納車されて1年、ノーマルマフラーの音にも飽きてきたので、気分転換にマフラーを新調してみた。
今回購入したのはお手頃価格で評判の良いHKSのリーガルマフラー。
控えめに低音が効いた排気音で、気分は盛り上げつつも住宅街でのアイドリングも気を使わないレベルで都会のジムニー乗りにはピッタリ。
交換作業は、ジムニーは車高が高いのでジャッキアップせずとも寝転がるだけでマフラーにアクセスでき、作業時間は30分程度。
DIY初心者にもトライしやすいカスタムです。
JB74ジムニーシエラのマフラー選び
JB64/JB74のマフラーは大きく分けて2タイプ
JB64/JB74もマフラー構造は中間パイプとテールパイプの2ピース構造は共通。
アフターパーツのマフラーも、①テールパイプのみと②中間パイプ+テールパイプのセットの両方が販売されている。
①テープパイプのみはこんな感じ。
②中間パイプ+テールパイプのセット
①より②のほうが排気効率が良いので性能は上だが、価格は当然高くなる。
とはいえ、街乗りNAエンジンで車検対応のマフラーで上げられる馬力なんてたかが知れているので、排気性能にそこまでこだわる必要なし。
48Rは性能より気分で排気音を変えたいだけなので、①のテールパイプのみのマフラーから選ぶことにした。
ちなみに、JB74の純正マフラーの中間パイプにはかなり大きなサイレンサーがついている。
JB74のようなNAエンジンは排気音がうるさくなるので(ターボ車は排気タービンに消音効果がある)大きなサイレンサーが必要なのだが、中間パイプから交換の社外マフラーで中間パイプのサイレンサーが小さいものは(下の画像のマフラーなど)、かなりゴキゲンな音がすることでしょう。
JB74Wジムニーシエラ用マフラー選び
今回のマフラー選択は、排気音量が控えめと評判のマフラーからを数種類ピックアップして、その中から選んだ。
下記のマフラーはレビューでもうるさくないとの評価なので、爆音マフラーを避けたい人はご参考に。
HKSリーガルマフラー
Amazonでベストセラーマークがついているマフラー。レビュー数も段違いで多い。
気軽に試せる3万円以下の価格と、気分を上げてくれる排気音でハズレのないマフラー。
ちなみに、サイレンサー出口に焼き色がついたバージョンも売ってます。
MONSTER SPORT TYPE Sp-Rマフラー
チューニングパーツで有名なモンスタスポーツさんのマフラー。焼き色がついたテールとMonsterSportのロゴ入りがカッコ良い。
本当はコレが欲しかったが、残念ながらJB74WのMTは車検対応してません。。
FUJITSUBO AUTHORIZE K
パイプ接続部の溶接の焼けのカッコよさでは一番!
ロッソモデロ DUSSEL Ti-C
テールエンドの焼けと太さがカッコ良い。
実は、48Rは最初コレを買ったんですよ。
でもね、タイコ部分が大きくて、ヒッチメンバーに干渉して取り付けられず、、、
ヒッチメンバーつけている人は、マフラーとの干渉に注意してください。
取り付けているヒッチのメーカー、マフラーの種類によって干渉具合は様々だが、ヒッチはノーマルマフラー前提で設計されているのでノーマルマフラーと同じ取り回しかつタイコが小さい方が干渉しにくいです。(買い替えたHKSリーガルマフラーはこの条件にマッチ)
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JB74ジムニーシエラのマフラーの取り付け方法
作業時間は30分程度(マフラーのナットが錆で固着していると、かなり大変になる場合も)。
ジャッキアップしなくても作業はできるが、スロープで少し車を持ち上げるとさらに作業しやすい(ウマは外れた時が怖いので、ウマじゃないとできない作業以外は使わない派です)。
また、マフラーのネジは熱で固着しやすいので、長いレンチがあると作業しやすくなります。
手順①中間パイプとテールパイプ部のナットを外す
マフラーのボルトナットは固着しやすいので、まずは外すナットにラスペネを吹くと作業がスムーズ(556でも良い)。
黄丸のナット(パイプの裏側にもう一個)にラスペネを吹きかけて、潤滑剤が浸透するまで3分ほど待つ。
そして、14mmのソケットでナットを緩める。
納車1年の48R号でもナットはかなり硬く、ブレーカーバーでもかなり力を要する作業だった。
ラスペネでも緩まない場合は、ハンマーで叩いてやると振動で潤滑剤が浸透して外れることがある。それでも無理なら、ナット舐めるとさらに大変になるので、車屋さんに相談かな(インパクトなら少々の固着でも外せる可能性高いです)。
パイプで工具延長という技もあるけど、車体の下ではスペースが狭くちょっと難しい。
手順②吊りゴムを外す
JB64/JB74ジムニーの吊りゴムは簡単に外れるので、吊りゴム外しの工具は不要。
ゴム止めの部分が斜めになっているので、潤滑剤で滑りを良くして押し出すように力を入れると簡単に外れます。
吊りゴムを外しやすくするため、まずはシリコンスプレーを吊りゴムの軸に吹く。
ラスペネや556でも作業はできるけど、ノーマルマフラーは吊りゴムごとヤフオクに出す予定なので、ゴムを痛めないシリコンを選択している(ノーマル吊りゴム再利用のマフラーもあります)。
滑りをよくしたら、車体側の吊りゴム軸から押し出す方向に力を入れると外れる(簡単に外れると危険なので、そこそこ力は必要)
取り外した純正マフラーと、HKSリーガルマフラーの比較。
純正のもっさいマフラーに比べ、アフターパーツのマフラーはカッコ良いね!
ちなみに、撮影のためにプチプチ梱包を開封したが、マフラーの傷防止のため、プチプチは車体に取り付けてから外した方が良いです。
とくにマフラーの出口は目立つので、傷が入ると泣くよ。
傷防止のため、プチプチつけたまま作業しよう。
手順③マフラーの取り付け
マフラー付属の吊りゴムとガスケットをマニュアル通りにセットして、取り外しと逆の手順で取り付ける。
マニュアルにはトルクの記載はなかったが、中間パイプとの接続ナットは44Nmで締め付けた(マフラーの締め付けトルクはこのくらい)。
しっかりガスケットを潰さないと排気漏れの原因になるので、確実に締め付ける。
以上で作業は完了。
マフラーのナットさえ外せれば、簡単な作業です。
懸案のヒッチメンバーとの干渉問題もこのクリアランス。
ノーマルマフラーはタイコは大きいものの、パイプからオフセットされているので、干渉しにくいのよね。アフターのマフラーなら、HKSくらいタイコが小さくないと、ワイルドグースのヒッチに当たってしまう。
インプレとまとめ
エキゾーストサウンドについては、HKSさんの公式YouTubeに動画あるので、そちらでどうぞ。
程よく低音が効いていて、マフラー変えた感のある音が良い。
音量も純正に低音の味付けをしただけと言う感じで、特にうるさいと感じることはない。
またアイドリング時もそれほど大きな音ではないので、車中泊でのアイドリングも問題ないと範疇と感じている(アイドリングのとき、コポコポした音は好みが別れそうではあるが)。
マフラーは変えたいけど、うるさくないマフラーを求めていたので、満足の一品です。
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。