画像出典:http://tubagra.com
今回は基礎テクを磨くべく、MTBのスクールへ行ってきた。
題材は「カッティーズ」。
よくMTBのムービーでリアブレーキを使わずズババッっとリアを流すアレだ。
48Rはリアブレーキ無しでリアを流すのは何となくはできているが、ちゃんと習ったことはなく自己流。
ちゃんと教えてもらったカッティーズは速くて気持ちよく、今までの無理やりリアスライドとは大違いで目から鱗が落ちました。
今回はレッスンの自分用の備忘録もかねて、レッスンのポイントをまとめてみる。
注意:あまりMTBが上手くない筆者48Rの主観で書いているので、同じレッスンでも人によって感じ方が異なる場合もあるし、書いている内容が間違っている可能性もあります。
開催場所はスマイルバイクパーク
なんどか遊びに来ているスマイルバイクパークで開催。
東京で通年MTBが楽しめる貴重なフィールド。
講師はboriさん
講師は@bori_frog さん。海外パーク経験もあるエキスパートだ。
そして撮影係にはTUBAGRAのサモ@tubagraさんという豪華な体制。
当日の様子はTUBAGRAブログでも紹介されてます。
カッティーズ習得に必要な最低限のMTBスキル
*48Rの主観的な意見です*
きちんと教えてもらえば基本的なカッティーズは難しくないが、スクールの前に最低限これくらいはできたほうが良いというポイントを書いておく。
①前タイヤ、後ろタイヤに意識的に荷重ができる。
②パンプトラックで漕がずにプッシュだけで回れる。
③そこそこのスピードで、ちゃんとバイクを倒して曲がれる。
積極的に荷重移動を使うのと、バイクを傾けるためにそこそこのコーナリングスピードは必要。傾けないとタイヤがスライドしないので、最低限①②③くらいは必要なスキル。
MTBが速いに越したことはないが、そんなに常軌を逸したスピードでなくてもカッティーズはできるので心配しなくても大丈夫。48Rも全然速くはないので。
カッティーズの練習法、コツの覚書
まずは平地で練習
まずは平地でスラロームの練習をした。
土の路面で若干の下り坂を左右にリズミカルに切り替えす。この時にカッティーズで超重要となってくる荷重移動の練習を行う。
講師boriさんがスラロームすると、タイヤが潰れるくらい荷重してタイヤが唸る!
手順やコツを書きだす。
コツ
・前後タイヤへの荷重移動は大げさなくらいメリハリをつける。
・カッティーズはタイヤに荷重をかけて滑らせる(荷重を抜いて滑らすのはスキッド)
・荷重をかけるタイミングが大事
・ガツン!と一気にペダルを踏んで荷重をかける。
手順
①タイヤが左右のスラロームの頂点に差し掛かる手前で思いっきりペダルを踏んでリア荷重。
(スラロームでいうと、一番左右に振った位置で自転車が一番傾いていいる。その手前のバイクを倒している最中)
②ペダルを踏むときは、ペダル平行両足荷重。
③荷重をかける方向は、地面に垂直方向ではなく、バイクの垂直軸方向に踏む。
④うまくリアタイヤに荷重がかかると、リアタイヤが潰れて土をえぐる
⑤切り替えりの区間ではフロント荷重(リア荷重の反動でサスが伸び切ったタイミングでリア荷重を抜く)
⑥次のターンに備えてバイクを倒していく。
以下①~⑥の繰り返し。
イメージは、下図の赤丸の位置にリアタイヤが来た時に荷重。
そして荷重の方向は真下(地面に垂直な青矢印)ではなく、バイクを傾けた軸方向(赤矢印)。
平地で何度もこの練習をして荷重タイミングを叩き込む。
講師boriさんは適宜アドバイスをくれるので、ちょっとずつ修正して理想に近づけていく。
上手く決まると平地でもリアがスライドして、そのあとちょっと加速感もあり楽しい。
ちなみに、スラロームの練習法はこの動画もめちゃくちゃ参考になる。
スラロームコースのバンクで練習
画像出典:http://tubagra.com
続いては舞台をバームの続くスラロームコースに移し、実際のコーナリングでカッティーズの練習をした。
とはいえ、スラロームコース全部を使わず、最初の4つのコーナーを抜けたら終了。短い区間で繰り返し練習することで練習効率も高まる。
講師のboriさんは全コーナーでカッティーズを決めてかっこいい!シビれるあこがれるぅ!。
そのあと、生徒陣も走り出し、またboriさんに見てもらいながら適宜アドバイスをもらいつつ繰り返し練習していく。
ここでのコツと手順は以下の通り。
コツ
・バームは90°コーナーがカッティーズしやすい
・90°コーナーの場合、バームの壁にドロップキックするイメージでペダルを踏む
・180°バームの場合、難易度が上がる。
・180°バームの場合、少しインカット気味にバームに侵入して、バームの奥でカッティーズを入れる(180°バームの手前でカッティーズを入れても曲がり切れない)
・進入スピードは抑える。早すぎると適切なタイミングが難しくなる。
・コーナー手前でスピードを調整し、曲がるときはブレーキを掛けない
・スローインファーストアウト。カッティーズ初心者はゆっくり進入してカッティーズで加速して立ち上がるくらいがちょうど良い。
手順
①コーナーに進入するときはフロント荷重。重心はBBより前のイメージ。
①バームの手前でバイクを倒す(この時はフロント荷重意識してFr滑らないように)
②バイクを倒しながら、リアタイヤがバームの傾斜に乗る直前でペダルを一気に踏んでリア荷重
④踏む方向は真下ではなくバイクの垂直軸。バームに向かってドロップキック。
③一気に荷重されたリアタイヤがブレイクしスライドが始まる
④MTBムービーのような、タイヤから豚をしばいたよう音を上げながらスライドしてバイクの向きが変わる
⑤リアタイヤがバームにあたるとスライドが止まる。
⑤リア荷重しているので、パンプトラックのようにバイクが加速する。
48Rも最終的には最初の4つのコーナーならカッティーズで抜けられるようになった!
超上級者コースの下りでカッティーズ
最後に超上級者コースで実践的なカッティーズの練習をしてスクールの締め。
ここでのコツも、スラロームと同様。
しかし、タイヤを当てるバームがないのと、斜度があるのでバイクを倒すタイミングや荷重タイミングが難しい。
48Rは結局ここでは気持ちよくカッティーズをキメることはできず。。。基本は同じらしいが、どこでもカッティーズを繰り出すにはもっともっともっともっと練習が必要だと痛感。
講師のboriさんはここでも豪快に落ち葉と土をブチ上げていてかっこいい!
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48Rは不発(涙)
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まとめ
いや~楽しかった!
やっぱ上手くてレクチャースキルの高い人に教わると、短時間でも効率的に上達を実感できて、たった一日の練習でも密度が濃~い一日だった!
最後に48Rが覚えたカッティーズのコツをまとめるとこんな感じ。
ポイント
①前後タイヤの荷重移動はメリハリをつける(一気にリアタイヤに荷重するなど)
②荷重をかけてリアを滑らせる
③バームにドロップキックをするイメージで、思いっきり踏む
④パンプトラックのパンプでプッシュする縦の動きをバームでするとカッティーズになる。
また、このブログは自分のカッティーズメモ書きなので、正確にカッティーズの方法を説明できているわけではない(MTB講師でもないし)
カッティーズをマスターしたいなら、次回のカッティーズレッスンがあれば受講を激しくオススメします。
もう12月なので自転車シーズンも終わりだが、来シーズンもがんばるぞい!