ハイエースのブログ記事

ハイエースのスキースノーボード用途の使い勝手について 〜車中泊や雪道走破性など〜

200系ハイエース4WDをスキースノーボード用途に使いはじめて10シーズン突入の48Rが、ハイエースってスキースノーボードにどうなの?ってよく聞かれる疑問について書いてみる。

結論を先に述べると、最高の相棒ですよ!もうこれなしのスノーボードライフは考えられない。

では、本編で詳しく解説していく。

 

 

48Rのハイエースのグレード、仕様

今まで2台のハイエースに乗ってきた。

2009/10シーズン〜2013/2014シーズン

200系1型ハイエース

グレード:S-GL

駆動方式:4WD

エンジン:2.5lディーゼルターボ

LSD:なし

寒冷地仕様:なし

 

2014/15シーズン〜現在

200系4型ハイエース

グレード:S-GL

駆動方式:4WD

エンジン:3.0lディーゼルターボ

LSD:あり

寒冷地仕様:あり

 

 

ハイエース最高過ぎて、2台連続でチョイスしている。

「寒冷地仕様ありなし両方」乗っているので、その感想は別記事でまとめている。

寒冷地仕様は必要?ハイエース寒冷地仕様と非寒冷仕様の両方所有した感想まとめ

ハイエースの寒冷地仕様と非寒冷地仕様両方を所有した48Rが、両者の違いから寒冷地仕様の必要性を解説。これを読めばどちらを買うべきかわかります。

また、「LSDありなし両方」乗っているので、そちらのインプレはこちら。

ハイエースの純正LSD有り無し両方所有したので、その効果と必要性について書いてみる。

(画像のLSDはハイエースのものではありません) ハイエースの4WDを購入するとき、純正LSDを装着するかどうかって、めちゃくちゃ迷うよね? 筆者48Rは200系ハイエースは2台乗り継いでいて、最初の ...

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スキースノーボード用途でのハイエースでのメリット

さあ、ここから淡々とハイエースの魅力について語っていこう。

 

①快適な車中泊

ハイエースの最大の魅力は、後部の荷室部分を車中泊ベッドにできることだろう。

完全フラットで、大人が足を伸ばして寝れるので、睡眠のクオリティは家の布団と変わらない。

寝られる人数は、標準ボディなら大人2人なら快適(室内幅はダブルベッドと同程度)。3人なら、3人用テントに3人で寝るくらいの感覚だ。

 

ん、スキー場の車中泊は寒くないかって?

「厚めのマットレス」、「羽毛布団」、「車の断熱」の3つのポイントを押さえれば、寒い思いをせず、快適に寝られる。心配無用。

 

ハイエースの車中泊DIYについては別記事にまとめているので、よろしければそちらもどうぞ。

【私の車中泊DIY改造まとめ】安価にハイエース快適車中泊【冬でも快眠】

私がこれまでにハイエースに行ってきたハイエース車中泊DIYカスタムのまとめ記事。安価に簡単に、それでいて効果は最大限!をモットーに、サンデーメカでもDIYで作れる車中泊カスタムをしてきました。手を加えると驚くほど車中泊が快適になるハイエース。参考になれば幸いです。

 

 

②圧倒的な積載力

車中泊ベッド仕様にすると、ベッド下は広大なラゲッジスペースに。

190cmのスキーも入るし、ボード6台飲み込んでも余裕のよっちゃん。

さらに室内も広いので、ダッフルバッグなどの大きめのカバンも、がんがん積みこめる。

ついつい「荷物を小さくまとめよう」という意識がなくなって、なんでも「必要そうなら車に積んでしまえ」になってしまうのが玉に瑕だが、そんな許容力が魅力的なハイエース。

 

 

③意外と雪道に強いハイエース

関西のシャバ雪路面から、北海道大雪山まで、あらゆる雪道をハイエースで経験してきた。

 

SUVに比べると頼りなく見える車体だが、4WDならトラクション性能高く、10シーズン1度もチェーンを巻いたことがない。

激坂でアクセス厳しいと言われるスキー場にも、ホイルスピンすることなく登っていくし、最低地上高もそこそこなので、多少の新雪は除雪されてなくても大丈夫。

「LSDありとなし両方」所有したが、そもそもLSDなしでもスタックしたことがないので、LSDが必須とは思わない。

そこらへんの話はこちらでねっとりと書いている。

ハイエースの純正LSD有り無し両方所有したので、その効果と必要性について書いてみる。

(画像のLSDはハイエースのものではありません) ハイエースの4WDを購入するとき、純正LSDを装着するかどうかって、めちゃくちゃ迷うよね? 筆者48Rは200系ハイエースは2台乗り継いでいて、最初の ...

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一方、コーナリング性能は低くはないが、高くもないといったところ。

フロントヘビーな車体なので、下りの山道ではアンダーステアや荷重の抜けたリアが流れることがある。

遊びでけっこう飛ばしたときの話なので、常識的なペースで走るぶんには不安になることはない。

 

ハイエースの雪道で唯一怖いと思う点は、雪道の高速道路での「横風」だ。

背が高い車体は横風の影響を受けやすく、北陸道などの「季節風強く」、「雪が降る」高速ではヒヤヒヤする。

(注:雪道でなければ横風はそれほど怖くない)

 

ちなみに、タイヤはずっと「乗用車用のブリザック」。「バン用のブリザック」はライフ重視でグリップ低いので使用していない(車検は7月なので問題なし)。

鬼グリップと高いドライ性能!最新スタッドレス ブリザックVRX2 215/65R16装着【ハイエースインチアップも】

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まとめると、4WD+乗用車用スタッドレスなら

ポイント

・雪道登りはトラクション性能高く、心配なし

・コーナリングも普通に走るぶんには全然平気

・雪道の高速道路の横風は怖い

 

総じて、どこのスキー場でも「たどり着けるかな?」と不安になることはなく、がんがんどこへでもスキースノーボードに行くことができる。

気をつける点もわかっているので、特別怖い思いをすることもない。

 

 

④燃料費が安い(ディーゼル限定の話)

ハイエースのディーゼルはそこそこ燃費が良く、10-11km/lくらい走るので、同じ車格のミニバンと同じくらい。

燃料費はディーゼルなので、ガソリンより20-25円/lくらい安い。

年間の燃料費を考えると、結構な差だろう。

 

 

 

ハイエースのデメリット

当然、メリットもあればデメリットもあり。

 

①エンジン音、乗り心地が良くなく疲れる

最大のデメリットはこれ。

乗用車なら120km/h巡行でも音が静かだし乗り心地も良いが、ハイエースはエンジンはうるさいし(会話できないほどではないが)乗り心地も硬めで、長距離移動はちょっとしんどい。

慣れの範囲で、48Rは5時間くらいは無休憩で運転することもあるのだが、たまにレンタカーで乗用車に乗ったりすると、やっぱり乗用車のほうが快適だなあとしみじみ思う。

ハイエースは運転席の下にエンジンがあるので騒音対策では不利だし、1000kg積載のバン用サスペンションなので、我慢は必要。

 

 

②ファミリーカーユースだと、家族の理解が必要

車が1台しか所有できず、ファミリーカーとしてもハイエースを使用しなければならない場合、車格の大きなハイエースを購入するには、嫁様の理解を得るのが大変である。

一般的に、女性は大きな車は運転しにくいと拒否するものである。

 

しかし、48Rは声を大にして言いたい、ハイエースはとても運転しやすいと!

「ハイエース標準ボディ」と「ファミリーカーの定番セレナ」を比べてみよう。

  ハイエース SGL セレナ
全長(mm) 4695 4680
全幅(mm) 1695 1695
全高(mm) 1980 1840
ホイールベース(mm) 2570 2860
最小回転半径(m) 5.0 5.5

ハイエースを女性が運転していると「よくそんな大きい車運転できるね」的なことをよく言われるのだが(妻談)、ところがどっこい、車格はセレナと同等!

そしてハイエースのほうがホイールベース小さく小回りが効く。

ハイエースが車格以上に大きく見られるのは、室内空間が広大でなんでも積めるイメージからだろう。

 

また、ハイエースはボンネットがなく運転席が車体前の方なので、前方の見切りがとても良い。前方に障害物があっても「通れるかな?ぶつけるかな?」といった心配は少ない。

そのぶん後ろは遠いのだが、リアゲートのピラーあたりが車体の角なので、車体リア角の位置を把握しやすく、これまた見切りが良いのだ。

さらにバックカメラやソナーなどのアシストがあれば、バックで困ることはない。

 

見かけによらず運転しやすいんです。

 

というわけで、デメリットというのは「ハイエースは運転しにくい」ではなく、「ハイエースは実は運転しやすいということを、家族に理解してもらうこと」なのだ。

家族の理解を得られるか心配しなくても大丈夫、48Rの嫁様はもうハイエース以外は逆に運転しにくいと言うほどなので、頑張って説得して!

 

 ハイエースの運転のしやすさ、ミニバンとのボディサイズ比較はこちらの記事で詳しく書いている。

実は運転しやすいハイエース!ミニバンと大きさ比較してみた(vs. ノア ステップワゴン セレナ アルファード)

ボディサイズが大きく運転しにくいと思われがちなハイエースだが、実際運転してみると、不思議と運転しやすいことがわかる。 最初はその運転席の位置などに戸惑うかもしれないが、すぐに慣れて、その後は狭い道や駐 ...

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③購入価格の高さ

S-GLのディーゼル4WDなら、乗り出しで400万以上の出費。

予算確保が難しいかもしれないが、長く使うと実はお得なハイエース。

4ナンバーのディーゼルは毎年車検でも維持費が安いし、ハイエースは頑丈で長く使えるし(20万キロは余裕)、リセールバリューが高いの次の車を買うときの売却益も期待できる。

維持費については別記事でまとめているが、金利の安い自動車ローンもあるので、長めのローンを組んでも買う価値はあるだろう。

【ハイエース維持費まとめ】結局どれが安いの?4ナンバー1ナンバー3ナンバー【税金保険まとめ】

ハイエースの購入で悩むのが、「購入後の維持費」である。 税金が安い4・1ナンバーか、毎年車検の必要がない3ナンバー、結局どちらがどのくらい安いのだろうか? その疑問を解決するため、48Rは2014年の ...

ハイエースでスキースノーボードに行く思い出はプライスレス!(どっかのクレジットカードのような文句)

ちょっと頑張って購入した方が幸せになれるよ(1台目のハイエースローンで購入した体験談)。

 

 

 

まとめ

どうでしょう?

メリットデメリットについて述べてきたが、筆者48R的には「有り余るメリット」と「ささいなデメリット」くらいに思っているので、2台目のハイエースを購入するときに迷いは全くなかった。

1台目のハイエースの時は社会人3年目で貯金もたいしてなかったが、がんばってフルローンで購入した。貯金してハイエースを買うより、ローンでさっさと買って遊び倒した方が人生お得。あの時ハイエースを買っていろんな所に遊びに行けて、本当に良かったと思っている。

 

スキースノーボード用途のハイエースの使用感を書いてきたが、あなたも遊び車ハイエースの世界へ飛び込んではどうでしょう?

きっと満足しますよ!

 

他にも「ハイエース」タグで色々と記事書いてます。よろしければ、そちらもどうぞ。

 

 

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ブログ筆者48Rの場合、トヨタディーラーより40万円も高い査定額でした。

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