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パタゴニア店員直伝のダウンシュラフの洗濯方法 〜コインランドリーでふわふわ仕上がり〜

高価なダウンシュラフの洗濯って、シュラフが痛んだりロフトのふくらみが低下するんじゃないかと不安に思ってはないだろうか?

かくいう筆者48Rもそんな不安でながらく洗濯してなかったのだが、今回はPatagonia店員から教えてもらったダウンのメンテ方法でシュラフを洗濯してみた。

Patagoniaは手間のかかる手洗いではなく、手間いらずな洗濯機推奨。

専用洗剤と正しい方法で洗濯すれば、シュラフへのダメージや性能低下は心配する必要はない。

シュラフがきれいになったうえ、ふっくら仕上がって大満足。

 

 

寝袋は定期的に洗濯した方が良い

なんか「もこもこ感」が低下したマイダウンシュラフ。。

原因は、汗と皮脂汚れでシュラフ内の羽同士がくっついていることだった。

調べると、ダウンは洗わない方が性能低下してしまう。人間、暑くなくてもかなりの量の寝汗をかくものだ。

というわけで、性能維持には定期的な洗濯が重要。

だいたい30-50泊で一度洗濯するのが良いとのことなので、年一くらいの頻度で洗濯するのが良いだろう。

 

 

ダウン専用洗剤を使う

ダウンの羽は適度な天然由来の油分を保持していることで、ふんわりと膨らんでいる。

洗濯洗剤のポイントは、汗や皮脂の汚れは落としながら、ダウンの天然油分は落とさないこと。

一般の家庭用洗剤は、ダウンの油分を落としすぎてしまうので、専用洗剤を使う。

 

今回はPatagonia推薦のGrangersのダウン洗剤を使用した。

今回はダウンウォッシュキットで買ったので、緑のもこもこボールつき。

このボールがシュラフをふかふかに仕上げるキモなのだ。

 

ちなみに、以前からダウンジャケットの洗濯にはNikwaxのダウン洗剤を使っていた。

コチラは洗剤の匂いがよろしくないので、個人的にはおすすめしない(どこのアウトドア用品店でも扱っていて、入手はしやすいのだが)。

寝るときにNixwaxの匂いを嗅ぎたくないというのも、Grangersを選んだ理由の一つである。

 

 

洗濯方法

今回はコインランドリーで洗濯したが、ドラム型洗濯乾燥機であれば自宅でも洗濯可能だ。

大体の洗濯方法はパタゴニア店で親切に教えてくれるし、マニュアルも頂ける。

 

 

ドラム型洗濯機を使う

洗濯はドラム型洗濯機を使おう。

ダウンシュラフは水に浮くので、縦型洗濯機だと洗濯層の底にしかスクリューがないので、浮いたダウンシュラフを十分に攪拌できないからだ。

 

最近のコインランドリーは洗剤自動投入が多いので、自分で洗剤を投入できるタイプを探すのだが、意外とこのタイプが少なくて骨が折れる。

今回は長野県白馬駅近くのコインランドリーで洗濯した。

 

洗濯は「すすぎ」まで。「脱水はしない」

5万の高級シュラフを投入!表地が痛まないように、大きめの洗濯ネットを使った方がベターだが、今回は旅先でどうしても洗いたくなったので、そこは無視して直接投入。

 

バシャバシャと水と洗剤で洗われるマイシュラフ。

 

脱水はしないので、「すすぎ」が終わったら手動でストップした。

ビショ濡れでしぼんでいるが、乾燥機でふんわり仕上がるので心配無用。

「脱水」のかわりに、手押しでできるだけ水分を絞る。

 

 

乾燥機にひとくふうでふわふわ仕上がり

ここで登場の、緑のとげとげボール。

乾燥中、緑のボールがダウンシュラフを叩くことで、ダウンの偏りを防止し、ふんわり仕上がるのだ。

 

40分の料金を投入し、スタート。

完成!しっかりと膨らんで良い感じ。

 

実際にやってみて感じたことだが、ダウンウォッシュキットのボールだけでは、ボリュームの大きいダウンシュラフを叩くには軽くてちょっと役不足感がある。しっかりふわふわには仕上がっているものの、乾燥中にもっとバシバシ叩きたいならパタゴニアおすすめの「テニスボール」も投入した方が良いかもしれない。

来年の洗濯は、キットのボールとテニスボール両方投入しようと思う。

 

 

まとめ

ふっくらと仕上がったダウンシュラフ 。

汗と皮脂で汚れてロフトの膨らみが低下した状態だったが、洗濯することで復活した!

専用洗剤で洗濯すれば、ダウンの劣化は心配する必要はないだろう。

また、洗濯の手間も、洗濯機と乾燥機使用なので、ほとんど手間いらず。スマホでネットサーフィンしながら待っているだけでOK。

あなたのダウンシュラフ もペタペタにロフトの膨らみが低下しているなら、洗濯をおすすめします。

 

 

Grangersつながりで、Gore-Texウェアを自分で洗濯撥水した記事はこちら。

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