ジムニーのクラッチって、クラッチが切れてからボトムまでかなり踏みしろが大きく、クラッチミートが分かり難く発進でギクシャクしませんか?
この大きな踏みしろのせいで、クラッチの繋がりのポイントが分かりにくいし、シートもクラッチのボトムまで踏み切るため前にセットすることになる。
そこで今回取り付けたのが、ハイブリッジファーストさんのクラッチストッパー。
クラッチが切れてからの余分な踏みしろをカットするパーツで、発進時には少しクラッチを放せば、すぐクラッチミートしてスーっと動力が伝わるので、気持ちよくスムーズに走ることができる。
また、クラッチペダルのボトム位置も浅くなるので、シートをワンノッチ分後ろに下げることができて、ハンドル周りの空間が広くポジションが改善されたのもうれしい。
ほんと、買って良かったパーツの一つです。
注意点としては、取り付け自体は簡単なのだが、調整が難しい。このブログで調整方法を解説しているが、自信がない人はショップに依頼した方が良いだろう。
JB64/JB74ジムニーのクラッチって
ジムニーの操作系で気持ちよくない点の一つに、クラッチが切れてから踏み切るまでのストロークが長いことがあげられる。
クラッチが切れてから踏み切るまでが遠いということは、クラッチを繋ぐ時にペダルを戻す量も大きいわけで、クラッチがつながるポイントを掴みにくいのだ。
JB74の乗り始めでは、クラッチが繋がるかな〜と思ったポイントで繋がらず、エンジンをブォーンと吹かしてからドカンとクラッチが繋がるという、非常に乗りにくさを感じるクラッチだった。
まあ、慣れればなんとでもなるのだが、それでも踏みしろが大きいのは運転してて気持ちよくないので、対策としてクラッチストッパーを購入することにした。
ハイブリッジファーストさんのクラッチストッパー
こちら購入したハイブリッジファーストさんのクラッチストッパー
これだけの部品で3,300円はちょっと高い気もするが、操作系に関わる部分なので、ショップ製のしっかりした物をつけることにする。
取り付け方法
取り付け自体は超簡単なのだが、エンジンスタートのセンサー(クラッチを踏み切り感知)の調整がかなり難しい。
取説にはそこら辺が詳しく書いてないので、DIYに慣れていない人はセンサーの調整に苦労するかもしれない。
作業時間:40分
作業難易度:★★☆☆☆
必要工具
クラッチ踏み切りセンサーの調整にあったほうが良いのが薄口ショートスパナ。
このスパナは両側が同じ14mmなのだが、角度が30度ズレている。通常のスパナは60度単位でしかナットを掴めないが、こちらは両側を駆使することで30度間隔でナットにアクセスできるのだ。
今回は、狭い狭いクラッチ奥のスペースで、必死に薄ショート口スパナで調整する感じだ。
手順①クラッチストッパーの取り付け
まずはクラッチペダルの構造確認。
クラッチペダルの上部がゴムストッパーに当たることでクラッチペダルのストロークが止まるようになっている。
そしてエンジンをかけてから(先にストッパーを取り付けると、エンジンかけられないので)クラッチストッパの取り付け。
付属のボルトナットでストッパー本体をクラッチペダルに取り付ける。
こんな状態で、ハイブリッジファーストのクラッチストッパーが先にゴムに当たるのでストロークが浅くなる。
クラッチストッパーは長穴になっているので、クラッチペダルをちょい放しくらいでクラッチが繋がりだすくらいに調整する。
クラッチが良い感じで繋がる位置に調整できたら、エンジンを切ってストッパーがずれないように本締めする。
手順②エンジンスタートセンサーの調整
これが超厄介。
クラッチペダルを踏み込まないとエンジンがかからないセンサーがあるのだが、クラッチの余分な踏みしろをカットするとセンサーに届かなくなるので、センサーの調整が必要だ。
クラッチペダルの根本には2つセンサーがあるが、奧がクラッチ踏み切り感知のセンサー。
まずはセンサーの調整のため、カプラーを外す。
次にセンサーのロックナットを薄口スパナで緩める。作業空間が超狭いが、なんとかできるので頑張って(ほんと、頑張ってとして言えない作業)。
ロックナットを緩めたら、あとはセンサーを回して位置調整。
あとはクラッチを踏み切った位置でエンジンを掛かるのを確認しロックナットを固定したら、カプラーを再接続して元に戻す。
お疲れ様でした!
クラッチストッパーまとめ
クラッチの余分な踏みしろをカットするだけなのだが、これがすごく走りやすい!
いままで大きくクラッチペダルを戻してミートポイントを探っている感じだったのだが、クラッチストッパー取り付け後はちょっとペダルを持ち上げたところで半クラになるので、ミートポイントが格段につかみやすく、発進&ギアチェンジがかなり楽になった。
クラッチ操作で余分なストレスもなく、運転もより楽しく感じるほど(クルマの操作系の調整ってほんと大事だなぁ、とシミジミ)
クラッチ踏切が浅くなってシートポジションも1ノッチ下がるので、ドライビングポジションもハンドル周りに余裕が生まれて、48R好みの姿勢。
小さなパーツだが、苦労してセンサー調整するだけの価値はありますよ!
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。