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【徹底解説】JB64/JB74ジムニー バッテリー交換方法まとめ【パナソニックCAOS大容量バッテリー】

JB74ジムニーは新車購入して1年半ほどなのだが、先日バッテリーをあげてしまい、再充電で復活はしたものの念の為交換しておくことにした。

今回交換したのは大人気のパナソニックCAOSバッテリーで、容量はなんと純正の約1.5倍!

純正に比べ1.5倍のバッテリー容量で長持ちが期待できるうえ、オーディオの音も良くなるという評判のバッテリーだ。

バッテリー交換はショートにさえ気をつければ簡単だし(正しい手順で交換すればまず問題ない)、ディーラーやカー用品量販店よりネット通販のバッテリー価格は大幅に安いので、DIYで高性能バッテリーへの交換をお勧めします(パナソニックも公式でバッテリーの大容量化を勧めている)。

 

長文なので、すぐにバッテリー交換方法を知りたい人は目次を活用してください。一気にコンテンツ飛ばせます。

 

 

バッテリーには寿命がある

 バッテリー切れの症状

こんな症状が現れるとバッテリー寿命は近い。

・エンジンのかかりが悪い

・エンジンの回転によってヘッドライトの明るさが変わる(LEDヘッドライト除く)

・パワーウィンドウの開閉が遅くなった

出先でバッテリーが上がると超大変なので、こんな症状がでたら無理せず早めに交換しよう。

 

 

こういう使い方はバッテリー寿命を縮める

使い方によって大いに変わるバッテリー寿命。こんな使い方をしている人は標準寿命より短くなるので注意が必要。

・夜間走行が多い→灯火類の消費電力が大きい

・たくさんの電装品(オーディオなど)を使用している→消費電力が大きい

・渋滞走行が多い→十分に充電されない

・アイドリングが多い→十分に充電されない

・クルマを長時間しようしないことが多い→バッテリーの自然放電

オルタネータで発電されているとはいえ、消費電力が大きいとバッテリーへの負担が大きい。

一般にオルタネータが十分に発電するには2,000回転以上と言われている。アイドリング状態では灯火類やエアコン、ナビ、アンプなどによる消費電力が上回る場合も多い。

 

ちなみに灯火類をLED化すると、バッテリーの負荷を減らすことができる。LED化は見た目も良くなるし灯火類のDIYは簡単で取っつきやすいのでオススメカスタムだ。

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バッテリー交換の電圧目安

大体の目安だが、バッテリー電圧計を車に取り付けておくと電圧を監視できるので、バッテリーの状態把握に役立つ。

バッテリー交換の目安はこんな感じだ。

エンジンオフ エンジンオン
正常値 12.5V以上 13.2V以上
そろそろバッテリー交換 12.0~12.5V 12.8~13.2V
要交換 12.0V以下 12.8V以下

11V台だと、セルモーターの回りがかなり弱ってくる。

 

バッテリー交換は、バッテリー切れを起こす前に交換するのが基本。

出先でバッテリー切れで車が動かせなくなったら超悲惨、せっかくの旅行も台無しだ。

 

48RはOBD2情報を表示できるレーダー探知機の電圧計を使用している。

これは電圧以外にも燃料噴射量やら水温やら標高やらその他いろいろな項目を表示できるので、非常に重宝している(もちろんオービス対策も)。

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JB64/JB74ジムニーのバッテリー適合

純正バッテリーの品番

ジムニーのバッテリー適合はアイドリングストップの搭載有無によって異なるので、注意が必要だ。

標準車(アイドリングストップ非搭載) アイドリングストップ搭載車
JB64ジムニー 55B24L N-55
JB74ジムニーシエラ 55B24L N-55

 

 

バッテリーの品番の読み方

純正のバッテリー品番がでてきたところで、軽く品番の読み方解説。

品番はバッテリーの容量や大きさなどを表しており、読み方を理解すると品番だけでどんなバッテリーかわかるようになる。

また、標準車(アイドリングストップ非搭載)とアイドリングストップ搭載車でバッテリーの表記が異なっている。

 

標準車のバッテリー品番

 

 

アイドリングストップ搭載車のバッテリー品番

 

 

頭の数字は重要で、大きな数字ほどバッテリーの容量が大きい、すなわち高性能ということになる。

サイズ表記が同じなら、できるだけ頭の数値が大きなものを選べばバッテリーの容量アップが可能だ。

 

 

性能アップ!
Panasonic caos大容量バッテリーがおすすめ

 

純正より1.5倍も大容量なPanasonic caos

JB64/JB74ジムニーの標準バッテリーは「55B24L」なのだが、今回はPanasonic caosの「80B24L」に交換する。

容量はなんと「55」から「80」へと1.5倍だ!

 

 

バッテリーを交換するなら、断然純正バッテリーより断然Panasonic CAOSがオススメ(今まで乗ってきた車は、全てバッテリー交換時はCAOSを選んでいる)。

最近の車は電力消費量が多いことから、パナソニックも公式で容量アップをオススメしている。

 

 

バッテリーの購入はネット通販が一番安い

バッテリーはカー用品店の店頭価格とネット通販で大きな開きがある。

近所のイエローハットでバッテリー価格を見てくると、同じCAOS、80B24Lで30,580円!!

 

一方、ネット通販ではCAOS 80D24Lで10,000円程度だ(2021/07時点)。

ディーラーやカー用品店で買うバッテリーよりネットで買う高性能バッテリーのほうがずっと安い。

バッテリー交換は素人サンデーメカでも簡単にできる内容なので、ネット通販で高性能バッテリーを購入して自分で交換することを激しくオススメする。

 

標準車用のパナソニック CAOS「80D24L」はコチラ。

 

アイドリングストップ搭載車用のパナソニック CAOS「N-N80」はコチラ。

 

JB64/JB74ジムニーのバッテリー交換手順

さて、ここまで長い前置きを読んで頂きありがとうございます。ここからJB64/JB74ジムニーのバッテリー交換について書いていく。

JB64ジムニー/JB74ジムニーシエラとも、エンジンは異なるもののバッテリー搭載位置は同じなので、作業内容は共通だ。

作業時間は10分程度。作業は全て10mmのソケットレンチで可能だ。

簡単な作業だが、バッテリーはショートの危険もあるので、慎重に作業しよう。

 

手順①メモリバックアップ電源を取る

バッテリーを外した時点で、車の全ての電力が遮断される。

時計や車のコンピューターの学習がリセットしたり、ナビによっては設定が初期化する場合もある。

48Rは対策として、カーメイトさんから販売されているメモリーキーパーというバックアップ電源を使用している。

車のOBD2アダプタ(全ての車にある端子)に接続し、車の電装品に電力を供給する。

 

JB64/JB74のOBD2アダプタは運転席下、アクセルペダルの上あたりにある。

ここにバックアップ電源を繋ぐ。

繋がなくてもバッテリー交換はできるが、48Rは念には念を入れてバックアップ電源をセットしている。

 

*2022/11/11追記*

上の画像で紹介しているのは乾電池式だが、現在はカーメイトさんからUSB接続によるモバイルバッテリーを利用して給電できるメモリーキーパーも販売されている(乾電池がモバイルバッテリーに置き換わった)

モバイルバッテリーを持っている人も多いかと思うので、今買うならコチラがオススメです。

 

手順②古いバッテリーを外す

バッテリー搭載位置は、JB64/JB74ジムニーとも、エンジンルーム正面から見て左側だ。

バッテリーを安全に取り外すには、次の大原則を守らなければならない。

【取り外す時】

①マイナス端子を外す

②プラス端子を外す

【取り付ける時】

①プラス端子を取り付ける

②マイナス端子を取り付ける

 

マイナスから外す理由とは?

マイナス端子と車のボディは接続されていて、回路的には車全体がいわばマイナス端子になっている。

マイナス端子を先に外しておけば、電流はバッテリーのマイナス端子に流れないので回路が成り立たずショートする危険はない。

 

一方、先にプラス端子から外そうとしたらどうなるか?

プラス端子を外す工具が車のボディに触れた瞬間、大火花が散ることになる。最悪車両火災になるだろう。

理由は車全体がマイナス端子になっている状態なので、プラス端子を外そうとしてる工具が車のボディに触れた瞬間、プラス端子とマイナス端子が直結しショートするのだ。

12Vのカーバッテリーのショートのパワーはすごいよ。 余裕で金属を溶かすほどの熱が発生する。

 

取り付けるときにプラスからというのも、マイナス端子を外していて電流が流れないうちにプラス側の作業をするためだ。

 

 

というわで、まずはマイナス側から作業する。

マイナス側バッテリーターミナルの10mmナットを緩め、ターミナルを取り外す。

 

外したマイナス側のターミナルはエンジンルームに引っ掛けておいて、バッテリーのマイナス端子に触れないようにしておこう。

 

 

プラス側のバッテリーターミナルも外し方は同様(48Rのジムニーはサブウーファーの電源をバッテリーから直接とっているので黄色い電源線があるが、通常はマイナス側と同じく10mmナットひとつだけ)。

プラス側はショート防止のカバーをめくって作業する。

10mmナットを緩めてターミナルを取り外す。

 

 

次はバッテリー固定ステーの取り外し。

ステーは長ネジになっているので、ディープソケットがあると作業が楽だ。

 

まずは固定ステーの左右のナットを緩める。完全にナットを外さなくてもバッテリーは取り外し可能なので、作業しながら適当なところまで緩めてください。

 

左側のステーの穴は切り欠きになっているので、左側に長ネジを移動させるとステーを外すことができる。

 

左側が外れたら、右側はステーを回転させるだけでOK。

 

これでバッテリーを引き抜くことができる。

 

ちなみに、純正は古河電池製でした。

 

 

 

 

新しいバッテリーの取り付け

もしターミナルが腐食しているなら、バッテリーと同時交換推奨。

(今回は納車1.5年なので特に問題ないが、5年以上経過すると腐食が進行している場合があります)

 

まずは新しいバッテリーをエンジンルームに置く。

 

固定ステーの取り付け。ステー下部は「レの字」になっていて、先端を車体に引っ掛けるようになっている。

 

左右の長ネジのステー下部を車体に引っ掛けて、上部の黒いステーをナットで固定する。

 

端子の保護キャップを取り外す。

 

プラス→マイナスの順番でターミナルを取り付ける(ショート防止のため、順番大切)。

 

 

手順④古いバッテリーの廃棄方法

DIYでバッテリーを交換した場合、古いバッテリーは給油ついでにガソリンスタンドで有料で引き取ってもらうのが手っ取り早い。

 

今回、48Rはバッテリー引き取り対応の通販で購入したので、CAOSの箱に古いバッテリーを詰めて同梱されていた返送伝票で古いバッテリーを返送した。

集荷の時間に対応しないといけないので、ちょっと面倒かな(テレワークとかでずっと自宅にいる人は良いかもね)

 

 

 

JB64/JB74ジムニーバッテリー交換まとめ

バッテリーはネット通販で買うほうが安くて高性能。さらにバッテリーのDIY交換も簡単なので、もはやディーラーやカー用品店での交換のメリットは薄いだろう。

外出先でバッテリートラブルに合わないため、バッテリーの電圧チェックと、バッテリーが死ぬ前の交換をオススメします。

 

ご参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。

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