どんなにパソコンが高性能になろうが、いつまで経っても解決しないのがMacBook Proの13インチか15インチ問題。
13インチを買いたい人は画面の広さが足りるか不安だし、15インチの人は持ち運びにくいか不安だろう。
両方所有した筆者48Rの経験から言わせると、その人のライフスタイルや重視する性能でどちらがオススメになるか異なってしまう。
イキナリ「どちらがオススメですか?」と聞かれても「知らんがな」なのである。
というわけで、どちらが最強か?という不毛な議論ではなく、選ぶべきポイントについて、気になる次の3つのポイントに分けて書いてみる。
ポイント
① 画面の大きさ
② CPU性能
③ 持ち運びについて
この記事を読むことで、13インチか15インチのどちらが自分に向いているか、イメージをもって頂けると幸いです。
筆者48RのMacBook Proの使用用途
使用用途によって最適画面サイズが変わるので、ここらへんも参考にしてほしい。
主な使用用途は、使用頻度の高い順に
webページ閲覧 40
ブログ執筆 25
写真編集ソフト 15
動画視聴(YouTube,スポーツLive配信)15
動画編集ソフト 5
昔に比べ、動画編集しなくなったなぁ。実は昔は自分のYouTubeチャンネルでバックカントリー動画を作成していたが、最近は家族向けの子供動画の編集くらい。
MacBookProやMacBookAirをかれこれ6台購入している(手持ちは2~3台)
一度iMacにも浮気したんだけど、デスクトップは性に合わないことに気が付いてからはMacBook一筋。
ウィンドウズ系PCには全く目もくれない生粋のマックブックラバーです(apple社の養分)。
① 画面サイズについて
画面なんて広ければ広いほど良いに決まっているので、13インチを選ぶときに心配になるのが狭くて大丈夫だろうか?ということ。
まず、念頭に置いてほしいのが、大きいほうの15インチの画面サイズでも、結局はウィンドウを1つしか開かないということだ。個人的にはウィンドウを2つ並べて苦もなく作業できるのは22インチ以上と思っている。
いくら15インチMacBook Proのディスプレイ解像度が高くても、たとえばSafariのウィンドウを二つ並べたり、Safariでブログ執筆しながら横で写真編集をするような使い方はできない。ウィンドウ二つなら、せいぜいメールなどの情報量の少ないテキストエディタ2つくらいだろう。
よって、13インチだろうが15インチだろうが、1つの画面で1つのウィンドを開いてる作業という使い方が基本になる。
「15インチはウィンドウ2つ並べて作業が捗って神!」とか全く言えないから。
また、MacBook系経験者ならもうご存知のことだが、画面の小さは苦にならない。OSが素晴らしくトラックパッドのジェスチャー1発でウィンドウを切り替えられるからだ。
写真編集(デフォルトの写真アプリ)は、13インチで問題なく作業できる。写真とツール両方表示しても十分な広さだ。
動画鑑賞は15インチのほうが迫力があるが、差は僅か。スマホやタブレットで動画を見るのが当たり前の時代、13インチで不便があろうか、いやない(反語)
唯一、動画編集だけは1画面に色々な情報やツールを表示させるので、15インチにはかなりアドバンテージがある。
これはFinal Cut Pro Xの編集画面だが、ウィンドウ内でさらに色々な機能表示がわかれており、画面が大きいほうが断然有利。13インチと15インチのわずか2インチの違いでも、15インチほうが便利だと思えるほど。
毎日動画編集するなら、絶対15インチである。
ま、48Rの場合は、最近は動画編集の使用頻度が低いので、あまり大きな問題はなってこないのだが。
ところで、どうしても広い作業スペースがが欲しいなら、外部ディスプレイが圧倒的便利。
24インチ程度の外部ディスプレイ一つで、13インチと15インチの議論なんて馬鹿らしいくらい、圧倒的な作業効率である。会社ではこのスタイルで仕事をしている。外ではできないが、家でメインに使う人はデュアルディスプレイを激しくオススメする。
また、家ではApple TVを使って家庭用TVをワイヤレスで外部ディスプレイにしている。
Apple TVをテレビに繋いでWifi設定するだけの簡単設定で家のTVが外部ディスプレイになる。TVとMacBook Proを並べているわけではないので作業スペースとしては使ってないが、TVで ネット動画を再生しながらMacBook Proでネットサーフィンしたりといった使い方ができる。
アップル製品のなかではマイナーで、「Apple TVってなにができんねん?」って思っている人も多いと思うが、外部ディスプレイ以外にも単体で動画をTVで再生したり、iPhoneの画面をTVに飛ばしたりと、色々と面白い使い方ができる。
② CPUは 15inch圧勝だが 13inchでも体感上十分な速度
MacBook Proは1〜1.5年周期でモデルチェンジされているが、どの年式でも共通のことがある。
CPUが15インチはクアッドコアなのに対して、13インチはデュアルコアなのである。2コアから4コアでベンチマークスコアは単純に2倍とまではいかないが、だいたいどの年式で比べても1.6〜1.8倍ほどのベンチスコアとなっている。
また、15インチはCPU以外にもグラフィクス専門のGPUも搭載されており、動画関連の性能が非常に高い。
GPUも加味すると、15インチは13インチの2倍の性能を持っていると言える。
それでいて、お値段は15インチは13インチの1.3倍ほど。
つまり、15インチは13インチの1.3倍の価格で2倍の性能なのだ。
ハイスペックを要求する作業をする人には、15インチの性能は非常に魅力的で、またスペックに対するコスパも高い。
ただ、そこまでハードに使わないよ、という人にはその恩恵はほとんど感じれないと思う。
48Rは現在13インチを使用しているが、自分の作業範囲ではPCが遅いと思うことは全くない。せいぜい動画の書き出しに時間がかかるくらいのもの。
例えば、日本で600馬力の自動車を持っていても、ほとんど性能を発揮できないような状況なのである。
つまり、身の丈にあったPCを使えということである。
というわけで、3Dゲームや重たい動画編集作業メインの使い方でなければ、13インチのスペックでも全く問題なし。
タッチバー付きで同等のメモリで比較すると、13インチの方が6万円も安いので、差額でiPadを買った方が幸せになれるかもしれない。
③ 持ち運びについて
48Rは15インチMacBook Proユーザーとしては、モバイル性の限界までトライしている。
年間海外出張日数200日、年間国際線飛行機登場回数60回を2年続けたので、持ち運んだ距離は世界有数だろう。
さて、そんな48Rが声を大にして言いたいのは、「15インチは愛があれば全然運べる」である。
(奥からMacBook Pro 15inch、MacBook Air 13inch、MacBook Pro 13inchを並べている)
重さと大きさを比較してみる。
MacBook Pro 13 | MacBook Pro 15 | |
重さ[kg] | 1.37 | 1.83 |
横 x 縦 x 厚さ [mm] | 30.41 x 21.24 x 1.49 | 34.93 x 24.07 x 1.55 |
重さの違いは500g。
カバンに入っている水筒のお茶が、満杯か空っぽかの違い程度である。この程度の差、15インチのスペックのためなら全く問題にならない。
そら単体で持ち上げた時の「軽っ!」と思うのは13インチ圧勝だが、PC作業をするときはたいてい机か膝に置いてるよね。実は重量はそれほど重要なファクターではないと思う。
大きはやや注意が必要。A4サイズより大きいので、A4対応のビジネスバッグだと入らない場合があるかもしれない。まあ、これは15インチが入るカバンを買え!である。
15inchを使っていた当時は動画編集を飛行機内でよくやっていた。快適に作業するためなら、15inchを運ぶことなんて苦にならんよ。
また、飛行機内の狭い机での作業性だが、どエコノミーシートでも15インチで苦労することはない。結局13インチでも紙コップとPCを並べて置けないので気にする必要はない。
唯一15インチが不利!と思うのが、車の運転席でのPC作業である。体とハンドルの狭い空間が作業スペースになるので、フットプリントの大きい15インチはかなり窮屈になってしまう。
というわけで、48R的結論は、15インチの性能が欲しい人にとっては持ち運びはそれほど苦にはならんので、心配する必要なし。
ただ、小さく軽いにこしたことはないので、CPUの話も加味するとヘビーな作業をしない人は無理して15インチを選ぶ必要もないだろう。
まとめ
次の3つのポイントについて、両方所有した意見を書かせていただいた。
ポイント
① 画面の大きさ
② CPU性能
③ 持ち運びについて
まとめると、13インチの画面サイズでも狭くないし、よっぼどの作業でない限りCPUもネックにならないので、ほとんどの人は13インチがオススメ。
3Dゲームや動画編集などのCPUに負荷のかかる作業をする人は2倍のCPU性能を持つ15インチがオススメ。15インチの性能が欲しい人にとては、快適な作業性を考えると持ち運びは苦にならない。
以上がファイナルアンサーです。
というわけで、48Rは今後動画編集の頻度が増えない限り、15インチに戻ることなく、13インチを使い続けるつもり。
そしてもちろんアップルマンセーなので、MacBook Proから浮気する気も全くなし!
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