JB64/JB74ジムニーのヒッチメンバーに7極ソケットを取り付けた。
7極ソケットというと配線が面倒そうと思っている人も多いと思うが(48Rもそう思っていて手をこまねいていた)、アマゾンでカプラーオンでテールランプからブレーキやウインカーの電源を取り出せるキットがあるのを発見して秒速でポチ!
狙い通り、面倒な配線作業が一瞬で完了して、簡単に7極ソケットを取り付けられました。
電源キットは自分で分岐配線するより割高にはなるのだが、かなり時短かつ確実に電源を取り出せるのでオススメですよ。
7極ソケットを取り付けた理由
48R号のヒッチにはサイクルキャリアを取り付けて、自転車を運んでいる。
小さなジムニーでも自転車2台運べてとても重宝しているのだが、気になるのがブレーキランプやウインカーの視認性の悪さ(ナンバープレートも見えないが、K察に止められたことはないです)。
特に渋滞最後尾でブレーキランプやハザードが見えにくいのは、追突されるんじゃといつもハラハラしている。
というわけで、ヒッチの7極ソケットに取り付けるトレーラー用のテールランプユニットをサイクルキャリアにも取り付けて自車後方からの尾灯類の視認性をあげようというのが、7極ソケット取り付けの動機。
【JB64/JB74ジムニー向け】
7極ソケットの取り付け方法
今回は電源取り出しキットのおかげで電気系の配線作業はとても簡単だった。
これがないと、配線一本一本からどれがブレーキでどれがウインカーかテスターで探り当てないといけないし(これが結構大変)、分岐配線も7極分作るのでかなり手間がかかるので、キット様様です。
必要な材料
JB64/JB74ジムニー向け
テールランプ電源取り出しキット
テールランプ直前のカプラーに割り込み接続することでブレーキやウインカーなどの電源を簡単に取り出すことができる優れもの。
せっかく購入したので、ねっとりと見ていく。
カプラーメス側は住友電装の防水カプラーに配線も住友電装のAVSS(被覆が薄い配線)の 0.3sqにSサイズのワイヤーシールでしっかり防水されている(もちろん使っていない1極にはしっかり栓がされている)。
オス側は分岐配線になっている。分岐配線も住友電装のAVSS 0.3sq。ただし、こちらのワイヤーシールはMサイズのものになっていて、分岐配線も含めて2本通しになっている。
専用ツールで分岐側の端子を抜いてみる。
本線と分岐線まとめて綺麗なハート型でしっかりとかしめられている。ハンダ付けはされていないものの、これくらい綺麗なかしめなら問題ないだろう(防水端子の場合、芯線しかかしめないので(もう一つは防水シールをかしめる)、芯線と被覆の2ヶ所でかしめる通常の端子に比べて、かしめの精度は重要)。
オス側カプラーの端子もチェック。
こちらのかしめも素晴らしい仕上がり。
モノが良いし、どれがどの配線か探さなくてよいし、純正ハーネスを傷つけることなくカプラーオンで電源が取れるので、買いでしょう!
ヒッチソケット&ステー
ステーはワイルドグースさんのものを購入。
7極ケーブル
実は太さ1.25sqを買ったんだけど、取り回しや配線しやすさを考えると0.75sqがオススメ(後から後悔)
許容電流は0.75sqだと80W程度(6.7A)、1.25sqだと140W(11.67A)。ブレーキランプやウインカー等、単品で80Wを超えることはまずないので0.75sqで十分です。また、そもそも電源取り出しキットの配線が0.3sqの細線なので、下流を太くしたとてである。
(電源取り出しキットは7極リレーの信号線として利用し、常時電源からソケット電源を取る場合は太くする価値あり。ただ、今回の用途はLEDテールランプを光らせる程度なので、7極リレーは必要なし)
棒端子
ヒッチソケットの裏側はネジで締め込んで配線を固定するが、より線をネジで締めてもちゃんと固定できないので、配線末端に棒端子を取り付けて、棒端子部分をネジで締め込むと強力に固定できる。
TUB-1.25という棒端子を購入。スペックは下記の通りで、より線なら0.75sqでも1.25sqでも対応します。
TUB-1.25のスペック
●全長:17.0mm
●適合電線範囲: ・単線φ 0.57~1.44mm ・より線 0.35~1.65mm^2
より線の断面積は下表の通り
| AWG | 対応SQ サイズ |
断面積 (m㎡) |
|---|---|---|
| AWG 24 | 0.2 sq | 0.205 |
| AWG 22 | 0.3 sq | 0.324 |
| AWG 20 | 0.5 sq | 0.519 |
| AWG 18 | 0.75 sq | 0.823 |
| AWG 16 | 1.25 sq | 1.31 |
| AWG 14 | 2 sq | 2.08 |
防止接続端子
7極ケーブルと電源取り出しキットの接続に使用する。
配線の接続方法はお好みの方法で良いのだが、リアタイヤが跳ね上げた水がかかる部分なので、防水性のあるもの推奨。
また、もしバンパーを外す際はソケットの配線を切り離さなければならないのだが、電源キットならカプラーで外せば良いが、分岐配線で電源を取る場合はギボシ端子等切り離しができる配線にしたほうが良い。
48Rの場合は、右側は電源取り出しキット使用なので配線接続は防水ならなんでも良いが、ウインカーしか取り出さない左側は分岐配線で電源を取り出しているのでギボシ端子など脱着ができる接続が必須。
下記に片側だけ電源取り出しキットを使った場合の配線例を示す。
| 接続先 | 電源取り出し方法 | 配線接続 |
| スモール | 電源取り出しキット | 防水性があればなんでも可
(防水ギボシ、圧着端子+防水収縮チューブ、 |
| アース | ||
| バック | ||
| ブレーキ | ||
| 右ウインカー | ||
| 左ウインカー | 分岐配線 | 脱着可能な防水端子(防水ギボシ、防水カプラ) |
分岐配線を使ったら、その先に必ず脱着可能な端子にしよう。
また、7極の防水カプラーで全ての配線を一括でまとめても良いかもしれない。
(防水カプラーは端子にワイヤーシールをかしめる工具が必要になるけど)
今回は手持ち流用ということで、0.5~0.85sq対応の防水ギボシ端子で、0.3sqの電源キット側と1.25sqの7極ケーブルを繋ぐという荒技でした(笑)
防水分岐配線コネクタ
右側は電源取り出しキットを利用するのだが、左側は配線の分岐が必要になる。
今回はお手軽なエーモンの「防水配線コネクター」を利用。
(この手のコネクタは接触不良の原因になると毛嫌いされることが多いが、ちゃんとした工具でちゃんと取り付ければトラブルになることはほぼない。接触不良の原因はコード径が合っていないとか、コードが溝にハマっていない、プライヤーの締め込み不足(ラジペンじゃ締まらないよ!)などの施工ミス。正しく使えば便利なアイテムです)
必要工具
- 10mmソケット&ラチェット(バンパー脱着)
- クリップリムーバー
- カッター
- 電工ペンチ(ギボシ端子用)
- 圧着ペンチ(裸圧着端子・裸圧着スリーブ(B・P)用)
- ワイヤーストリッパー(電工ペンチでも被覆剥けるけど、あると便利)
- プライヤー
- テスター(電源取り出しキットを使わず分岐配線を作る場合)
- ヒートガン
- ポンチ
- 電動ドリル
- ねじ切りタップ
電工ペンチは車の電気関係をいじるなら必須アイテム。
裸端子も圧着できる電工ペンチなら、ソケットに突っ込む棒端子も圧着可能だ。
また、棒端子の圧着には専用の圧着ペンチ(B・P用)があると仕上がりが綺麗で圧着も確実。
手順①分岐配線にギボシ端子
水にさらされる部分なので、防水ギボシを選択。
防水ギボシの対応線系は0.5sq〜で今回の電源取り出しキットは0.3sqなので、かしめる部分は折り返して太さを稼ぐ。
あ、そうそう、当たり前だけど、電源取り出しキットは電圧の上流側になるので、ギボシ端子は必ずメス側をつけましょう。
防水キャップの取り付け。
キット側のギボシ端子取り付け完了。
写真撮り忘れたけど、キット側の線径が細すぎて防水キャップとの間に若干隙間があるので、バスコークでシーリングしています。
(この部分はギボシじゃなくてもカプラーで配線とテールランプ切り離せるので、圧着端子+防水収縮チューブのほうがよかったかも)
手順②7極ケーブルに棒端子を圧着
まずは7極ケーブルの被覆を剥く。
中のケーブルの被覆を剥く。
圧着ペンチは1.25sq用を使う。
棒端子を圧着。
ちなみに、1.25sqの圧着ダイスを使うと「1」が刻印されるようになっている(5.5sqだったら「5」など、使ったダイスがわかる様になっている。
最後に熱収縮チューブで棒部分以外は絶縁しておく(絶縁キャップ付きの棒端子のほうが楽かも)
手順③ヒッチソケットと7極ケーブルの接続
ヒッチソケットの配線図は下図の通り(裏側から見て)。
棒端子を差し込んで+ネジを締め込んでしっかりと固定する。
付属のカバーとケーブルには隙間があるので、防水テープで保護する(48Rは日東の自己融着粘着テープを愛用)
手順④ヒッチステーの取り付け
ステーの取り付け穴がないヒッチメンバーなので、ネジを切って固定する(溶接でも可)
まずは位置決めをして、ポンチでマーキング。
次に下穴を開ける。今回はM4のネジで固定することにしたので、3.4mmのドリル刃を使用(がっちり固定したいならM6くらいが良いかも)
M4のタップでネジを切る(タップが入りやすいように556など潤滑剤を吹きかける)
ネジ穴の完成。
ステー固定はM4ネジだけだと心元ないので、念の為ネジロックつけて固定した。
手順⑤リアバンパーの取り外し
電源を取り出すため、リアバンパーを外してテールランプの配線にアクセスできるようにする。
リアバンパーの取り外しはこちらの記事参照。
-
-
JB74ジムニー リアバンパーの外し方【社外バンパー交換準備編】
リアバンパーの脱着はテールランプやブレーキランプの球交換やバックカメラの取り付け、社外バンパーへの交換など、ちょくちょく登場する整備内容。 今回はリアバンパーの外し方を、整備初心者でも外せるくらい徹底 ...
続きを見る
手順⑥電源の取り出し
電源取り出しキットを使う場合
キットを使えば電源取り出しは一瞬。
テールランプのカプラを抜いて、電源取り出しキットを割り込み接続するだけだ。
はい、完了!キット素晴らしい!買ってよかった!
直接配線から分岐する場合
今回、右側は電源取り出しキットを使用したが、左側のウインカー電源だけは純正の電源ハーネスから直接配線から分岐した(左側も電源取り出しキットを使えば簡単だけど、ブレーキやスモール配線が無駄になるで購入しなかった)。
電源ハーネスから分岐する場合、まずはどれがどの配線か探らなければならない。
というわけで、テスターを使用。
車体側の塗装されていない部分からアースを取る。
今回の場合、ウインカーに連動する
下の動画のようにウインカーと連動する配線を確認する。
その他、電源取り出しキットを使わずにブレーキやナンバー灯などを取り出したい時は、それらに連動した配線を探れば良いが、ブレーキを踏んだりスモールをオンオフしながら探すので、かなり面倒。電源キットを使う理由は、配線の簡単さより、この電源を判別する作業を省略したいからなのだ。
分岐配線には、エーモンの防水配線コネクタを使う。
あと、0.75sqの配線も用意。
まずは分岐側の配線コードをプライヤーで挟んで固定する。
このとき、ちゃんと爪がロックする位置まで締め込めているか確認すること。
同様に車体ハーネス側(さっき探り当てたウインカー電源)もプライヤーでロックするまで締め込む。
きちんと使えば便利なアイテム。
最後に7極ケーブルに接続して配線作業は完了(左ウインカーは赤色の防水ギボシで接続)。
手順⑦ヒッチソケットをステーに固定
最後にリアバンパーを逆手順でもどして、ヒッチソケットをステーに固定して完了。
(ボルトナットは別売なので、M6のボルトナットを購入)
ヒッチソケット取り付けまとめ
今回は電源取り出しキットを使ったのだが、面倒な電源線の判別や分岐配線造りがないため、とても簡単に作業することができた(左ウインカーだけは分岐配線作ったけど、一ヶ所だけなのでかなり作業を短縮)
だいたいどんなヒッチソケットでも応用できる取り付け方法なので、ご参考になれば幸いです。
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。







































































