試乗会で乗ったYONEXの板がめちゃくちゃ良かったので、メモも兼ねてレビュー記事をアップします。
ヨネックス試乗会
開催場所は白馬岩岳スキー場で、2025/26の来季モデルの試乗会です。
試乗時間は30分程度なので、ゴンドラ1本と5線サウスゲレンデ1本を滑ったのみのレビュー(乗り込んでないので、ファーストインプレッションです)。
試乗する人
筆者48riderは一応JSBA Tech1は所持しているので、カービングは普通にできます。
検定では前振りハンマーヘッドのカービンガーが多い中、ツインのラウンドボードに前15° 後ろ-12°というほぼ横向きダックスタンスで検定に挑戦するちょっと変わり者。
カービング以外にも、パウダーやラントリ、地形遊び、バンクドスラローム、コブなど幅広く楽しんでます(パークは積極的に入らないヘタレですが)。
Smooth 154
初めて乗ったYONEXの板。芯材がカーボンとのことで手に持つと軽い!
Smoothはハーフパイプの板と思っていたのだが、めちゃくちゃフリーランが調子良かった。
特筆すべきはターンの入りの早さとエッジグリップ。谷周りから思い切って身体をターン内側に落とし込めが、エッジがギュンっと噛んで発生した遠心力が体を支えてくれる。旋回Gを感じる気持ちの良いターンができる。
また、ターン抜けの反発で板を走らせたり飛んでラントリに繋げるなど、カービングだけでなく遊びを入れた滑りも楽しい板。
フルキャンバーなのでパウダーの浮きはイマイチかもしれないが、ゲレパウくらいは大丈夫でしょう(48Rは元々キャンバーツインでパウダー滑っていたのでなんとかなると思うが、ロッカーに慣れている人はツインのパウダーは修行だと思うが)
ただし、ウエストが細いのでヒールサイドでお尻が雪面につくようなターンをしようとするとドラグしてエッジがすっぽ抜ける。とはいえ、深周りのカービングをしなければ、ほぼ欠点は感じなかった。
ハーフパイプの板というイメージだったが、軽くてターンの入りからギュンギュンにカービングできて、反発感もあってなかなかフリーランが楽しい板と驚いた。
Smooth 158W
Smooth 154でヒールサイドのドラグが気になったので、158W(ワイド)も試乗。
基本的な特性は154とほぼ同じだが、ウエストが広い分こっちの方がドラグしにくくエッジグリップが高い。太く長くなる分ちょっとだけ154より動きに重さは感じるが、まだまだ軽快な板(154が軽快すぎる)。
個人的には買うなら158Wかな。
GLIDE 157
YONEXのパウダーボード(写真撮り忘れた)
これもカービング性能が高いが、板がややソフトなので、Smoothみたいに積極的に板を踏まなくても簡単にカービングできる感じ。ノーズはロッカーでパウダーの浮力もありそう(当日はパウダーなし)
それほどノーズが大きくないので、浮力重視というよりゲレパウからカービングクルージングまで守備範囲の広さを狙った板かな。
試乗中は、岩岳のゴンドラ下山コースをカービングしながら壁に当て込んだりグラトリしたりスイッチランしたり、本当に楽しく乗れた。朝イチパウダーから午後の地形遊びセッションまでそつなくこなせる板。
(25/26モデルからシェイプが変わったみたいです)
4XP POWTWIN 158W
両側ロッカーのどツインパウダーボード。
スイッチパウダーをする48Rにとって興味津々の板。
当日はパウダーがなかったのでパウダー性能は不明だが、整地でのカービングはSmooth や GLIDEに比べるとキレがいまひとつな印象。反発感も今回乗ったボードの中では一番弱い。板も柔らかいので、ちょっとバタつき気味。
パウダーランしながらスイッチパウダーで遊んだり、180着地でも浮いてきそうなのは魅力だが、整地での性能は他のYONEXの板に比べるとイマイチであまり魅力を感じなかった。
YONEX試乗会まとめ
今回のMVPはやはりSmooth。
ターンは切れるわ反発感あって板は走るは、フリーランがとても楽しかった。重量も軽いしカーボンボード凄い。
フリーラン用に1本欲しいな〜と思った板でした。