JB64/JB74ジムニーのLEDヘッドライトって、光軸が上を向いて眩しい車両が多くないですか?
48RのJB74ジムニーも津田レーシングの純正車高コイルの入れたのだが、ちょっと車高が上がったせいで光軸が上を向いてしまいかなり迷惑状態。
その他、リフトアップしているジムニーも微妙にLEDヘッドライトが上を向いていたり、そもそもリフトアップでヘッドライトの位置が高くなって、オートレベライザーの設定が狂って眩しい車両が多い。
ヘッドライトの光軸の微調整はプラスドライバー1本の簡単作業なので、光軸が気になる人はDIYで調整しちゃいましょう。
JB64/JB74ジムニーのLEDヘッドライトのオートレベライザーについて
オートレベライザーの仕組み
オートレベライザーは自動で光軸を調整してくれるとても便利な装置だが、コイル交換のカスタムが多用されるジムニーでは、問題も多い。荷室に荷物を積んで車の姿勢が変わったときだけ光軸調整してくれれば良いのだが、コイルを交換して車高が変化しても光軸が変化してしまうのだ。
特にリフトアップしてRrの車高が上がると車が前下がりの姿勢と判断され、自動で光軸が上を向いてしまう。LEDヘッドライトは眩しいので、上を向いてしまうと迷惑きわまり無い。。。
オートレベライザーの仕組みはボディとホーシングにの間にステーを配置して、Rr車高を検知して車高を調整するようになっている(下画像はオートレベライザー用のRr車高検知センサー)。
リアの車高が上がると車が前下がりと判断され光軸が上がり、リアの車高が下がると車が後ろ下がりと判断され光軸が下がる仕組みになっている。
ちなみに光軸調整が働くまで3,4秒のタイムラグがあるので、ギャップなどで跳ねたりして一時的に車が振られるのにはいちいち反応しない。あくまで乗車状態、積載状態で光軸を調整するのが主目的だ。
リフトアップ車対応オートレベライザーステー
オートレベライザー機構があると、リフトアップして車高が上がってしまうと、車が前下がりと判断され光軸が上を向いてしまう。また、ストロークが長くなると純正ステーでは長さが足りなくなる。
そのため、リフトアップ用の光軸センサーのステーが各ジムニーショップから販売されている。
このステーは車高アップ分長くなっているので、リフトアップしてもオートレベライザーのリア車高センサーを純正状態に保つことができる(長穴になっているのは、微調整するため)
光軸の微調整が必要な場合はヘッドライト本体で調節する
オートレベライザーのセンサーは結構敏感なので、ちょっとした車高変化で光軸がずれてしまう。
48Rのジムニーも純正車高の津田レーシングのコイルを装着しているのだが、実際は10mmほど車高が上がってしまい、光軸が上を向いてしまった。
また、例えば2インチ用のリフトアップキットを組んでも、コイルの個体差(コイルのバネレートは結構誤差が大きい)できっちり2インチ(=50mm)上がってなくて60mm上がったりして光軸がずれてしまうパターンもあると思う。
ちょっとした光軸のズレは、ヘッドライト本体で調整できるので、次章で詳しく解説する。
ちなみに、ヘッドライトの調整ではなく車体コンピューターでも調整できるので(今の車高をゼロ点としてリセットする)、ディーラーでお願いする方法もある。工賃は48Rの近所のディーラーで4,000円とのこと。
とはいえ、ちょっと光軸を下に向けたいときは、簡単な作業なのでDIYでやってしまうのがお手軽だ。
正しい光軸とは?
詳しい説明は48Rが書くより、JAFのWebページに任せることにする。
要は、対向車が眩しくないように、10mの距離で光軸が10cm下がるように合わせましょう、ということだ。
明るいLEDヘッドライトで光軸がずれていると、めちゃくちゃ迷惑なので、すぐに調整しよう。
JB64/JB74ジムニーのLEDヘッドライトの光軸調整
必要工具
光軸調整には、2番のドライバーが必要。
48Rは、光軸調整にはHOZANの軸長300mmのドライバーを使用している。
ジムニーは普通のドライバーでも問題なく作業できるが、車種によっては長いドライバーしか入らない場合もあるので、長いドライバーが1本あると便利(メインカーのハイエースはこのドライバーを使わないと調整できない)
光軸調整カムの位置
ボンネットを開けて、LEDヘッドライトの裏側をみると光軸調整カムの位置を確認することができる。
左ヘッドライトの光軸調整カムはこの位置。
右ヘッドライトの光軸調整カムはこの位置。
光軸調整方法
プラスドライバーを突っ込んで調整カムを回すことで光軸が上下するようになっている。
ドライバーの回転方向はこうだ。
光軸調整方法
光軸を下げたい:プラスドライバーを反時計回りに回す
光軸を上げたい:プラスドライバーを時計回りに回す
規定の光軸に合わせる
10mで10cm下がるように調整すればよい。
48Rの場合は、ジムニーを壁から10mの距離で駐車して、壁にテープでマーキングして調整を行った。
(10mで調整しにくい場合は、5mの距離で5cmダウンでも可)
10mを測れる巻尺を持っている人は少ないと思う。そんなときは、170cmの成人男性の歩幅が70cmなので、「10mなら14歩」だ。
調整は左右のヘッドライトを一つずつ段ボールなどで遮蔽し、片方ずつ作業すると調整しやすい。
10m先で、光軸がヘッドライトの高さ-10cmになるように調整すればOK(壁まで5mなら-5cm)
まとめ
光軸調整は超カンタンなので、ズレてるなと思ったらすぐやりましょう。
厳密に合わせなくても、迷惑防止で光軸下げるだけなら3分作業。
上にずれていると、想像以上に他車に迷惑かけてるよ!
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。