リフトアップやラテラルロッドを交換するとずれてしまうステアリングセンターの調整方法です。
工具さえあれば比較的簡単な作業です。
センターがずれたハンドルで運転するのは気持ち悪いので、サクッと調整しましょう。
ステアリングセンターの調整方法
作業時間:30分(調整後のテスト走行含む)
作業難易度:★★☆☆☆
必要工具
- 24mmスパナレンチ(モンキーレンチでも可)
- 21mmスパナレンチ(モンキーレンチでも可)
- ラスペネ(ロックナットが硬い場合の潤滑剤)
- 鉄パイプ(ロックナットが外れない場合のレンチ延長用)
ロックナットが硬い場合は、ラスペネ吹いたり鉄パイプで延長したりして頑張ってください。48Rの場合、JB74ジムニーの時はロックナットが死ぬほど固かったが、JB23ジムニーはそれほど硬くなくスムーズに作業できた。
ちなみに、片口スパナを使うとパイプ延長しやすい(両口スパナだとパイプがはまらん)。
手順①ステアリングロッドのロックナットを緩める
まずはステアリングロッドを21mmのレンチで固定して、24mmのレンチでロックナットを緩める。
運転席側は逆ネジになっているので力の掛ける方向に注意。
21mmスパナで周り止めしなくてもロックナットは緩められるが、ロッドエンドに回転トルクがかかってエンドを痛めそうなので、周り止めの21mmスパナはしたほうが良いだろう。
助手席側のロックナットは正ネジ。
緩める方向は、運転席側/助手席側も地面にレンチを押し下げる方向と覚えておくと作業しやすい。
手順②ステアリングロッドを調整する
ロックナットを緩まえたら、ステアリングロッドを回転させてハンドルを調整する。
ステアリングロッドを車体正面から見て
- 下に回転させるとハンドルが左へ動く
(ステアリングロッドが縮む) - 上に回転させるとハンドルが右へ動く
(ステアリングロッドが伸びる)
という動きをするので、ハンドルのセンターを調整しよう。
また、このとき調整迷子にならないように、ステアリングロッドの最初の位置にマーキングしておくと調整作業がしやすい。
手順③試走してチェック
試走してステアリングセンターが出ているかチェックする。
まだステアリングセンターが出てないようなら手順②に戻る。
調整のイメージだけど
- 90度回転させる
- 足りなければもう一回90度回転させる
- 反対側へ行き過ぎれば45度戻す。
- また反対側へ行き過ぎれば22.5度戻す。
みたいな感じで、マーキングを目印に調整幅を小さく追い込んでいけば最終的にセンターへ収束できる。
手順④ステアリングロッドのロックナットを本締めする
最後にステアリングロッドのロックナットを締め込んで、調整完了。
JB23ジムニーのステアリングロッド調整まとめ
ロックナットが硬い場合もあるが、作業自体はステアリングロッドを回して試走するだけなので特に難しくなくサンデーメカでも自分でできる調整です。
リフトアップやラテラルロッドを交換してステアリングセンターが出てない人は、早めに調整しましょう。
他にも「JB23ジムニーカテゴリ(☜クリック)」で色々ジムニー 記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。