『今日は「ド」のビール?』がキャッチコピーのドンキのクラフトビール。
クラフトビールの価格破壊となるか、全種買ってみてドンキのビールへの情熱がどのくらいか、その意気込みを飲んでみたので、感想メモとして記事をしたためておく。
※記事中の価格情報は、2026/4月現在の価格です。
ドンキのビールレビュ
クラフトビールって美味しいけど、常飲するにはちょっとお高いよね。
そんな飲兵衛の悩みの救世主となるか、ディスカウントの大手ドンキからなんとプライベートブランドのクラフトビールが登場。
店内には『今日は「ド」のビール?』のポップ広告が高々に掲げられ、売り場の一角を占拠するカラフルなクラフトビール達。そして値段は種類にもよるが218円〜262円程度とクラフトビールとしては安価な設定。「激安の殿堂」と言われるだけあってかなり戦略的な価格で攻めてきたが、激安品と言えど、味あってこそだよ。
これはビールクズとしては、この価格でちゃんとしたビールなのか、飲まずにはいられない!
陳列棚から全種カゴに放り込んで、いざレビューをば。
クラフトビール HEFEWEIZEN(ヘーフェヴァイツェン)
■アルコール分:5.5%
■内容量:330ml
■原材料:小麦麦芽、大麦麦芽、ホップ、オレンジピール、コリアンダーシード
■原産国:ベトナム
■価格:240円
一番手はヴァイツェン。
プシュッと開いてそっとグラスに注いでみる。ビールが缶の口を通り抜けるトクトクと言う音が心地よい。
白く濁った黄金水からなんとも言えない香りが立ち上がる。
さて一口。
うーん、想像以上に香り豊か。バナナのような甘い香りに柑橘やハーブの爽やかな香りなど、そして口の中で甘さと苦味みの綱引きが余韻として残り心地よい。
感想としては、普通にヴァイツェンビールの味がするし、これが240円は悪くない。
クラフトビール パッションフルーツ ラガービール
内容量:330ml
■原材料:麦芽、ホップ、米、パッションフルーツ果汁
■アルコール分:5.0%
■原産国:ベトナム
■価格:218円
パッションフルーツ食べたことないけど、マンゴーとパイナップルを足して2で割ったような、とろりとした甘さと爽やかな酸味のビール。
食前や食中より、食後にテレビ見ながらまったり飲むチルビール。
個人的にはこういう甘酸っぱいビールは好きではないのであまり飲まないのだが、たまに飲むにはありでしょう。
クラフトビール STOUT(スタウト)
■アルコール分:6%
■内容量:330ml
■原材料:麦芽、ホップ、米
■原産国:ベトナム
■価格:240円
見た目はしっかりスタウト。黒みがかった泡も期待に期待が高まりつつグビリ。
ビターな香りに絡めるのような甘さは感じるが、スタウトにしてはコクがやや足りず70点なスタウト。味わいは黒ビールのソレなのだが、全体的に薄っぺらく飲みごたえなし。
味の雰囲気は出ているので、今後に期待したい。
クラフトビール IPA(アイピーエー)
■アルコール分:6.5%
■内容量:330ml
■原材料:麦芽、ホップ
■原産国:ベトナム
■価格:262円
個人的に好きなジャンルのIPA。
さて、グビリ。
口の中で弾けるホップの鮮烈な香りはIPAらしさ。そして喉越しに舌の奥から感じる苦味もあるが、IPAらしいグッと喉越しに感じる旨味のアタック感が少ない。最初の一口目の香りは良いのだが、ボディが弱いので旨味が尻すぼみ。
実売300円程度のIPAなら、インドの青鬼のほうが香りのアロマ感や、味のボディ、喉越しの苦味がしっかりしていて飲みごたえがあるので、260円のドンキのIPAは勝負にならない。
(インドの青鬼はかなりの高コスパIPAと思っている)

クラフトビール PALE ALE(ペールエール)
■アルコール分:6%
■内容量:330ml
■原材料:麦芽、ホップ
■原産国:ベトナム
■価格:262円
フルーティで香ばしいペールエールの味はするが薄味(ドンキのビールはこのパターン多いな)。ペールエールらしい旨味の濃さや飲みごたえがない。
この味なら、同価格帯の「よなよなエール」買うでしょ。
本格ラガービール
■アルコール分:6%
■内容量::330 ml
■原材料名:麦芽、ホップ、米
■原産国:ベトナム
■価格:164円
クラフトビールではないが、ドンキのラガービールもあるのでこれも飲んでみた。
アルコールは6.0%と、大手のビールの中ではやや高めで期待が高まる(通常の大手の流通ビールは4.5%~5.5%くらいが標準。大好きなで飲み応え抜群のキリンの「秋味」は6%)。
グビグビ。
炭酸と共に鼻に抜けるホップの甘さとフルーティな味わい。ボディはサントリー系の輪郭。ただ、苦味やコクは弱めで、プレモルをスーパードライぐらい
良く言えばビールが苦手な人にも飲みやすい味だが、ビール好きには物足りないでしょう(特にスーパードライが薄く感じる人には、これもかなり薄く感じるでしょう)
これなら同価格帯の濃いめ系の第3のビール(2026年の酒税法改定で「ビール」になるらしいが)の金麦ラガーや本麒麟のほうが満足度高いでしょう。
ドンキ クラフトビール レビューまとめ
「激安の殿堂」のドンキがリリーする低価格のクラフトビール達。
総評としては、どのビールも味の雰囲気は再現しようと頑張っているのは感じるが、全体的に「薄い」、「飲みごたえがない」感じなのはちょっと残念。クラフトビール好きってちょっと高くても個性的で美味しいビールが飲みたい層なので、この味でクラフトビール好きの支持は得られないかなと思った。
とはいえ、安いのでそれくらいは大目に見てやるべきだし、逆にいうとこの価格帯で味の雰囲気は再現しているので、クラフトビール初心者がヴァイツェンやペールエール、IPAってどんな味なの?という入り口としては、ドンキでお手軽に買えるというのはアリなのかもしれない。
こだわり抜いたブルワリーの渾身の一杯というよりは、限られた予算(ドンキのPBから出す以上、安価は至上命題)で「クラフトビールの分かりやすさ」、「飲みやすさ」に重きを置いてビールライト層向け産み落とされたと思えば、思わずカゴに放り込みたくなるデザインといい、なかなか戦略的なビールではないか。
あと、こういうスーパープライベートブランドのビールって、ホームパーティとかに持ち込んでみんなであーだこーだと言いながら飲んだり、格付けチェックでブラインドテストして遊んだりするのが楽しいんですよ。ネタビールとしても良い素材です(偉そうに感想書いている筆者48riderが的中率低かったりして?!)




















