どうも、ハイエース大好き48riderです。
当ブログもおかげさまで、たくさんのハイエース乗りの読者様にお越しいただくようになりました。
今回、皆さんのご協力を得て燃費データを収集し、市場のハイエースの平均燃費を調べてみたいと思います。
周知の事実として、カタログ燃費は実燃費とは乖離があることが知られてますが、実際はどのくらい離れているのでしょうか?
十分な回答数がいただけたら、実情がハッキリするやもしれません。
燃費は記事下部のコメント欄より頂けると幸いです。
2019年3月まで募集します!
燃費データの投稿について
こんな形式でコメント欄より投稿いただけると幸いです(コピペして使ってください)。
エンジン形式、ミッション形式、駆動方式
・平均燃費
(以下は、分かれば書いてください)
・市街地燃費、走行比率
・郊外道路燃費、走行比率
・高速道路燃費、走行比率、巡航速度
・(なにかあれば一言コメント)
【投稿例】
3.0 DT 4AT 4WD
・10km/l
(以下は、分かれば書いてください)
・市街地燃費 8km/l、走行比率10%
・郊外道路燃費 11km/l、走行比率40%
・高速道路燃費10km/l、走行比率50% 巡航速度110km/h
・高速道路はクルコン使用です。
4型ハイエース以降は燃費計がついているので、市街地、郊外、高速道路別で燃費データをご提供いただけると幸いです。
1ヶ月くらいデータ集めて、まとめを作りたいと思います。
あんまり集まらなければ、企画倒れになってしまいますが、、、
自動車の燃費計測について
48Rは実はお仕事で燃費計測などをしたりすることもあります。
今回は、自動車の燃費はどのように測定しているかについても書いてみたいと思います。
ハイエースのカタログ燃費は?
2018年の10月以降から車の燃費は「JC08モード」燃費から「WLTCモード」燃費表示が義務付けられていますが、5型ハイエースはそれ以前のためカタログ燃費は「JC08モード」での燃費です。
また、2型ハイエース以前はさらに古い測定法の「10・15モード」の燃費です。
違うモードの燃費は、測定方法が違うので直接比較はできません。
ハイエースの主要グレードの燃費は次の通りです。
【5型ハイエース】
燃費[km/l] | |
スーパーGL 2.8DT 6AT 2WD | 12.4 |
スーパーGL 2.8DT 6AT 4WD | 12.0 |
スーパーGL 2.0G 6AT 2WD | 10.2 |
スーパーGL ワイド 2.8DT 6AT 2WD | 12.2 |
スーパーGL ワイド 2.7G 6AT 2WD | 9.7 |
ワゴンGL 2.7G 6AT 2WD | 9.7 |
【4型ハイエース】
燃費[km/l] | |
スーパーGL 3.0DT 4AT 2WD | 11.2 |
スーパーGL 3.0DT 4AT 4WD | 10.4 |
スーパーGL 2.0G 4AT 2WD | 9.2 |
スーパーGL ワイド 3.0DT 4AT 2WD | 10.6 |
スーパーGL ワイド 2.7G 4AT 2WD | 8.6 |
ワゴンGL 2.7G 4AT 2WD | 8.6 |
【3型ハイエース】
燃費[km/l] | |
スーパーGL 3.0DT 4AT 2WD | 11.2 |
スーパーGL 3.0DT 4AT 4WD | 10.4 |
スーパーGL 2.0G 4AT 2WD | 9.2 |
スーパーGL ワイド 3.0DT 4AT 2WD | 11.2 |
スーパーGL ワイド 2.7G 4AT 2WD | 8.6 |
ワゴンGL 2.7G 4AT 2WD | 8.6 |
【2型ハイエース】 10 15モード
燃費[km/l] | |
スーパーGL 3.0DT 4AT 2WD | 11.0 |
スーパーGL 3.0DT 4AT 4WD | 10.4 |
スーパーGL 2.0G 4AT 2WD | 9.5 |
スーパーGL ワイド 3.0DT 4AT 2WD | 11.0 |
スーパーGL ワイド 2.7G 4AT 2WD | 9.1 |
ワゴンGL 2.7G 4AT 2WD | 9.1 |
【1型ハイエース】 10 15モード
燃費[km/l] | |
スーパーGL 2.5DT 4AT 2WD | (ご存知でしたら教えてください) |
スーパーGL 2.5DT 4AT 4WD | (ご存知でしたら教えてください) |
スーパーGL 2.0G 4AT 2WD | 9.5 |
これからは実際の燃費に近い「WLTCモード」が主流に
2018年10月以降の新車では表示が義務付けられる新しい自動車の燃費測定法が「WLTCモード」です。2017年夏から一部車種ではすでに「JC08モード」との併記での表記が始まっています。
48Rが先日カタログをもらった新型ジムニーでは、すでに「WLTCモード」燃費でした。
WLTCモードの燃費表示
「JC08モード」から「WLTCモード」でカタログ燃費表示はこのように変化します。
最大の特徴は、燃費表示が「総合燃費」と、細かくモードに分かれた「市街地モード」、「郊外モード」、「高速道路モード」も表示されることです。
車の使い方によって燃費が大きく変わるので、この表示はありがたいですね。
概要は、国土交通省の資料を読むと理解しやすいです。
また、「WLTCモード」のほうが実際の走行に近いため、実燃費との乖離が少ないです(「JC08モード」より数値は悪化します)。
走行モードについて
燃費測定では、決められた走行モードで走行し、燃費を計測します。
「WLTCモード」の走行モード
横軸に「時間(秒)」、縦軸に「速度」と「前後方向加速度」をとったグラフです。
青が「市街地モード」、緑が「郊外モード」、黄色が「高速道路モード」、赤は「超高速モード」で、日本では赤色の部分は測定していません。「WLTCモード」国際規格のため、アウトバーンのような超高速走行が想定されてますが、日本には130km/h走行するような場面がないため除外されています。
今回、ハイエースの燃費アンケートに、市街地、郊外、高速と分けているのは、WLTCモードを意識しているわけです。
「JC08モード」および「10・15モード」の走行モード
「10・15モード」が市場での実燃費と乖離があるとのことで登場した「JC08モード」ですが、これでも「WLTCモード」に比べるとずいぶんシンプルな走行モードです。
余談ですが、48Rが仕事で使っているのは「WMTCモード」燃費と呼ばれる二輪車の燃費測定モードで、それまで二輪車は「60km/h定地燃費」という60km/h定速走行での燃費という恐ろしく実用的ではないモードでした。
こんな感じで、燃費計測は色々と改良されているのです。
エンジン暖機について
エンジン暖機の有無にも違いがあります。
一般に暖機をしていないエンジンが冷えた状態は燃費に不利ですが、その状態で計測するのが「WLTCモード」。
「JC08モード」は4回計測中、1回が暖機なし、3回は暖機あり。
「10・15モード」は暖機のみとなります。
一番シビアなのが「WLTCモード」なんですね。逆に昔の「10・15モード」は暖機時の燃費しか反映していないので、ちょっと非現実的です。
実際の燃費測定はどうやっているの?
上記のような走行モード、実際にどうやって走らしているかご存知でしょうか?
実は燃費計測は実際に道路を走行するのではなく、シャーシダイナモ と呼ばれる台上試験で計測しています。気温は23℃前後に調整されており、一定の条件で計測できます。
FF車の例ですが、こんな感じで駆動輪である前輪の回転を計測します。駆動輪の下には大きなローラーがあります(画像ではみえませんが、地面下にあります)。
鋭い人なら回転してない後輪の転がり抵抗や、空気抵抗は入ってないのでは?と思うかもしれませんが、前輪で駆動するローラーの回転抵抗に組み込まれているので問題ありません。電気的に抵抗を制御しているので、ちゃんと速度に応じた抵抗が付与さてれますし、車種によってちゃんと変化させています。
抵抗はテストコースで計測するのがベストですが、めちゃくちゃ大変だし風の影響をおおいにうけるので、空気抵抗は風洞テスト値、転がり抵抗は車両重量に応じた値を使うのが一般的です。
車両前の機械からは、走行速度に応じた風が発生するようになっており、ラジエーターに風を送り込んでます。
マフラーに接続されたホースは、排ガスを室内に出さないためではなく、排ガスの成分から消費燃料を測定しています。燃料ホースに流量計をつけたり車のコンピュータから燃料流量を測定することもできますが、排ガス装置だとマフラーに接続するだけでどんな車種でも簡単に測定できるためです。
また、同時に排ガス試験も実施しています。というか、むしろこっちがメイン。
実は排ガス試験のついでに、燃費も計測しているんですね。
こんな感じで台上で試験しているので、安定した燃費計測ができます。
もし実際の道路で燃費試験をやると気温や風の影響で燃費データがバラつくくらいシビアなんです。気温の効果は計算で24℃換算に置き換えますが、風によってかなバラツキが生じるのは非常に悩ましいです。
今回の燃費データ作成について
かねてより当ブログのハイエースネタで、「ハイエース購入の参考になった!」などのコメント、メールを頂いたりして、とても嬉しく思ってました。
今回はさらにより役立つハイエースページを目指し、参考になる燃費データを皆さんのご協力で集め、ハイエース仲間同士で共有しようという目的でページを立ち上げました。
ご賛同いただけましたら、記事下部のコメント欄より燃費データの投稿をお願い致します。
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ブログ筆者48Rの場合、トヨタディーラーより40万円も高い査定額でした。
ディーラーの査定だけだと、絶対損します。