JB23ジムニー ジムニー

iPhone連携温度計でジムニーのエンジンルーム内温度を測ってみよう

思いっきり個人的趣味の世界なのだが、iPhoneと連携してログを取れる温度計を購入したのでエンジンルームに設置して遊んでいる。

今回はエアクリに吸い込む空気の温度を測ってみた。

吸気温度がパワーに影響するのは、レースをやっていたので十分体感している(夏はパワーダウンでタイムでない、秋になるとベストタイムでやすくなる)。

JB23ジムニーのK6Aエンジンもけっこう熱に影響をうけるので、吸い込む空気がエンジンルーム内でどれくらい上昇しているのか、調査してみた。

 

 

吸気温度とパワー

吸気温度があがるとパワーが出ない理由はご存じだろうか?

まず、エンジンが吸い込める空気の体積=排気量である。

吸い込む体積は一定なので、気体の温度が低いほうが密度が高くなるので、より多くの酸素を取り込めることになる。。結果、ガソリンも酸素が多いとたくさん燃やすことができるので、出力が上がるのである。

ミニバイクレースですら吸気温度を下げるためにエンジンとキャブの間に遮熱版を入れたり、ダクトでフレッシュエアーを通したりしていた。また、夏から秋になると気温が下がって良いタイムが簡単に出たりする。

 

ちなみに、ジムニーはターボエンジンなので、エアクリを通った空気はターボで圧縮されることで温度上昇し、インタークーラーで少し冷やされてからインテークへ向かう。

ターボでの圧縮で気体の温度があがるとはいえ、イニシャルの温度を下げることは重要なはずだ。

 

 

購入したのはスマホ連携温度計

アマゾンにて、スマート家電と連携できる温度計を購入。

この温度計の良いところは、スマホと連携してログが取れること。

外気温用にルーフボックス内もう一個固定して、外気温と吸気温のログを取ってみた。

(この実験が終わった後は、家でスマホ家電のコントロール用温度計として使用する)

 

 

温度計の設置

エアクリにセロハンテープで固定するだけ。

これで1か月使っても全く問題なし。

 

ちなみにOBD2で車のコンピューター情報が読めるレーダー探知機にも「吸気温度」があるのだが、かなり高い数値を示すので、ターボ加給後インタークーラーを抜けてからの温度と思われる。

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エアクリーナー吸気温度の検証

12-1月にかけて、高速道路、郊外道路、街中で計測を実施してみた。

外気温も同じ温度計を購入して、車のルーフボックスに設置して外気温も計測している。

 

エアクリーナー吸気温度の検証結果がこちら。

走行中のエアクリーナー吸気温度

高速道路走行中:吸気温度=外気温度+0~5℃

郊外道路走行中:吸気温度=外気温度+10~15度

街中:吸気温度=外気温度+15~25度

*12~1月に計測した48Rの場合のデータです。車両や走り方によってバラツキあるものと思います。

 

 

やはりスピードがでるほど、エンジンの発熱に対してエンジンルームに導ける空気の量も増えるので、吸気温度を下げることができる結果になった。

街中での測定は、信号機のある幹線道路で、最大60km/hくらいのストップアンドゴー条件での測定で、外気温より25℃も上昇した!

巷ではJB23用の遮熱版が売られているが、これだけ空気が熱せられているので、遮熱板をの導入して、エアクリ周りにエンジンの熱を伝わらないようにするのは、なかなか効果的なのかもしれない。

 

まとめ

2,000円程度の温度計だが、ログを取れるので色々遊べる温度計だ。

エアクリ内の温度以外にも車中泊時の社内温度の推移や、エアフローボンネットを導入してエンジンルームの温度を取ってみても面白いかもしれない。48Rはバックカントリースノーボードもするのだが、ザック取り付けておけば、行動中の気温ログをとるなど、遊び方は様々だ。

 

もちろん、遊び終わったら普通に家で使える温度計、無駄もない(笑)

(この温度計、スマートリモコンと連携して、設定温度でリモコンのONOFF制御できたりもします)

 

 

他にも「JB23ジムニーカテゴリ」で色々ジムニー 記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。









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