タイヤの空気圧の管理って、ほとんどの人がめんどくさくて放置ではないだろうか?
しかし、タイヤの空気圧管理はものすごく重要で、空気圧の下がったタイヤでの走行は燃費が悪化したり、偏摩耗の原因にもなったりする。
今回は、面倒なタイヤの空気圧管理が超簡単になる空気圧モニターを取り付けた。
運転しながらリアルタイムで空気圧を把握できるので、空気圧が一目瞭然。ものすごい安心感を得ることができた。
タイヤ空気圧センサーの購入経緯
次のようなメリットを感じて購入することにした。
ポイント
①空気圧管理がラクチン
②燃費向上(適切な空気圧管理をすることによる)
③パンクの早期発見によるバースト予防
①空気圧管理がラクチン
まずタイヤの空気圧の管理が圧倒的に楽になった。
タイヤの空気圧は自然に抜けるもの、というのはご存知だろうか?
ゴムの分子より空気の分子のほうが小さいので、ごくごく微量ずつ空気は漏れているのだ。
そのため、タイヤの空気圧は定期的なチェックが必要なのだが、空気圧モニターをつけることで空気圧は一目瞭然になる。
管理がめちゃくちゃ楽。モニターみるだけなんだもん。
②燃費向上(適切な空気圧管理をすることによる)
ふつう、タイヤの空気圧のチェックってわざわざスタンドで空気をちょい足し充填するときくらいしか見ないよね?ってか、スタンドでの空気を補充も、ほとんどの人はしてないのだろう。
そんな状態で空気圧が下がった状態で走ると、意外と燃費が悪化しているものだ。
日本自動車タイヤ協会の資料によると、タイヤの空気圧が50kPa下がると、転がり抵抗は20%ほど悪化する(200kPa→150kPa)。
転がり抵抗が20%悪くなると、燃費はどのくらい悪化するのかというと、これも日本自動車タイヤ協会の資料によると、下表のような結果となっている。
48Rにとっては走行する機会の多い高速道路や郊外の道路などの一定速度走行では、タイヤの燃費への寄与率が 「20~25%」となっている。
すなわち、タイヤの転がり抵抗が20%悪化すると、「20%の寄与率20~25%」で燃費は4~5%悪化するということだ。転がり抵抗10%悪化なら、燃費で2~2.5%の悪化だ。
というわけで、燃費の悪化をさけるためにも、適切な空気圧管理を行いたい。
ちなみに、年間12000km走行で燃費が2%変わると3120円、4%なら6240円の差になる(ブリヂストン資料より)。
③スローパンクの早期発見
実はめちゃくちゃ危険な空気圧不足での走行。
空気圧不足で走行すると、タイヤのたわみが大きくタイヤのカーカス(タイヤの骨組み)に負担がかかり、最悪バーストする。
高速道路でバーストすると、一瞬でコントロール不能だ。
こわ〜〜!
パンクも一発で空気が抜けるとハンドルに違和感があるのですぐに気がついて停車できるが、小さな穴から徐々に空気が抜けるスローパンクだと運転者も気が付きにくい。
そんなスローパンクの低空気圧状態で高速道路を走行すると、上の動画のような事故を起こしてしまうかもしれない(震え上がる)。
というわけで、そんなバースト事故の未然予防のためにも空気圧モニターは欲しかった。
特にハイエースでタイヤを交換している場合、荷重指数に余裕がない場合が多いので、人一倍注意が必要だ。
念のため書いておくが、バーストは空気圧を入れすぎで破裂するのではなく、低内圧走行によるタイヤ破損によるものだからね。
購入、そして開封の儀
アマゾンで評判のよいコチラの空気圧センサーを購入。
iPhoneと大きさ比較。
モニターもセンサーもコンパクト。
センサーと取り付け工具。センサーはバルブキャップの代わりに取り付けるだけの簡単装着。
付属工具だけで作業できた。ちなみにアルミナットはセンサー兼バルブキャップの緩み留め。
センサー兼バルブキャップの電池は付属する専用工具で交換可能。
どのくらい電池は持つのだろうか。自分のセンサーの電池が切れた時、ブログに追加する予定だ。
コンパクトなモニター部は、USB充電と太陽電池で充電可能。
なかなか良さげ。
アマゾンにはたくさんの空気圧モニターが売られているが、モニターの小ささ(見やすさより、ダッシュボードをスッキリさせたい)や、価格、レビューの高さで本機にした。
↑48Rがつけているものからモデルチェンジされたので、最新型を掲載します。
センサーの取り付け方法は同じです。
DIY取り付け
基本的に簡単な作業だが、ホイール形状によってはセンサー兼バルブキャップとホイールの干渉に注意が必要。
今回はワタクシメのハイエースの取り付け例を紹介する。
ホイールキャップを外す
ホイールキャップがあると付属のスパナが使えないので、ホイールキャップを外す。
軍手をはいてキャップを引っ張れば簡単に外れる(多少力はいるが)。
緩みどめのアルミナットを取り付ける
センサー兼バルブキャップを取り付ける時、アルミナットと干渉しないように奥まで挿入しておく。
センサー兼バルブキャップの取り付け
これは普通のバルブキャップと同様まわして締めるだけ。
付属のスパナでアルミナットとキャップをロックする
アルミナットを緩める方向に回すことで、センサー兼バルブキャップと密着して緩み留めになる。
ホイールキャップを嵌めて完了
ホイールキャップはブルブ位置を合わせて押し込むだけで嵌る。
センサーのアラート設定
下記の設定をすることができる。
ポイント
低圧アラーム設定幅:1.1ー2.5Bar
高圧アラーム設定幅:2.5ー4.4Bar
センサー別の電池低下アラーム機能有り
本体バッテリーの低下アラーム機能有り
うちのハイエースの場合、低内圧を2.5Bar、高圧を4.0Barにした。
本音を言うと、ハイエースは設定空気圧が高いので、低圧アラートは3.0Barくらいにしたいのだが(指定空気圧は3.5Bar)、機械の設定上しかたがない。これが唯一不満なところ。
アラームはかなり大きな音なので、音楽を聞いていても間違いなく気がつくだろう。
インプレッションとまとめ
センサーとモニターはオートペアリングするし、運転するとモニターが自動オンするし、ソーラー発電でほぼまかなっているので、普段はとくに気にすることなく使用できる。
それでいて、いざという時はアラートを出してくれるので、非常にありがたい存在だ。
高速道路でバーストすると死亡事故にもなりかねないし、空気圧不足は燃費悪化、偏摩耗にもなるので、5580円で購入できる本機は非常にコスパも高いと言える。
アマゾンのレビューも高く、オススメです。