JB64/JB74ジムニーは、DIYで簡単にビルドインETC取り付けができるのはご存知だろうか?
インパネに切り取り線がついているので、面倒かと思っていたインパネの穴開けがカッターひとつで簡単に開けられてしまった。
ディーラーオプションでETCを選択すると2万円以上(さらにETCセットアップ代別途)と高額だが、自分で作業すればETC本体・取り付けステー・セットアップ費用込みで1万円程度。
DIYができる人なら、ETCはオプションオーダーではなく、DIY純正風ビルドイン取り付けがオススメです。
純正ETCは高過ぎるので買う必要なし
ディーラーオプションは市販価格に比べると随分お高いのが相場である。
JB64/JB74ジムニーも例に漏れず同様で、ETCの価格を見てぶっ飛んだ。
ETC2.0は4万円以上、一番安いナビ連動なしでも2万円以上でさららにETCセットアップ費用は別というのではないか。。。。
ETC取り付けなんてナビ取り付けのついでだし、大した工作も必要ないので、もちディーラーオプションでは注文せずに楽天で買うことにした。ネット通販でも、車検証のコピーを送ればセットアップ済みで発送してくれるので、DIY取り付けして即使用可能だ。
ETC機種の選定
機種選定
選択したETCはナビ連動なしの低価格帯では定番のPanasonic・CY-ET926D。
車検証のコピーを送ればセットアップ済み(ETC本体に車両情報の書き込み)で送ってくれるので、あとは取り付けるだけでOK。
購入の決め手はコレである。
南ちゃんの声で案内してくれるなんて!(残念ながら、南ちゃんの声色ではなかったけど。。)
というのは半分冗談で(半分ほんと)、JB23ジムニーでも同機を使用していて、コレで必要十分だと思っているからである。
JB23はビルドイン取り付けではなく、インパネに両面テープ固定。
Panasonic・CY-ET926Dの楽天レビューでも、レビュー数は1920件で平均4.75と鬼のような高評価。ETC2.0もナビ連動もないシンプル機種ではベスト機種である。
ETC2.0は不要
ちなみに最近はETC2.0なるものがあるが、メリットは現状次の2点しかない(料金的なメリットのみピックアップ)。
ETC2.0の料金的メリット
①圏央道が20%オフ
②一部指定ICで道の駅途中下車ができる(高速降りて道の駅に寄って、また同じICで高速乗れば追加料金なし)
①も②も大したメリットではないので、現状ETC2.0のために高いETC車載器を買うメリットはない(圏央道を通勤で使っているならすぐ元が取れて、大きなメリットになるが)。
ETC2.0だけ高速道路大幅割引します!というサービスが登場してからETC2.0の車載器買っても遅くはないだろう(今の所、いつそんなサービス始まるか全然わからないが)。
ナビ連動も不要
ナビ連動のメリットは次の2点。
ナビ連動のETCのメリット
①ナビ音声が車のスピーカーから出る。
②通行履歴をナビから見ることができる。
これだけのために、数千円高いナビ連動機(さらに接続ケーブル必要)を買いますか?という話。
48Rはどちらもいらないので、ナビ連動機は購入しなかった(ファミリーカーのハイエースはナビ連動ETCだが、ほとんど恩恵にあやかってないので、ジムニーではキッパリ切り捨てる)。
JB64/JB74ジムニーのETCビルドイン取り付け方法
カッター1つで簡単に純正風ビルドイン取り付けができてしまう。
ETCの電源はナビから取るので、ナビ裏へのアクセスが必要です。
作業時間:60分
作業難易度:★★☆☆☆
必要工具
- 2番のプラスドライバー
- カッター
- ハサミ
- 10mmソケット&ラチェット
- 内装剥がし
必要部品
ETCをインパネ裏にセットするため、台座が必要。
「エーモン 7225 ETC取付アタッチメント」なら、今回購入したETCとJB64/JB74ジムニーにぴったり適合する。
手順①バッテリーのマイナス端子の取り外し
電装系カスタムの基本。ショートしてヒューズを飛ばしたり、最悪車両火災の原因にもなりうるので、バッテリーのマイナス端子は外しておく。
ジムニーのバッテリはボンネットを開けて左側(車体右側)にある。
10mmソケットレンチでマイナス端子のターミナルを緩めて外してしまおう。
バッテリーを外すと時計がリセットされたりカーナビのメモリに影響がでるかもしれないので、48Rはカーメイトのメモリーキーパーで保護している。
OBD2アダプタから、メモリ保護に必要な電力を供給するパーツ。
手順②ハンドルコラム右側のパネルの取り外し
パネルは手で手前に引っ張ると簡単に外すことができる。
パネルを外すとコネクターが2つ見えるので、これらも外す。
ちなみにパネルの裏側はこんな感じ。差し込み式の爪6本で固定されている。
手順③パネルにETCビルドイン取り付け
外したパネルにはETC用の切り取りガイド線が入っているので、カッターで穴を開ける。
お次はETCの台座パーツ。
パネルにETC台座を取り付ける。
ETC本体には、台座に付属している隙間埋めスポンジと、ETC固定用の両面テープを貼り付けて、台座に固定する。
こんな感じで、純正風にパネルにビルドインすることができた。
手順④ETCアンテナの取り付け
ETCアンテナケーブルを引回すために、まずはピラーカバーを外す。
ETCアンテナはアンカー代わりに付属のスポンジテープを巻いて、天井内装内に押し込んでいく。
内装を浮かせながら作業すると押し込みやすい。
ケーブルはピラー内をサイドエアバッグに干渉しないように引き回して、ピラー根本からダッシュボード内へ。
手順⑤ケーブル引き回しのため、メーターの取り外し
ナビ裏から電源を取りたいので、そこまでの作業通路を確保する。
まずはハンドル下のレバーを引いてハンドル位置をめいいっぱい下げる。
メーターパネルは手前に引くだけ。ここは簡単に外れた。
スピードメーターを固定しているネジ2本を外す。
スピードメーターに刺さっているカプラー2個を解除すればメーターの取り外し完了。
ピラー根本から引きこんだETCアンテナケーブルや電源ケーブルは、メーター裏を通してナビ裏へ。
手順⑥ナビの取り外し
ナビ裏から電源を取るため、ナビを取り外す(下はナビレスですが、手順は同じ。48Rはナビの取り付けとETCは同時に作業した)。
まずはナビ下のプラスチック部品を手前に引っ張って外す。
爪の形状はこんな感じ。上下に挟むようにして引っ張ると爪が解除されて外しやすかった。
カバーを外すとナビパネルを固定しているネジが2本見えるので、こいつも外す。
あとはナビパネルを手前に引くと外れるのだが、素手で外すには少々コツが必要。丸の部分で爪がしっかりとかかっているので、ナビパネルの上部を下に押し下げるようにして爪を解除してやると、素手でも外すことができる(結構硬いので、プラスチックが硬くなる冬は苦労するかも。そういうときは傷防止の養生をして、内装剥がしを使おう)。
手順⑥ACC電源・アースの接続
今回のETCは「ACC電源」、「アース」の取り付けが必要。ETC機種によってはさらに「常時電源」も必要になってくるが、全てナビ裏から取るのが一般的だろう(ヒューズからも電源を取る事ができるが、ヒューズボックスの蓋を閉められなくなるので、48Rはこの手法はあまり好きではない)。
どのメーカーのナビの取り付けキットにも周辺機器への電力供給用の分岐線があるので、それを利用する。
常時電源が必要なときは「メイン電源のサブ電源」に接続(黄)、ACC電源が必要なときは「アクセサリー用電源のサブ電源」に接続(赤)すれば良い。
今回のETCはACC電源が必要なので、ACC電源のサブ電源(赤)に接続した。
もしナビのキットによってACC分岐がなかったら、エレクトロタップなどの分岐接続端子を利用しよう。
アースはナビ裏のネジに接続(ちなみにナビ裏には4本のネジがあるが、上2本はアースに落ちていない)。
手順⑦ETC本体の取り付け
最後にケーブルをETC本体に接続して、余ったケーブルは適当に束ねてパネルを戻す。
完成!うーむ、純正オプションと遜色ないビルドインで素晴らしい(自画自賛)。
JB64/JB74ジムニー
ETC DIY取り付けまとめ
JB64/JB74ジムニーのETCビルドイン取り付けは、面倒なインパネの穴開け作業もガイド線があるので、余裕のよっちゃん。
ディーラーでETCを頼むと高いので、DIYを楽しめる人なら自分でやっちゃいましょう。2,3万円の節約になります(ナビもDIY取り付けしたら5万円近く浮きます)。
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。