自分の不注意で外したホイールを倒してしまいブレーキディスクが歪んでしまったので、振れ取り修正。
ディスクローターの歪み修正は専用の道具も必要なく、慣れれば素人でも0.3mm以下程度には修正できます(新品のように振れ0mmはちょっと難しい)。
ディスクが歪んでお困りの方の参考になれば幸いです。
ディスクローターは簡単に曲がる
ホイールを回転させるとディスクブレーキから『シャン、シャン、シャン』と周期的な音がした経験はないだろうか?
これ、ディスクローターが歪んで、歪んだ箇所がブレーキパッドに接触することで音が出ているのだ。
また、ブレーキローターは意外と簡単に曲がってしまう。転倒してぶつけたらまず間違いなく曲がるし、48Rは立てかけてたホイールを倒してしまっただけで曲がってしまった。
保管するのにホイールを外す人や輪行の際は、ディスクローターの取り扱いには十分注意しましょう。
ディスクローターの修正方法
必要工具
- モンキーレンチ or ディスクローター修正工具
- タイラップ
- ニッパー
- テープ(印つけられるものなら、何でも可)
ディスクローター修正の専用工具も売られているが、48Rはこんなたまにしか使わない工具を持ちたくないのでモンキーレンチで代用している。
手順①自転車をひっくり返してタイラップをフォークに取り付ける
メンテナンススタンドより自転車をひっくり返したほうが安定するのでオススメ。
フロントフォークにタイラップを巻きつけ、タイラップの余剰部をローターに対して80度くらいの角度で接触する長さに切る。
目視チェックよりこのタイラップ先端を目印にすることで劇的に歪みチェックしやすくなる。
手順②ディスクローターを回転させ歪んだ場所を特定する
先ほどのタイラップとのアタリや、ブレーキパッドとディスクのクリアランスなどを確認して、曲がっている場所を特定する。
フォークに巻いたタイラップを微妙に回転させてギャップを調整し、ホイールを回転させて歪んだ場所を見つける。
また、キャリパーを覗き込んで、ディスクとパッドの当たり具合をチェックする方法も有効(キャリパーのピストンの戻りが悪くて、ずっとパッドがディスクローターに接触している場合はこの方法使えないが)
歪んだ位置を特定したら、目印にテープを貼る(下の画像では地味だけど銀色のダクトテープで目印つけている)。
手順③ディスクローターを修正する
歪んだ場所にディスクローターの厚さに調整したモンキーレンチを差し込んで、歪んだ方向とは反対側へ曲げてディスクローターを修正する。
文章で書くと簡単なのだが、力不足だと修正できないし、力を入れ過ぎたら簡単に反対側へ曲がるので、結構難しい作業である。
これはもう経験を積むしかなく、トライアンドエラーで挑戦してみてください。
(慣れればシャンシャンならない程度には修正できます)
ディスクローター修正まとめ
モンキーレンチと目印があれば簡単に修正できます。
とはいえ、結構慣れが必要なので、最初のうちは大きく失敗しないためにも弱い力でちょっとずつ修正していくことをお勧めします。