コンパクトサイズなポータブル電源、EBL様からP500miniを提供頂いたので、ジムニー車中泊で1ヶ月使い倒したレビューをします。
コンパクトサイズなので狭いジムニーでも使い勝手の良いポータブル電源。
車中泊で大活躍だし、防災用としても頼もしい存在です。
EBL P500miniについて
開封してみた
miniと銘打っているだけに、思ったより小さな箱で届いたP500mini
手に持った第一印象は軽い!
4.5kgしかないので、この手のポータブル電源としてはかなり軽い部類。
充電コードは「ソーラーパネル充電コード(ソーラーパネル別売り」、「AC100V充電コード」、「アクセサリーソケット充電コード」が付属する。
ジムニーで車中泊メインの使用になるので、アクセサリーソケットで走行中に充電して、夜の電力はポータブル電源で賄うという運用になる。
スペックについて
100VコンセントやUSB-A、USB-C、シガーソケット(アクセサリーソケット)など、多彩なアウトプットがあるので、様々なデバイスへ給電することができる。
スペックとしては下表の通り。
項目 | 詳細 |
容量 | 444wh/30Ah |
定格出力 | 500W(瞬間最大1000W) |
出力波形 | 純正弦波 |
重さ | 約4.5kg |
サイズ | 約274mm x 173mm x 166mm |
AC充電入力 ソーラー充電入力 シガーソケット入力 |
100-240V 18V-23V/5A 12V-24V/6A |
AC出力 DC出力 |
110V±10%/60Hz x 2 12V~16.8V/8A x 2 |
USB-A出力 USB-C出力 |
QC3.0/18W x 2 PD60W x 1 PD20W x1 |
シガーソケット出力 | 14V/8A |
444wh/30Ahの容量を各機器の充電回数で説明したのが下表。
iPhone15で32回も充電できるので、いざという時の防災グッズとしても活躍しそうである。
また、ポータブル電源側面にはLED照明とSOSライト(モールス信号でSOSを発信)も備わっている。
SOS信号は置いといて、LED照明はキャンプする時に役立ちそうである(車中泊では使わず)
充電してみる
AC100Vで充電してみる。
液晶モニターには「input 80W」で充電されていることと、ファン作動マークが出ている。
ファンの騒音については、静かではないが、生活騒音に紛れるレベル。日中や運転中に充電する分にはファンの作動音は気にならないレベルだ。
P500 mini フィールドレビュー
実際に車中泊で使い倒してみました。
ポータブル機器の充電/給電について
車中泊で重要なのは、翌日に備えてのスマホやカメラの充電や夜の娯楽のPCなどへの給電。
P500miniは出力ポートが多いので、多数の機材へ同時に給電可能なので、車中泊で全く困ることはなかった。また、最近多いUSB-Cポートが二つついているものありがたい(今まで使っていたポータブル電源はUSB-Cポートが一つしかなく困る場面があった)
ちなみに、これくらいの機器への充電ではほとんどポータブル電源の容量は減らないので、翌日に1時間も走行すれば、満充電まで復活できた。
扇風機の使用
夏の車中泊で大活躍するアイリスオーヤマのコンパクトファン。
これもP500miniの100Vコンセントで使用可能だ。
使用電力は「強」でも34Wなので、一晩は余裕で使用可能である。
電気ケトル
手持ちの電気ケトルも繋いでみた。
このケトルは他のポータブル電源で使用しているもので、600Wの消費電力。
一方でP500miniは出力500Wである。
これについては消費電力が出力を上回っているので作動しなかったが、過負荷になると安全装置が作動してAC出力が自動でOFFになるのは安心設計だ。
P500miniで電気ケトルを使うには消費電力500W以下にものが必要かな。
電気毛布の使用
冬場に備えて電気毛布もテスト。
寝袋に電気毛布を仕込むと暖かくて気持ちよくて、朝起きれません(笑)
使用電力は54Wだが、サーモスタットが作動して自動でON-OFFを繰り返すので、電気毛布は意外と消費電力は少ない。
P500miniなら一晩は余裕でしょう!
P500miniレビューまとめ
444wh/30Ahの大容量で2泊程度なら余裕の容量ながら、コンパクトで狭いジムニーでも邪魔にならないサイズ感で、夏休みの車中泊遠征で大活躍でした!
最大出力が500Wなので大電力が必要な機器は使えないものの、充電、扇風機、電気毛布など車中泊で使う家電類は問題なく使えて快適な車中泊でした。
また、ポータブル電源はいざという時の防災用品にもなるので、車中泊アイテム兼防災グッズとしてひとつ持っておいても損はありませんよ。