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一般人が陸運局でナンバープレート再封印をしてきた話 〜ジムニーナンバー移設〜

ジムニーシエラのナンバープレート移動をDIYでやると障害になるのがナンバーの再封印

軽自動車のジムニーには封印はないが、ジムニーシエラは普通自動車なので、リアのナンバープレートには封印がされている。

ナンバープレートの移動だけならDIYでサクッとできても、ナンバー再封印も必要となると、二の足を踏んでいる人も多いのではないだろうか?

48Rも同様だったのだが、意外と30分もかからず再封印できてしまったので(平日に陸運局に行く時間を作るのもハードル高いが)、同じ悩みを持つシエラ乗りのご参考になればと、再封印方法について、ブログで共有します。

 

ナンバープレートの封印とは

ナンバーの封印はリアナンバーの左側にとりつけてあるアルミキャップで、ナンバープレートを勝手に取り外せないように、壊さないと外せない構造になっている。

封印の表面には東京なら「東」、大阪なら「大」など、車検証に登録されている住所を管轄する地方運輸局の刻印が入っていて、許可を得た陸運局の執行官や封印受託者が「車検証」「車体番号」「ナンバープレート」の3点を照合したうえで、取り付ける厳正なものなのだ。

 

 

封印の意味

封印には次のような意味がある。

見出し(全角15文字)

・運輸支局によって正式に登録され、しかるべき検査を受けた後ナンバープレートを取得した公道を走れる車両、という最終的な証し

・ナンバープレートの不正な取付を防ぐ盗難車防止

 

ちなみに軽自動車のジムニーは運輸支局に対する登録手続きがないため、ナンバープレートには封印はない(軽自動車は「軽自動車検査協会」でナンバープレートが発行される)。

 

 

封印は義務

封印は公道を走る義務なので、勝手に取り外したり、まして壊すだけでも法律違反となり、以下の罰則を受けることになる。

 ・違反点数:2点(番号標表示義務違反
 ・罰則:6ヵ月以下の懲役又は30万円以下の罰金

勝手に封印を壊してナンバー移設するのはやめましょう。法律違反で捕まっちゃいます。

また、事故やいたずらなどで壊れたり紛失したときには、すみやかに登録を受けた運輸支局で再封印をしましょう(事故で壊れたり悪戯されたり不可抗力で封印が破れた状態で陸運局まで自走する分は、慣例的にお咎めないようです。自己責任だけど)。

 

封印する場所

封印は各都道府県の「陸運支局」または、「国が委託した封印受託者がいる自動車販売店や整備工場」でも可能。

とはいえ、DIYでナンバー移動キットをつけて、再封印だけ整備工場に頼むのもアレなので、ジムニーのナンバー移動のケースでは陸運支局一択となる。

 

 

実際に再封印してきた話

実際に多摩陸運支局でナンバーの再封印をしてきた体験談を書いていく。

陸運局にいた時間は30分程度、費用は封印台座の70円のみだった。

 

用意するもの

・車検証

ナンバー再交付・再封印申請書[PDF/3.02KB]

・マイナスドライバー(封印外し用)

・プラスドライバー

 

ナンバー再交付・再封印申請書は所轄の陸運局のHPからダウンロードするか、陸運局窓口でも貰える。

平日の陸運局の窓口はけっこう混雑しているので、あらかじめ用意したほうがベターだ。

 

ジムニーのナンバー移設の場合、理由は「その他」→「ナンバー移設」と書くだけでOK。自動車登録番号(ナンバープレートの番号)と車台番号は車検証から転記する。

「社外バンパーの取り付けのため、ナンバーを移動する」など、詳しく書かなくても特に指摘はなく、淡々と流れ作業的に事務処理されていく。

 

また、ナンバー移動キットはナンバー以外の台座部分は取り付け完了させた状態にしておく。

 

再封印手続きの流れ

当日の陸運局での流れを時系列で書いていく。

 

移動するナンバープレートを取り外す

陸運局の駐車場についたら、隅っこでイソイソと移動するナンバープレートを取り外す。先に書いた通り、封印を壊して公道を走るのは違法なので、必ず陸運局の敷地内で作業しよう。

 

封印はマイナスドライバーで簡単に壊すことができる(簡単に壊れるので、壊さないように取り外して再利用は難しいと思う)

まずはマイナスドライバーを縁に当てる。

 

マイナスドライバーを縁に当てながらこじると、封印の「東」の字の部分はとても柔らかいので、簡単に穴が開く。

 

穴が開けば、マイナスドライバーで「東」をめくればOKだ。

 

あとはプラスドライバーでナンバープレートの取り外し。

 

陸運局窓口で再封印申請書を提出する

ナンバープレートの取り外しが終わると申請作業。

どこの陸運局にも案内板はあるので、流れを確認する

ふむふむ、ナンバーの再封印は「1番窓口」→「ナンバーセンター」ね。

 

まずは1番窓口に「再封印申請書」を提出する。

「1番窓口」につくと、番号札をとって順番を待つ方式。

ここで申請用紙をもらうこともできるが、窓口は整備士やディーラーの人などプロっぽい人達で混雑してて、素人のジムニー乗りが「用紙どこですか?」と質問するのも憚られる雰囲気。

あらかじめ用紙はダウンロードして記入して持っていく方がベターだ。

 

25人待ちだったかが、窓口ふたつ体制で淡々と事務処理が進んでいくので、ものの15分もかからず自分の番。

申請用紙にハンコをついてもらって、次にナンバーセンターに行くように促される。

 

ナンバーセンターで封印台座の購入

ハンコをついてもらった申請書をナンバーセンターで提出すると、封印の台座とプラスネジを70円で購入できる。

窓口のお姉様から「係員が再封印しますので、ナンバーと封印台座を取り付けてお待ちください」と言われる。

外に出ると、封印をする係員に車を持ってきてと言われるので、ナンバーセンター前に駐車する(最初からナンバーセンター前に停めれば良かった)。

 

そして、ナンバー移動キットのナンバー台座に購入した封印台座とナンバーを取り付ける。

 

封印おじさん登場〜!

封印をしてしまうともう左側のボルトの付け外しはできないので、緩みがないかしっかり確認しよう。また、ナンバーを取り外さないとつけれないナンバーフレームはこのタイミングで取り付けるべし。

「車検証」と「ナンバープレート」、「現車の車体番号」の3点が一致することを確認すると、ものの5秒ほどでパコっと蓋を嵌めるように「東」の封印を取り付けた。

 

これでナンバー移動&封印完了。

堂々と公道を走れます。

 

まとめ

サラリーマンにとって平日に陸運局に行くハードルは高いものの、手続きは思ったより簡単だし、待ち時間もほとんどなく、陸運局での滞在時間はものの30分ほどだった。

一般人にはレアな再封印の申請だが、ジムニーシエラ乗りは意外とナンバー移動でその必要性に迫られる人も少なくないのではなかろうか?

DIYでナンバー移動もやる人の参考になれば幸いです。

 

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