夕暮れどきにジムニーを運転していると「え、この暗さでスモール点いてないの!?」っとオートライトの感度の悪さにドキッとし慌てて手動でライトをつけることがままあるので(オートライトの意味なし)、今回はオートライトの感度調整をしてみた。
調整は精密ドライバーがあれば10分程度の簡単作業。
調整後は薄暗さを感じるあたりでスモール点灯、陽が落ちてちょっと暗くなるタイミングでヘッドライト点灯でバッチリ。
とても簡単な作業なので、ノーマル状態でオートライトの感度に不満のある人は、調整してみてはいかかでしょうか。
*2024/06/26更新*
オートライトの感度調整ですが、少なくとも2型の22年1月製造の車両では感度ネジがなくなってます(グレードによるかもしれませんが)
1型のオートライトのセンサー流用ですが、2型以降にはカプラー形状が異なるため流用できません。
ただし、2型以降でも調整方法はありますので、詳しくは記事後半で解説します。
ジムニーのオートライト調整方法
必要工具
・精密ドライバー
・養生テープ
手順①ノーマル状態の確認
感度調整の確認のため、まずは純正状態でどのタイミングでスモール点灯、ヘッドライト点灯するか、確認を行う。
適当な遮蔽物でダッシュボード助手席側のオートライトのセンサーを遮って、どのタイミングでスモールやヘッドライトが点灯するか確認しておく。
48Rのジムニーの場合
・2/3遮蔽してスモール点灯
・全遮蔽でヘッドライト点灯
という感じ(周りの明るさなどの要因で遮蔽割合は変化します)。
手順②オートライトセンサーの取り出し
センサーをこじって外すため、まずは養生テープで保護しておく。
センサーを精密ドライバーのマイナス2本使ってこじり出す。
調整はこの状態でOK。
下のカプラーを抜くとセンサー本体を取り外せるが、配線がダッシュボード内に落ちると面倒なので、外さない方が良い。
手順③オートライトセンサーの調整
センサーの横から見えるプラスネジが可変抵抗になっており、これを回すことで感度調整が可能だ。
このネジは48Rが持っている精密ドライバーの「マイナス1.2mm」で回すことができた。
(プラスドライバーで回したいところだが、00番でも大き過ぎた)
調整方法は下記の通り。
・左へ回すと感度アップ
・右へ回すと感度ダウン
また、ネジはいくらでも回るが、センサーの調整範囲は340度で、それを超えて調整すると破損してしまう。
ノーマル状態は中間であると信じて、調整は170度の範囲内で行うことにした。
48Rの場合、「左に90度」でちょうど良い感じになった。
(少し調整してはセンサーを戻して感度の確認をし、一気に調整しないのがコツ)
最終的にまた遮蔽物で確認して
・1/2遮蔽でスモール点灯
・9割遮蔽でヘッドライト点灯
と、ノーマル状態より感度アップも確認。
最後に逆手順でセンサーを戻して作業は完了。
ちなみに、調整中にセンサーを壊してしまった人は純正部品「38680-50J10」で購入可能です。
2型以降のJB64/JB74ジムニーは
センサーで感度調整不可能
2型以降からは、オートライトの感度調整ネジがなくなりました。
ネットで情報いただいた自動ライトの感度調整…やってみようと思ったが、3型からは明るさを感知するパーツが変わったらしい…調整ネジがなくなった🌀🌀 3枚目…残念
1、2枚目の写真… https://t.co/jhYpiq7eEe… より情報、写真引用 感謝✨✨ pic.twitter.com/Pu3gs9GtCP
— しゅん (@syun_syun124) January 14, 2023
残念ながら、カプラー形状が異なるため1型のオートライトセンサーの流用はできない。
ただし、感度アップもダウンも別のやり方で可能です。
2型以降オートライトの感度アップ方法
(全てのオートライトセンサーで可能な手法)
早く点灯する方向への調整は実はとても簡単で、「オートライトのセンサーの一部に適当なシールを貼る」だけでOK。
つまり、シールで遮光することで、物理的にセンサーに暗くなったと勘違いさせてやるわけである。
どれくらいのシールやテープなどを貼れば良いかはトライアンドエラーでの調整が必要だが、貼ったり剥がしたりするだけなので、大した手間もかからないだろう。
全てのジムニーというか、どんな車でも使える感度調整方法です。
2型以降でオートライトの感度を下げる方法
オートライトの感度を下げる方法は、上記の遮光して感度アップとは逆の手法。
オートライトのセンサーカバーを右のスモークから透明カバーに変更するだけである。これで周囲が暗くなってもセンサーにはクリアレンズのおかげで光が入り込むので、オートライトの作動タイミングを遅らせてやることができる。
JB64/JB74 オートライトの感度調整まとめ
1型JB64/JB74に関しては調整自体はものの10分もあれば完了する簡単作業。
調整後は陽が落ち始めの太陽は隠れたが空が薄明るいタイミングからスモール点灯、そこから暗さが増すと早めにヘッドライトも点く。
どれくらいの暗さでオートライトがついて欲しいかは人それぞれだと思うが、48Rにとってはベストな状態にすることができた。
また、2型以降についてもセンサー部の遮光やクリアレンズ化によって感度調整は可能である。
早めのライト点灯は、薄暮の状況で自車の存在を相手にアピールする大事な安全運転ポイント。
自車のオートライトの感度に不満のある人は、とても簡単なので、調整してみてはいかかでしょうか。
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。