JB74ジムニーシエラ ジムニー

JB64/74ジムニーのリアワイパー倒立化 ~雪国ワイパー折れ対策~

48Rはスノーボードで雪国へ行く機会も多いので、リアワイパーが雪の重みで折れるのを防ぐため、リアワイパーを倒立化をした。

JB64/74ジムニーはワイパーのギアを組み替えるだけでお手軽に倒立化できます。

 

ワイパーレスにしたい方はこちらの記事を参考にしてください。

JB64/JB74ジムニーのリアワイパーレス【見た目スッキリ】

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リアワイパー倒立化について

リアワイパー倒立とは?

通常のワイパーは、ブレードが水平位置から上へ吹き上げる方向にスタートする。

 

それとは逆にワイパーブレードが立った状態からスタートするのがリアワイパーの倒立化である。

 

次に、リアワイパーを倒立化するメリットデメリットをまとめてみる。

 

リアワイパー倒立化のメリット

①雪が積もってワイパーアームが折れるのを防ぐ

②ワイパーブレードが水平から垂直近くになるので、ワイパーゴムにゴミが溜まるのを防ぐ

 

①に関してはフロントワイパーは立てて対策ができるが、ジムニーのリアワイパーは立てることができない。

48Rがよく滑りに行く白馬村は、大雪に見舞われることも少なくないので、①の対策は重要だ。

下の写真はワタクシメのJB23ジムニー。

これくらい積もるんですよ。。

ちなみに、JB23のリアワイパーは倒立化ではなく、ワイパーレスにしている。

 

②に関しても、リアワイパーってほとんど動かさないので、ブレードゴムにホコリが溜まりがち。ホコリが溜まった状態でリアワイパーを動かすのは、ガラスをヤスリがけするようで精神衛生的に良くないので、ホコリが溜まらないメリットも小さくないと考える。

 

リアワイパー倒立化のデメリット

ん、特になし?見た目の好みくらいだろうか。

(実を言うと、48Rはリアワイパー倒立化の見た目はあまり好きではない)

 

リアワイパー倒立化で車検は大丈夫?

結論から言うと車検は問題なし。

フロントワイパーは車検の検査項目の一つだが、リアワイパーについては検査項目に含まれないのだ。

上のほうで48RのJB23ジムニーはワイパー倒立化どころかリアワイパーレスだが、21/1月にこの状態で問題なく車検を通している。

というわけで、車検についてはご心配なく。

 

 

JB64/74ジムニーのリアワイパー倒立化方法

必要工具

・10mmのソケットレンチ、ラチェットハンドル

・内張りはがし

・プライヤー

 

 

 

手順①リアワイパーの最大上昇位置確認

純正状態のリアワイパーはボトムからアップ方向に動き始めるが、倒立化するとダウン方向から動き始める。

あとでワイパーブレードを取り付けるとき、最大上昇位置より下に取り付けてしまうと、下端で窓を通り越してボディに接触してしまうので、最初の位置マーキングは重要だ。

 

48Rのように、リアウイングが汚れていて、ワイパーの動作範囲が汚れのつき方で分かるならマーキング不要(笑)

ワイパーが動いた範囲がうっすら見えているのがわかるかな?

 

手順②ワイパーブレードの取り外し

10mmのソケットレンチでワイパーブレード根元の袋ナットを緩める。

ワイパーアームをブレードに対して垂直に引っ張れば取り外すことができる。

 

 

手順③リアゲートの内張はがし

 

まずは内張り剥がしでクリップを解除していく。

冬場はクリップが硬く結構大変だが、真っ直ぐに引っ張るとクリップを外すことができる。

 

何ヶ所か車体側にクリップが残る場合もあるので、忘れずに回収して、内張りに戻すこと。

 

ちなみにクリップの配置はこんな感じ。

 

手順④ワイパーモーターの取り外し

ワイパーモーターはカプラー抜いてボルト3本外せば取り外すことができる。

 

手順⑤ワイパー駆動ギアの組み換え

ワイパーモーターユニットとビスを4本取り外す。

 

すると、ワイパー駆動ユニットにご対面。

白いギアの回転運動を連結棒が往復運動に変換する仕組み。

 

とりあえず連結棒を外してみると

 

おお、白いギアの180度反対側にも連結棒取付穴があるではないか!

穴位置を180度ズラせば逆位相の動きになるので、簡単に倒立化することができる(色々な車種で部品を共通化できるように、どっちの動きも対応できるようになっているのかな?)。

 

最初の状態は、ワイパーの軸運動は赤の動き。

 

逆位相化(倒立化)すると、ワイパー軸は青の動き。

 

連結棒組み替えたら、あとは逆の順序でワイパーモーターを車体に組み付ける。

 

手順⑥ワイパーブレードの取付

ワイパーブレードは下の画像では左回転から動き始める。

ワイパーを手順①で印をつけておいた最大上昇位置で取り付ける。

最大上昇位置より下に取り付けると、ワイパーが下がり過ぎてボディに接触してしまうので、注意が必要だ。

 

まとめ

作業時間は30分程度。

雪国住まいやスキースノーボードで豪雪地帯へ行くなら、リアワイパー折れ防止のため、やっておいて損はないカスタム。

特に購入する部品もなく、リアワイパーの組み替えをするだけの簡単作業でした。

 

他にも「JB74ジムニーシエラ」タグで色々ジムニー 記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。









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