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MAGURA MT7の簡易ブリーディング 〜新品時ブレーキホースカット時や簡易エア抜きに〜

MAGURAブレーキの簡易ブリーディングの方法を紹介する。

今回はMT7でブリーディングしているが、MTシリーズなら方法は共通だ。

 

新品ブレーキを買ったときのホースカット時や、ブレーキタッチがスポンジーに感じた時のエア抜きに有効なブリーディング方法で、レバーあたりに溜まったエアなら10分程度で簡単に抜くことができる。

 

MAGURAのホースカットについては別記事でまとめてます。

MAGURA MT7の取り付け解説 〜ブレーキホースカット編〜

MAGURAのブレーキを新調したので、ホースカットを含めた取り付け方法を紹介する。 取り付け方法はMT7に限らず、MAGURAブレーキなら共通です。   また、ホースカット後のブリーディング ...

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新品MAGURAブレーキはホースカットとブリーディングが必要

こちら購入したMAGURA MT7。

すでにブリーディング済みの状態だが、新品時のブレーキホース長は213cmもあり長過ぎ!

自分の自転車に合わせて、ホースカットと再ブリーディングが必要だ。

ちなみに、Maguraのブレーキレバーは左右共通設計。

上下反転させれば右用にも左用にもなる(シマノにはない特徴)

 

 

 

 

Magura MT7の簡易ブリーディング

ブレーキメンテは命に関わるパーツなので、作業に自信がない人はショップに任せよう。

 

必要なもの

以下のものが必要

①シリンジ(注射器)

②ブレーキフルード(ミネラルオイル)

 

①のシリンジは30mlの位置に2mm径の穴を開けるのがポイント。

ドリルを家に忘れたので、このときはライターで熱したピックを突き刺して穴を開けた。内側にバリが残らないように注意!

 

ちなみに、今回はMAGURAブリーディングキットのシリンジを使用したが、これはMAGURA専用品ではなく、医療用の汎用シリンジ。

アマゾンで別メーカーのものを購入しても問題ない。

TERUMOのシリンジでもブリーディングできます。

おそらくだが、シリンジの先端は規格モノな気がする(調べたが、わからなかった)。注射針をセットできなくてはならないので、シリンジメーカーごとに径が違ってたら使い勝手が悪いからだ。

 

②はMAGURA純正オイルを準備。

これもMAGURAのブリーディングキットのオイルを使用したが、同じミネラルオイルのシマノ純正オイルも使用可能。

今までなんどもMAGURAブレーキでシマノオイルを使ったが、トラブルが出たことは一回もない。混ぜても大丈夫。

シマノのほうが安いし手に入り易いしね。

ちなみに、シマノのミネラルオイルは50mlで1,300円、1000mlで1,800円という謎の価格設定。1000mlのコスパの高さよ。

 

あ、そうそう混ぜていいのはMAGURAとシマノだけ。SRAMのブレーキオイルはDOTフルードなので、MAGURAブレーキでは絶対に使用禁止。ゴムや塗装が侵されてしまうので注意。

 

 

 

手順①シリンジにオイルを入れる

穴を開けたシリンジに、ミネラルオイル20ml、空気を5ml入れる。

 

 

手順②シリンジをレバーにセットする

EBTスクリュー(フルードの吸入口のネジ)を外して、レバーを45°上向きにセットする。

上向き45°にセットすると、エアがシリンジ先端付近に集まってくる。

このとき、シリンジはレバーに強く押し当てよう。レバーとシリンジ先端の隙間からエアが入るといつになってもエア抜きが終わらない事態になってしまうからだ。

 

手順③エア抜き開始

シリンジのピストンをさっき穴あけした30mlのメモリ手前まで引き上げる。そうするとシリンジ内が負圧になってエアがシリンジに吸い込まれてくる。

そしてピストンを押し下げてレバー内に抜けたエアの代わりにオイルを注入する。

負圧を利用して、レバー内のエアをオイルもろとも吸い上げるのがポイントだ。

この工程をエアが出なくなるまで繰り返す。

動画を撮ってみたのご参考に。

出てくる!出てくる!

この動画のあと、さらにレバーをバシバシ弾いたり、プラスチックハンマーでレバーを叩いたりして、ブレーキライン内に残留するエアどもをしつこく追い出した。

 

MAGURAのコントロール性の良さは評判だが、全ては完璧なエア抜き作業ができてこそ。

 

エア抜きが完了したら、シリンジを30mlの穴の上まで’引き上げ負圧を解除し、穴を押さえながらシリンジを抜く(押さえないとオイルぶちまけるからね)。

 

 

手順④オイルを満たしてキャップを締める

スクリューを締める時エアが混入しないように、オイルをギリギリまで満たしてからスクリューを締める。

あふれたオイルを脱脂して完了。

なれれば10分くらいの作業時間。

 

最後にタッチ確認して完了。

 

 

 

まとめ

簡易エア抜きならシリンジ1本とミネラルオイルがあれば簡単に作業可能。

新品時のホースカット後や、ブレーキタッチがスポンジーになってエア抜きしたいときは、さっと現場でもできるお手軽さなので、48Rは車の工具箱に道具を忍ばせている。

 

完璧にエア抜きしたMAGURAブレーキは、レバーを引く指先と制動力がリニアーなので、ほんとうに使い易い。フロントロックや切れ込んで転倒も激減したおすすめのブレーキです。

 

ホースカット編は別記事にまとめてます。

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こちらも参考になれば幸いです。

 

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