子供にスノーボードを習得させるのって大変だよね。ゲレンデに行ってもなかなか滑れるようにならないし、逆エッジで痛い目にあって泣いちゃった日にはそこで練習終了です。
我が家には子供が二人いるのだが、下の子は集中特訓で3日間でスノーボードを習得(当時4歳。転けても根性で頑張った)。
一方で上のお姉ちゃんには小二からスノーボードをやらせたのだが、練習半日で逆エッジに耐えられずスノーボードをやめてしまった。。
ところが小三のオフシーズンに少しでもスノーボードの助けになればとリップスティックでたくさん遊ばせていたのだが、その次の冬にスノーボードに乗らせてみたところ、わずかリフト3,4本でターンを習得。その後ぐんぐんスノーボードが上達したので、リップスティックはオフトレとして効果抜群だった!
ゲレンデでリフト券買ったりスクールに入ったりすると非常にお金がかかるのだが、わずか数千円のリップスティックは公園で遊び感覚でスノーボードに必要なバランス感覚や横乗り感覚を身に着けられるので、子供のオフトレに最適です。
リップスティックとは
みなさん公園などで一回は見たことあるでしょう。
よく小学生がクネクネさせながら進んでいる2輪の横乗りおもちゃである。
我が家では、これがスノーボードのオフトレに効果抜群でした!
値段もスケートボードに比べると安くて買いやすいです。
スノーボードのオフトレとしてのリップスティック
ゲーム感覚でターンの練習が最適だった
リップスティックで遊ぶ子供達ってクネクネしながらひたすら進んでいる子が多いよね?これも横乗りのトレーニングにはなるのだが、ターンの練習としてはイマイチ。
我が家で効果があったのはパイロンスラローム
狭くて急カーブなコース設定にすることで、リップスティックといえどちゃんと体軸を傾けて遠心力に耐えるようにターンしなければならないので、スノーボードのターン間隔に近づいてくる。
また、板の上でのポジションの習得にも役立っていて、足に板を固定しないリップスティックは良い位置に乗ってなければすっ転んでしまうので、自然とスノーボードのセンターに乗れるようになっていた(挫折した初年度は後傾で苦しんだのだが、リップスティックで矯正された)。
そしてパイロンで難し目のコースを設定すると子供は攻略に夢中になるので、辛い思いをさせずにトレーニングに夢中になれます(笑)
バランス感覚、体幹が鍛えられる
スノーボードの上達にはバランス感覚と体幹の強さはとても重要。
リップスティックをやらせてて思ったのだが、クネクネ滑るリップスティックは効果的に体幹を刺激するようで、スノーボードだけではなくMTBや体操でも身体がブレない安定した体幹を身につけることができてきたと思う。また、二輪で滑るリップスティックは同時にバランス感覚も鍛えられるので、スノーボードに必要な身体能力を効果的に鍛えることができる。
安い、楽しい、オフトレ効果ありで、リップスティックはまさに最高のオフトレです。
(本格的なスケートボードも良いんだろうけど、こちらは子供のオフトレとして楽しんでやるには難しいし場所も選ぶので、手軽さでリップスティックに及ばない)
リップスティックでオフトレして
雪上でズラしを練習すればすぐターンできた
リップスティックで習得できないズラしは雪上で練習が必要である。
ただ、ターンの感覚はリップスティックで学んでいるので
- ズラして止めるのトレーニング
- 止めた状態からズラしてノーズを斜面に落とす
の2点だけ1時間ほどトレーングしたら、すぐにスノーボードが滑れるようになった娘氏。
いきなり斜面を滑っていく娘に目が点になりつつも、リップスティックでオフトレしといて良かったと心底思った瞬間である。
雪の上では逆エッジに注意
リップスティックでスノーボードのターンができるようになっても、雪上では逆エッジには注意!
リップスティックでスノーボードのターンは身についても、逆エッジにならないターンの切り替えも雪上で習得するしかない。
お姉ちゃんはなまじすぐにターンができて滑れたものなので、調子に乗ってスピード出した時に大逆エッジを食らうことも。。
こればかりは雪の上で経験を積む必要があるので、最初は調子に乗らないことを重々言い聞かせたほうが良いと思う。
子供スノーボードに最適なリップスティックまとめ
スノーボードは滑走日数がものをいうスポーツというのは間違いないのだが、子供に雪上でたくさん滑らせるのは結構大変。
その点リップスティックのオフトレは雪上の再現とまではいかないが、スノーボードと共通する部分が多く、また同時に体幹やバランス感覚も鍛えられてとても良いオフトレである。
そして何より遊びながら練習できるというのが最高で、飽きっぽい子供でもパイロンで難し目のコースを作ってやると攻略に夢中になってずっとトレーニングしてくれる優れものです。
子供にスノーボードやらせたいと思っている方は是非導入してみてください!