 

5ドアジムニー情報まとめ

ざっとまとめると、ホイールベース/ボディ延長による5ドア化以外は、細かい変化はあるものの3ドアジムニーの機能を引き継いだ形の5ドアジムニー。

JB23/34ジムニーでもマイナーチェンジで細かい変更はあるものの20年近く基本構造の変更はなかったので3ドア/5ドアジムニーも基本構造はできるだけ共通化して、なるべく変更しない方針なのかもしれない。

また、大量のバックオーダーで納期1年もあると、途中で大幅な変更があると予約キャンセル騒ぎになりかねないので、バックオーダーが解消するまでは大幅変更しにくいなど、メーカー側の事情があるかも、と勘繰ってます。

 

いずれにせよ、まだ発表されたばかりで詳細情報は見えてこないがワクワクの止まらない5ドアジムニーなので、今後の追加情報にはアンテナを張って、新情報があれば随時更新していきます。

 

 

他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。

 

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