灼熱の夏の車中泊を乗り切るため、USB充電式の扇風機を導入してみました。
寒いのは布団で調整すればなんとでもなるが、暑いのは布団なしで寝ても限界がある!
というわけで、外部冷却が必要ということで、夏の車中泊用に扇風機を導入。
USB充電なので、シガーライターソケットからUSB電源を確保して移動中は充電、夜中は扇風機本体のバッテリーで駆動という使い方ができる。
また、USB充電なので、一般的なモバイルバッテリーからの給電も可能で一晩中扇風機を回すといった使い方にも対応。
2,000円程度の扇風機だが、夏の車中泊に大活躍で手放せない車中泊アイテムです。
もちろんバッテリー駆動なので、テント泊などのアウトドアにも大活躍でしょう。
購入経緯:暑いよ夏の車中泊は
夏の車中泊は暑さとの戦いだ。
家屋と違い、車は狭いので熱がこもりやすい。
エンジンを切った後もしばらくはエンジンの余熱という熱源があるし(ハイエースは運転席したにエンジンがあるのでモロ)、日中に温められた車内の熱は簡単には下がらない。
その対策で、外気を導入するために網戸や、リアゲートストッパーも導入した。
-
700円のサンシェードが1分でスライドドアの網戸に早変わり! ハイエース200系車中泊に
激暑車中泊対策!近所のホームセンターで購入した300円のサンシェードがうまいことサイドガラスの窓枠にハマり、ちょうど良い網戸になってしまった(笑)
-
夏の車中泊に!リアゲート半開きロック可能なゲートストッパーが便利 〜ハイエース車中泊〜
夏の車中泊がスコブル快適になったリアゲートを半開きでロックできるアイテムについて。KTCの板金工具が夏の車中泊に最高。リアゲートを10cmほど開いた状態で固定できるので、換気効率が大幅アップです。
いかに車内に熱をこもらせないか、が夏の車中泊のポイントなのだ。
これでかなり改善したが、風がない日などは外気導入が追いつかず、人間の熱で車内に熱が籠りがち。
これはイカン!と、強制的に空気を循環させるため、扇風機を導入することにした。
車中泊向きの扇風機
安価だが、なかなか使える頼もしい扇風機。
車中泊には「USB充電式」かつ「クリップ式」ということが必須である。
理由は次の通り。
USBから簡単充電
USB充電対応というのは車内生活では大変ありがたい。
シガーソケットからUSB電源を確保するアダプターは、1000円以下で急速充電可能な高性能なものが購入できるので、電源の確保が簡単。
もちろん、一般的なモバイルバッテリーからも充電可能だ。USBから充電できると非常に幅広く対応できる。
また、本体にバッテリーがなくUSBを繋いでいないと使えない扇風機も売られているが、これはコードレスで使えないので、車中泊ではあまり使い物にならない(最初安くてこの電源内蔵ないものを買ってしまったが、使い勝手が悪くすぐに書い直した)。
USB給電対応
本体の充電池の能力は、最強風量で5時間程度。
一晩中使うには心もとないが、USB給電も可能なので、モバイルバッテリーを接続することで、モバイルバッテリーから駆動することもできる。
48RはMacBook Proを3回も充電できる巨大モバイルバッテリーを持ち歩いているので、こちらを活用したりしている。
せっかくのコードレス扇風機にコードを引っ張るのは残念ではあるが、朝まで余裕で扇風機が回り続けており、とても心強いバッテリーである。
また、最近見つけたナイスなアイテムで、LEDランタンにモバイルバッテリーが合体したものがある。
車中泊の灯りと夜の電源確保にめちゃくちゃ重宝している。
-
【USB充電】モバイルバッテリー兼用LEDランタンが車中泊で超便利【ハイエース車中泊おすすめ】
車中泊に活躍しているモバイルバッテリ兼用LEDランタンのご紹介。 USB充電式のLEDランタンなら、目的地までのドライブ中に満充電可能で、灯りとして実用的なのはもちろんのこと、モバイルバッテリーにもな ...
続きを見る
クリップ式でどこでも設置
置き場所に困らないためにクリップ式は必須だ。
狭い車内に満足に置ける床スペースもないし、クリップ式で天井につけたほうが、風当たりの効率も良い。
パイプラックを取り付けて置くと、収納の確保はもちろんのこと、扇風機の設置に非常に都合が良い。
-
多用途で便利!クリップナットで簡単パイプラック&収納棚取り付け 【ハイエース200系DIY】
ハイエースの使い勝手を大幅に向上させる多用途に使えるパイプラック。ハイエースは広くて荷物をたくさん積めるとはいえ、煩雑に積んではせっかくの広い室内空間が台無し。ラックを設置することで、スペース効率大幅アップ!簡単なDIYで作れます。
パイプラックとまではいかなくても、グリップバーなどがあると、ぐっと設置場所が広がる。
開封の儀
雪印マークの冷やしてやるぞ感が誇らしい。
使用インプレッション
小さいながら思ってたより効果あり!
就寝時の扇風機として
ベッドポジションを冷やす場合は、頭の頭上あたりに設置。
自動首振り機能はないが、そもそも体が冷えるくらいの風量ではないので、心配する必要はない。
小さいわりに、なかなか快適な風を送ってくれる。
換気扇として使用
車の外へ向かって風を出せば、反対側の窓から外気が入ってくる。
夏の車中泊のポイントは、いかに熱を車内に篭らせないかなので、直接風を当てる以上に効果が高いのが外部換気。
ただ、あまりパワーがないので、室内に熱がこもり切った状態ではなかなか温度が下がらない。
なので、エンジンを切ったらすぐさま全力で換気扇モードにしている。これで効果あり。
チャイルドシートも冷やしてる
娘さん席の上部に設置
汗っかきの娘さん用に。
ハイエースのリアエアコンの風を直撃すると冷え冷えになってしまうので、扇風機が丁度良い。
欲を言うと、子供でも簡単に押せるON-OFFスイッチがあると良かったのだが。裏側のダイヤルスイッチは、小さい子には操作しにくい。
卓上扇風機としても使える
クリップ部がそのまま卓上の台座になっている。
デメリットは作動音
静かな山の中だとちょっと気になるかも。
ファンの回転数が高いので、普通の扇風機のよりも高い音で「ウィーン」という感じで気になるといえば気になる。
とはいえ、眠れないような騒音ではないし、暑いよりよっぽど快適なので絶対扇風機はあったほうが良いんだけどね。
予算があるならマキタのバッテリー扇風機(CF101DZ)もおすすめ
本体が7,000円弱でさらにバッテリー別売りと少々値が張るのだが、マキタのバッテリー扇風機も車中泊で大活躍。
強力な風力と、タイマー機能でとても使いやすい逸品だ。
-
車中泊やキャンプにマキタのバッテリー扇風機(CF100DZ,CF101DZ)が大活躍!マキタコードレス掃除機と共通バッテリーで便利
あまりレビューがない中、試しに買ってみたマキタの扇風機が車中泊で大活躍している。 車中泊は基本エンジンかけてクーラーで寝ないので、暑い夜は車内に熱がこもらないようにする換気と、扇風機による風の循環が重 ...
続きを見る
バッテリーで使えるので、キャンプなどでも大活躍間違いなし。
まとめ
安い扇風機でも、あるとないとでは大違い。
あまり期待しないで買ってみたが、小さな扇風機でも風があると、意外と体感温度も下がるし、換気扇としても使えるし、なかなか良い買い物でした。
また、小型扇風機は車内の空気の循環を促すものなので、まずは網戸などの外気導入を図るのが夏の車中泊の基本。そちらもお忘れなく。
48Rの車中泊DIYカスタムは、こちらの記事でまとめてます。
-
【私の車中泊DIY改造まとめ】安価にハイエース快適車中泊【冬でも快眠】
私がこれまでにハイエースに行ってきたハイエース車中泊DIYカスタムのまとめ記事。安価に簡単に、それでいて効果は最大限!をモットーに、サンデーメカでもDIYで作れる車中泊カスタムをしてきました。手を加えると驚くほど車中泊が快適になるハイエース。参考になれば幸いです。
続きを見る
安価に簡単にをコンセプトにいろいろと快適化工作をしております。参考になると幸いです。
その他にも快適車中泊グッズを紹介しています。
-
累計500泊以上して厳選した「車中泊お役立ちグッズ9選」〜道具が揃うと快適車中泊〜
今回はスノーボード、自転車、バイクレースのため、ハイエースで車中泊を累計500泊以上してきた経験上、快適に過ごすためになくてはならないグッズを紹介する。 あるとないとでは快適性が段違い、揃えると最高に ...
続きを見る
道具が充実すると、快適になりますよ。
他にも「ハイエース」タグで色々と書いてます。よろしければそちらもどうぞ。